2013年11月 3日 (日)

■1103■

トークイベント『オッサンになったから、美少女フィギュアでも作ろうぜ!』
A日時:11月17日(日) 15時~17時 ※延長あり
場所:模型塾() 
出演:廣田恵介、べっちん、東海村原八
備考:入場無料

プラモデルにおける美少女フィギュア・キットのパンツ再現の歴史を語った『人類は、いかにしてプラモデルの金型にパンツを彫りこんできたのか。』に続き、「実践編」として、自らフィギュアを自作しはじめたオッサン2人が模型塾に来る!

製作中のフィギュアを公開しながら、私とべっちん氏(某フィギュアメーカー勤務)が、あれこれ見苦しい言い訳をします。ツッコミ役は、模型塾で「フィギュア原型入門」などを開講しているプロモデラーの東海村原八氏。

「いまフィギュアを作っている」「これから作りたい」人にとっては、精神的ハードルが下がること請け合い。ちょっと模型の知識があったほうが、より面白いかも。
ネット配信もあります()。べっちん氏は『プリキュア』を作っているらしいので、このイベントに持って来させます。楽しみ!


変更があれば、当ブログで伝えていきます。よろしくお願いします。
★参考にどうぞ。GIGAZINE『見えない部分のパンツを作り込むフィギュアメーカーの技術力の無駄遣いを現役パッケージデザイナーが解説』(

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2010年10月 8日 (金)

■映倫は、登場人物の自由をさえ、もぎとる■

いよいよ、徳島でのイベント「眉山山頂秋フェスタ×マチ★アソビ」の開催が、明日に迫りま0801した。
「アニメ評論家徹底トーク! アニメ業界ここだけの話 アニメ語り ここまで話すと気持ちイイ」は、10日(日)の14:15~開催です。

友人が自分用に作成した、スマートフォン対応の非公式タイムテーブルが、細かくカテゴリ別けされていて、便利かも→こちら

では、眉山山頂でお会いしましょう!


映画『ぼくのエリ』表現規制について。
全興連から、3度目の回答が来ましたが、あまりに実務的なので、載せる必要はないでしょう。向こうも面倒になったのか、事務局長の名前を外してきました。全興連は映倫の下部組織ですから、まあこんなとこでしょう。

その映倫への質問状ですが、回答期限まで、あと一週間となりました。このままバッくれた場合、プランBが発動しますので、映倫の先生方、よろしくお願いします。


私が問題にしているのは、『ぼくのエリ』のスクラッチ(引っかき傷)に代表される、過剰な自主規制の押しつけです。全国で公開される映画が、たった5人の審査委員の独断のみで平然と傷つけられ、観客の「見る権利」が侵されている。

「北米版のDVDを買えば、ノーカットで見られる」ことは解決策ではない。「日本で戦争が起Bokueli_sub1_large_2 きたら、海外へ逃げればいい」と言っているのと、同じこと。
これは、個人の自由であると同時に、国家の品位の問題なんです。

繰り返しになるが、『ぼくのエリ』で、エリの股間(手術跡があるだけで、性器は映っていない)を隠したのは、世界中で日本のみである。
この体たらくでは、「日本は表現の自由もない、頑迷固陋な規制国家」と指さされても、言い訳できない。『ぼくのエリ』を後援しているはずのスウェーデン大使館、全国の映画館の加入している全興連が役立たずである以上、映倫に抗議できるのは、窓口で入場料金を払った観客のみだ。


これから書くことは、いわば傍系的動機、私的な憤りです。

『ぼくのエリ』の「ヒロイン」であるエリは、吸血鬼であるがために、昼間は外へ出られません。また、人間の生き血を飲まないと生きていかれないので、罪のない人を殺さざるを得ない。つまり、エリは、「自然」と「社会」から拒絶されたマイノリティです。

その一方、エリは200年以上も生きており、老いや死から解放されています。
また、原作を読めば分かりますが、「彼女」はかつて少年でした。しかし、男性器を切り落とされたため、少年ではなくなりました。かといって少女でもない。しかし、少女として振舞う自由を「彼」は手に入れたわけです。

エリは、自然や社会からは忌避された存在ですが、心の中は女でも男でもない。性差にとらわれない自由さが、エリの旺盛な生命力のみなもとです。
男でも女でもないからこそ、主人公のオスカーと、恋愛や友情をも越えた、深い命の絆を結ぶことが出来たのです。
そんなエリの自由の証が、映画では「股間に残った手術跡」が映るワンカットだったはずです。
その自由のシンボルを、わが国の検閲機関は、醜く塗りつぶして、「性の自由などない」ことにしたのです。こうして書いていても、胸をえぐられる気分です。
映倫は、映画の自由だけではなく、登場人物の自由をさえ、もぎとっていく。

――このような個人への抑圧を、「そういう時流だから」程度の理由で、軽率に行っていることが、また許しがたいのです。


今さらですが、『戦場のピアニスト』を見ました。ドイツ兵は、ユダヤ人を殴るとき、いちいち理由を言いませんね。映倫も、フィルムに傷をつけるとき、何の説明もしません。

(C)EFTI_Hoyte van Hoytemahttp://pia-eigaseikatsu.jp/piaphoto/title/240/154212_1.jpg

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2010年9月20日 (月)

■抑圧が強ければ、反発が生まれる■

『マチ★アソビ』の公式サイトに「氷川竜介&廣田恵介 アニメ評論家徹底トーク! アニメ語り ここまで話すと気持ちイイ」が、告知されてしまいました。

最初は、「僕は評論家じゃないし、聞き役に徹します」と交わしていたんですけど、どういうネタであれ、構成であれ、絶対に面白くします。
せっかく小さい飛行機(ジャンボジェットじゃない)にスシ詰めで行くんだし、東京では話せないトークにします。
10月10日14時15分から、眉山山頂パゴダ広場にて!


先日の『けいおん!!』最終話に関して、ちょっと書き忘れた。
梓が、唯たちの方を向く芝居。見知らぬ先輩の胸に花をつけてやって、その先輩の歩いていった方角を、それとなく見送ったら、そこに唯たちがいた……というのが、演技の流れなんですね。
何かキッカケがないと、人間の身体って、動かない。リアリズムですね。

実際、実写の監督から演技のレッスンを受けると、キッカケなしに動けないですよ。段取りっぽく動くと、すごく不自然になる。
でも、『ハートキャッチプリキュア!』を見たら、ぜんぜん違う。主人公たちがハッと見上げたら、いきなり敵がいる。でも、それは『プリキュア』のルールだから、それで正しいの。

その作品が、自ら敷いたルールさえ外さなければ、それでいい。


Twitterで、アニオタ保守本流こと古谷経衡さんが、『けいおん!!』の最終回に激怒していた。彼は彼のルールを貫いていると思うし、意見の違う僕のような人間と飲み明かしてくれたから、好感を持っている。

だから、彼に対する反論ではないんだけど、「物語の最後にキャラクターが成長しなければ終われない」という認識が、すでに紋切りなの。
前にも書いたけど、成長というのは、その時代の社会規範に合わせる、大人の都合に自分の心や体を適合させる、ということでしかない。

「貴様らの体に軍服を合わせるのではない。軍服どのに、貴様らの体を合わせていただくのである!」……これが、社会というものです。
そして、そんな価値は、今の社会にはない。映画『ぼくのエリ』表現規制について、しつこく追い回しているのは、社会を少しでもマシにするためだ。


いま、『ガンダム』シリーズの原稿を書いているけど、改めてギョッとしますよ。
2007110605321258415ファーストなんて、「女に作戦を聞くわけにはいかない!」とアムロが言っている。カイはミハルの死を「ジオンを徹底的に叩く」ことにすり替えているしね。そんな「成長」は、願い下げです。

それが、『Zガンダム』になると、「大人をやりゃあいいんでしょ!」になる。僕のように気ままな仕事をしていても、この言葉は、とても痛切に聞こえる。

アニメは、もともと児童文化だった。いまでも、まったくの門外漢に「アニメの記事を書いてます」と言うと、「子供向けですか?」と言われるけど、それで正しいと僕は思う。
抑圧が強ければ、反発が生まれる。エネルギーを失わないために、アニメは社会の鼻つまみ者でありつづけるべきだと思う。

その代わり、本格的な規制をはじめるのであれば、ただでは済まさないぞ、ということです。


『ぼくのエリ』表現規制問題で、「結局、ボカシを入れたのはアグネスなのかよ」と誤解している人がいて、笑いました。
でも、『ぼくのエリ』で傷だらけにされてしまったワンカットを見たとき、アグネス・チャンの発言と、まったく同じ匂いがしたんです。

2年前、スウェーデン本国で『ぼくのエリ』が公開された頃、アグネス・チャンがNHKの『視点・論点』に出演し、「もちろん、表現の自由を守りたいんです。そして子どもたちも守りたいんです。どうか皆さん、知恵を出しあって、そして両方守れる法律をつくってもらいたい。これが私たちの願いなんですね」と、無茶をおっしゃいました。→こちら

面白いことに、映倫の大木圭之介委員長も「『表現の自由』を護り、同時に『倫理を維持』することは、決して易しいことではありません。わたしたち委員(5人)は、かつての検閲のような規制概念に陥ることなく、あくまで謙虚な姿勢で、難しい二つの目的を果たしてゆきたいと思っています」と、似たようなことを映倫のホームページに書かれてます。→こちら

ここで使われている「表現の自由」という言葉の、何という軽さ。
誰か一緒に戦ってくれ、とは言いませんが、番組を聴いて問題意識は持ってほしいのです。→談話室オヤカタ#270

(C)創通・サンライズ

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2006年12月 1日 (金)

■この町で一番高い塔■

写真に撮ると、血のついた台本に見えかねないが…内田朝陽さんのサインの入った『スピードマスター』の台本だ!
061201_15230001赤いサインペンしかなかったのが、いけなかったかな……? ともあれ、内田朝陽さんのビデオコメント撮影をもって、イベント用素材はすべて終了。内田さんの演じた役のセリフの大半を僕が書いて、それを内田さんがしっかりと自分のものにしてくれていたので、思わずサインとツーショット写真を。もちろん、俳優からすれば誰が書いたかなんて関係ないだろうから、ありがた迷惑だったかも知れないが。
帰宅したら、アイドルグラビアのポエムが3本も発注されていた。いちもにもなく引き受ける。言葉で肉体に関与するのは、面白い。

ちょっと昨日の補足というか、コメント欄に書いたことを咀嚼する。
死んだぐらいで作家の価値は落ちないよ。それを大げさに「日本文化の喪失」みたいに騒ぎ立てるのは気味が悪いよ。「ウルトラマンの新シリーズは、ぜひ実相寺監督に……」って、それはお前が『ウルトラマン』しか知らないからだろ。ガンダムに出演していた声優さんが何人か亡くなったけど、みんな「セイラさんが」「ブライトさんが」「マ・クベ大佐が」って程度の認識しかないでしょって。俺の少年期の思い出に「死」が関与した、これはちょっと追悼でも書くのが大人の態度かも、いや書けるチャンスかも……ってことでしょ。
「死んだ有名人が持つ、この毒々しい娯楽価値って何……」(『ジェネレーションⅩ』より)
たまたま知ってた有名人が亡くなったからって、それを自己粉飾に使うなよ、みっともない。

ここ最近、致命的に勘が鈍っているので、田無のスカイタワー西東京まで歩いてきた。
061129_15440001いつもベランダから眺めるだけの建物が、いまや俺の体験の中に折り込まれた。
妄想の燃料は体験だ。見たいものは、自分の足で見に行くに限るね。

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2006年11月30日 (木)

■月の林に星の屑■

来年2月の須賀大観監督イベントのコメント撮影へ。
Ca270071_1出演者は、声優の大塚明夫さんです。ガトーであり、バトーであり、 ウィットニー・ハガス・マツモトです。どうして大塚さんが?と思う人は、黙って『ブリスター!』を見てください。大塚さんの演じたテラダの人物設定は、僕の知り合いがヒントになっている。出来上がった映画と、その時の体験が見事にリンクしているのには心底驚かされた。
コメントも長めに撮らせていただいたけど、その前後にかなり面白いお話をうかがった。俺、アニメファン、おっさん声優ファンで良かったよ。アニメ誌は、アイドル声優だけでなく、もっと中堅~ベテラン声優さんのインタビューも載せようぜ(ガンダム関係者ばかりじゃなくてさ)……亡くなってから「惜しい人を失いました」って弔辞は社交辞令以上のものではないでしょ。

実相寺昭雄監督の訃報も同様で、特に思いいれがなく、仕事上の恩義もないのにネットにお悔やみ書かなくてもいいよ。そのへんの感覚は、しゃあぽさんが書いてくれてるけど。俺にとっての実相寺監督は怪作『帝都物語』の監督であり、『悪徳の栄え』『屋根裏の散歩者』で無邪気にSM趣味を開陳する、例えば塚本晋也あたりと肩を並べる露悪、無頼の現役監督という印象だった。『姑獲鳥の夏』公開時にインタビューさせていただいたが、それ以前に中野の飲み屋で『シルバー假面』の構想を聞かせていただいた時のことが印象に残っている。「ああ、さすがは『帝都物語』の監督だ」と手に汗にぎったよ。 
『屋根裏の散歩者』の上映館で売ってたパンフ代わりの「キネ旬」(いや「ガロ」だっけ)は、下手すりゃSM雑誌でさ。電車の中で開いてたら、隣のサラリーマンがチラチラ横目で見るのさ。でも、俺は不思議と誇らしい気分だった。映画と個人の関係って、そうやってつくられていくんだと思う。

ご本人が映画を撮ることは、もう出来ない。でも、俺は『シルバー假面』未見だから、まだ実相寺作品は現在進行形なんだ。すごく楽しみにしてる。作品がダメだったら、もちろん怒るさ(笑)。

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2006年11月22日 (水)

■僕らは、もっとしたたかだ■

フィギュア王 No.106 24日発売!
106
●ピュグマリオンの小部屋 構成・文
毎号、細々と続けているドール情報ページ。
最近、奇妙なドールが出てくる夢を見て、やっと人形を「買う」のではなく「迎える」という気持ちが分かったような気がする……ので、厳粛な心構えで続けていきたい連載。

●Toy's NEW ARRIVAL 文
新製品情報ページ(ラスト1ページを除く)。 やまとさんのガーランド、自治軍カラーの方はサイトでも発表されてるけど、実はもう一種類「メガゾーン23 コンプリートボックス」というのが出る。俺もちょっと関わっている製品だけど、これぞ決定版だよ。さり気なく驚愕情報が出ているので、P83をお見逃しなく!
(なんでわざわざ書いたかというと、右ページの広告が目立ちすぎて、読み飛ばされる可能性があるため)

さて、来年2/17の須賀大観監督のイベント情報が散漫になりすぎていたので、専用ブログをつくっちゃいましたよ! イベントタイトルも『復活のスガ ~『スピードマスター』&『ROBO☆ROCK』への道~』に決定。
「なんで、そんなイベントやるの? 映画会社から金でももらってるの?」と勘ぐられるけど、金銭的には一円ももうからないですよ(出演者の皆さんも、本人およびプロダクションの好意だけでノー・ギャランティ、ノー・スポンサー)。
このイベントを開催する理由は、とても一言ではいえない。須賀監督への友情だけではないような気がする。僕らは、もっとしたたかだ。
――これぐらいの歳になると、眠った人間は眠ったまま。いちいち彼らを起こしてはられないから、まだ起きてる連中同士で楽しむ、って感じかな。

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2006年11月19日 (日)

■映像は所有できない■

そろそろ、『須賀大観復活記念謝恩祭』用のコメント撮影も終わりかなあ……と思いはじめた矢先、なんと須賀監督のもとに田中圭さんからのビデオコメントが到着!
田中圭さんといえば、『恋文日和』の一編『雪に咲く花』の! ということは、今回のイベントでは過去の作品についても語られる、と思ってください。年末ぐらいに、一度きっちり情報まとめないとね……

さて、ひさびさにアニメのことでも書きますか。
061118_23580001ダウンロード販売で買った『夏の記憶』という自主制作アニメ。 こういうものは、アタリかハズレかなんてケチなことは考えずに、とにかく買う。観たいときに買う。
で、中身は映像データ(画面はすごくちっちゃい)のほかに、pdfファイルでメイキングブックが付いている。どちらかというと、そのメイキングの方がメインではないか……というか、メイキング込みでひとつの作品、といえそうだ。しかも、高画質・大画面で観たかったらCD-ROM版を格安で買えるので、そっちを買って欲しいと最終ページに書いてある。つまり、ダウンロード版は安くて早い分、画質は低い(ので、本意ではないと制作者が認めてしまっている)。まあ、体験版みたいなもんだろうか。有料だけど。
20年前、中身も分からずに1万円以上払って買ったOVAが映画館で上映される悔しさは、これに近いものがあったのかも知れない。

僕は意地でも『夏の記憶』のCD-ROM版は買わないけど、気に入った映像はいつでも見られる状況にはしておきたい方だ。GLAYの『サバイバル』 なんかも、つい最近になって古本屋で買ったし。
061119_04550001でも、映像というのは機械がないと再生できないから、本を所有するのと映像ソフトを所有するのとは違う。「映像は所有できない」。意外と、みんな本能的にそこに気がついているんじゃないか……だから、高額なアニメのDVDにはフィギュアが付いたり、絵コンテが付いたり、「所有できるもの」でマニアを納得させる必要があるんじゃないだろうか。
だって、ガンダムのDVDですら1,500円相当のオモチャが付くんだよ? それって「所有感」を強化するツールでしょう?
僕がうっかり買ってしまった『夏の記憶』は、いつでも削除できる状態でPCの中に「ある」。それはやっぱり、「持っている」こととは違う。PCという機械に、『夏の記憶』が憑依したような感触。だから、やっぱり映像、映画というのは彼岸のメディアという気がするね。来年、『ガンヘッド』がDVDになるけど、それは『ガンヘッド』がお墓に入るってことでもあるんだ。僕らが手に出来るのは「ガンヘッドのDVD」であって、『ガンヘッド』という作品そのものじゃない。

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2006年11月17日 (金)

■ヒリヒリするような生っぽい感覚■

来年2月17日に開催の「須賀大観復活記念謝恩祭at新宿ロフトプラスワン」のため、恵比寿へ。イベント用ビデオコメント撮影は、まだ続いているのです。
061117_17560001←恵比寿駅・西口改札前で待機する撮影チームのリーダー、須賀大観(その正体は映画監督)。背後のサラリーマンの方たちとのテンションの差が激しい。

さて、ビデオに出演してくれたのは、『ROBO☆ROCK』(旧題『ロング・アームド・モンキーズ』)主演の塩谷瞬さん!
ファンの皆さん、お待たせしました!……もちろん、イベントに来られた方だけが見られるわけですが。
これで、ビデオコメント出演は中村俊介さん、北乃きいさん、中山祐一朗さん、本日の塩谷瞬さんで4人ですね。『スピードマスター』と『ROBO☆ROCK』のバランスを考えると、かなりいい感じになってきました。

なお、「須賀大観復活記念謝恩祭」に関しては、mixiの須賀大観コミュでも詳細をUP中。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1420448
事実上、須賀大観監督の公式ファンサイトですね。入会をお待ちしてます。

今回のイベントは2本の映画をキーにしてはいるけど、映画って撮影機と映写機が介在しているだけで、人間が生身でやることなんだよね。テクニックやコンセプト以前の、ヒリヒリするような生っぽい感覚が、映画をつくっていく段階には存在するはず。それトークショウという形で僕は確かめたい。それと、公開前の映画をキーにするイベントは、「映画の観客以前」のグレーゾーンに位置する人たちが集まるってことでしょう。
何というか、イベントをやる方も来る方も「無防備」。人生の中の2時間かそこらを使って、残りの人生に役立つことをしようよ。そんな感じです。映画のイベントではあるけど、人生のイベントでもあるんだよ。
続報をマテ!

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2006年11月12日 (日)

■その予感は隠さなくたっていいんだ■

下北沢は本多劇場、阿佐ヶ谷スパイダース『イヌの日』の公演会場にお邪魔してきましたですよ。先日予告したとおり、07年公開『ROBO☆ROCK』のキーパーソン“ニラサワ”を演じる中山祐一朗さんのコメント撮影のため!
Ca270067←中山祐一朗さんと須賀大観監督。中山さんはマチネの直後だったのに、大変お疲れ様でした。あと、『ROBO☆ROCK』だけじゃなくて、『スピードマスター』の竜之介も中山さんなんですよね。

こうした関係者のご好意と須賀監督とイベント主催の俺二人、ファントム無頼な撮影チームの地道な活躍で(最初は本多劇場と間違えてスズナリに監督を案内してしまった俺は下北在住歴7ヶ月)、来年2月17日の「須賀大観復活謝恩祭at新宿ロフトプラスワン」の準備はステルス的に進行中なのです。

詳細情報は、mixiの「須賀大観」コミュニティにも随時UPしていくので、mixi会員の方は自由に入会してください。なんか特典あるかも(ないかも?)。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1420448
mixi会員でない方は、ご一報くだされば招待します。メアドだけ教えてくだされば、本名その他は追及しません(笑)

さて、中村俊介さんや北乃きいさんのお名前で検索して来られた皆さんは、「なんだ、このキモいオタクなブログは!」は驚かれていることかと思います。
061111_22090001_1 (←取材のお土産でもらったガンプラも楽しかったが、やっぱり日本の萌えフィギュアはすげぇ。このフォルムと色彩の調和……。やはり、合成樹脂の塊が美を感じさせる、ということの意味は問いたださなくてはならない。視覚で快楽を感じるアプリケーションが、人間の脳内に何種類かあるのだと思う。荘厳な風景を見て起動するアプリと、このようなフィギュア製品を見て起動するアプリが全く別のものだとは、僕には思えない)

ただ、「人間の生きる目的は常に革命され、常に刷新されていく」と思っている僕にとって、イベントもアニメもフィギュアも、あるいは仕事でさえも等しく感動に至る道なのです。行きつ戻りつする道程を気ままに記録しているだけなので、多少キモいと思っても許してやってくださいよ、と。

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2006年11月10日 (金)

■さんじゅうごぶんのいち■

や・やべえ! 当初あれだけ「ガンダムでやる理由が分からん!」と疑問符を叩きつけつづけたUCハードグラフが俺の部屋にあるよ! スターゲイザーもあるよ!
Ca270060まあ、これは静岡の某ホビーセンターへの二回目の取材で、お土産でいただいたものなんだけど、最初からこの「ザク頭セット」だけは編集にも渡さなかったからね。「これは俺がもらう」って。
最近のいくつかの取材で得た確証は、来月発売の某誌別冊のガンプラ記事を読んでいただくとして、私的感想だけ言うと、1980年時点でこれがあったら、俺は失禁するぐらい興奮してたよ。イタレリのシャーマンをウェザリングしまくってた中学生だったから、「ガンダムの模型って、ミリタリーモデルだよね?」と本気で思っていた。「ダンバインの模型なら、当然フラゼッタ調のディスプレイモデルだよね? 油絵の具で塗りたいな」とか。いわゆる“キャラプラ”(という差別語が70年代頃にあった)であっていいはずがない!と本気で思ってた。
でも、「ミリタリーであるべき」「フラゼッタであるべき」というハイブロウな嗜好は、僕より年上の人たちの脳内にも当然ありつづけ、「ザク頭セット」はいわば、キャラプラで我慢をつづけ、ついにはキャラプラで成功したメーカーサイドの勝者の余裕なんだ。25年遅れの勝利宣言ですよ。ただ……もっと早く出してくれれば、俺は波に乗れたのになぁ……そして、途中で何があろうとも「ガンダムはミリタリー!」と信じつづける“愛の持久力”は、大いに見習うべきだと思ったですよ。
「決定権のあるオトナ」というものを想定した途端に、僕ら「決定権のないオトナ」は無力感を感じるわけだけど、愛と理想があって、さらに決定権のあるオトナには素直にリスペクトする。

★須賀大観復活謝恩祭(仮)情報
来年2月17日に行われる『スピードマスター』、『ROBO☆ROCK』の監督・須賀大観のトークショウ。『スピマス』の二人に続いて、いよいよ『ROBO☆ROCK』出演者のコメント撮影を開始!
mixiの「須賀大観」コミュニティでも詳細を掲載中なので、入ってね。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1420448
mixiが見られない人は、俺が招待しますので連絡ください(←本気)。

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