2014年3月 8日 (土)

■0308■

VISAカードが出来たので、来月のスウェーデン旅行のフェリーとホテルを予約。

4/14●成田→アーランダ空港 ストックホルム泊
4/15●ストックホルム観光
4/16●ストックホルム観光
4/17●ストックホルム→ゴットランド島へ ヴィスビィ泊
4/18●ゴットランド島観光
4/19●ゴットランド島→ストックホルムへ
4/20●未定 へーゲルステン泊 
4/21●アーランダ空港→成田 機内泊
4/22●帰国

……一泊か二泊、余計だったかも知れない。移動に丸一日確保しておかないと気がすまない臆病さが、このスケジュールに表れている(ゴットランド島へはバスとフェリーで行くが、4時間で着く)。旅行記を見ると、スウェーデンに来たついでに、ノルウェーやフィンランドまで回る人が多い。そこまでの行動力は、僕にはない。

ゴットランド島に二泊した後は、ストックホルム郊外、トレカンテン湖に近い安ホテルに二泊する。
昨年10月のクロアチア旅行でも、最終日は安くて交通の便の悪いホテルに泊まった。観光地から離れているがゆえに、さびれた首都のたたずまいを見ることが出来た。あれはまさに、「この世のどんづまり」だった。
Cimg0247_2あのときの写真。そう、Slavonska Avenue……この通りの向こう側へ渡れば、図書館や大学、洒落た並木道が姿をあらわす。しかし、通りのこちら側は、まるで地方都市だ。イケメン男がひとり、カフェでサッカーの試合を眺めているな?と思ったら、金髪のガールフレンドが男の肩に頭をのせて、目をとじている。
そこには、ヤンキー文化の香りがあった。黒ずくめでツンとすました、あの知的な女たちは、そのエリアにはいない。ガイドブックには決して載っていない、異国の横顔が見られただけで、僕は満足だった。

無関心の顔をした、夜の幹線道路。僕は、何度も通い歩いた。硬質な哀しみ、のような力強い感情が、心の底に広がっていった。孤独や夜は、僕を強くしてくれた。


いろいろ調べていたら、スウェーデンに関することが二件。

ひとつは、スウェーデン人の日本アニメファンがつくった自主制作アニメ、『Senpai Club』()。
Untitled「これをつくった人たちと会えないかな?」と、ちょっと思っている。ストックホルムに5泊もするんだから、大量に日本アニメのお土産を持っていくんだけどな。
そして、ここまでの下地があるから、スウェーデンで日本製の二次元美少女のイラストが「児童ポルノ」として扱われたんだろう。

『漫画はいかにして児童ポルノとされたか』(うぐいすリボン
スウェーデンの夕刊紙「エクスプレッセン」に掲載された記事の日本語翻訳版。「日本の漫画キャラクターを描いた51枚のアマチュア絵」を単純所持していたスウェーデン人が、起訴された。

おそらく、リンク先の文章を読む人は少ないだろうから、記事を書いたホーカン・リンドグレーン氏の言葉を引用する。
「度々言及されるこの児童一般への侮辱というものは、そもそもどのように行われるのか? 児童一般が見てもいない絵によって侮辱されるのなら、読んでもいない文章によって同等に侮辱されないのはなぜか?

この侮辱は、妙に限定的に発生するものらしい。もし私が絵に描いた児童の服を脱がすことが許されないのなら、なぜ撃ち殺すことは許されるのか? 絵に描いた児童の命を奪っても、児童一般は侮辱されないのか? 答えは簡単。これは児童の問題ではなく、ある種の大人たちの問題だからだ。すなわち、自分自身の考える最悪は何か――絵か、児童虐待か――自分自身で未だに明確にできていない大人たちと、純粋に利便のために両者を同じ法律で裁くことを好んでいる大人たちの問題だ。」


「ロリコンに人権はない」と正義の暴論をふりかざす人たちの、何人がこの問いを正面から受けとめることができるだろう? ホーカン氏の意見に反論があるなら、是非聞きたい。

大人たちが「自分にとって最悪の罪とは何か?」という重たい罪悪感から、苦しまぎれに考えだした概念が「児童ポルノ」なのだ。だから、国内のニュースでも、「17歳以下の子供たちが自ら撮った裸の画像」は、まるで問題にされない。なぜなら、それは大人たちの罪悪感とは関係ないから。
「大人が大人を罰すること」が、児童ポルノ禁止法の目的と化してしまっている。キリスト教圏で、多数の聖職者が万単位の子供たちを性的に虐待しているのに、国内の推進派はこの事実には決して触れようとしない。卑怯だ。実際に起きてしまった犯罪を追及する努力を放棄し、「これから起きるであろう犯罪」「見方によっては、もう起きているかも知れない犯罪」を創出し、その手近で楽チンな作業にだけかまける。包丁を持った相手からは逃げ、包丁を持つかも知れない相手をだけ、前もって罰しようとする。

自分を汚れていると思いたくない大人たちが、「私のことはさておき、おそらくアイツは汚れているであろう」と、他人に罪をなすりつけたがっている。薄汚い正義感。その怠惰さを、僕は嫌悪する。

(C)makebabi.es

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年3月 6日 (木)

■0306■

カードが出来ないと、フェリーやホテルの予約が難しいため、スウェーデン旅行のあれこれは凍結中。
Caeexc0eストックホルムは、基本的にホテル代が高い。ニーネスハムンは、フェリー乗り場から何キロも離れたところにしかホテルがないので、宿泊はあきらめる。ゴットランド島のホテルも、今のところ一軒しか見つけられず……と、不安要素は多い。

昨年3月、初めての海外旅行から、早くも一年が経過した。


録りためたアニメを、4本ほど続けて見る。
前から気になっていたことだけど、声優さんの「…ウッ」「…グッ」というリアクションの芝居が、あまりに多すぎる。顔のアップで無言だと、必ず「…ウッ」と唸る。パターン化していると思う。
『Wake Up,Girls!』なんて、7人全員がいっせいに「…グッ」とハモっていたからね。感情表現、貧しすぎるでしょ。

ある音響監督さんによると、実写映画の俳優さんがアニメに出ると、「…ウッ」「…グッ」が出来ないのだという。つまり、アニメの中だけでしか通用しない表現。そういうのは克服して、表現の幅を広げたほうが方がいい。
『なるたる』という漫画で、たった一言だけ記憶に残ったセリフは「多様性がなくなると、外圧に対して弱くなる」。多様であることが、その表現の生き残っていく条件ではないだろうか?


児童ポルノ禁止法関連で、いくつか。
『山田太郎議員秘書・坂井崇俊氏「児童ポルノ法改正案について(法案提出者の1人である)平沢勝栄議員に要望書を出す』(二次元規制問題の備忘録
公開質問状にしなければ、「要望は聞きました、ハイ」で終わりだね。映倫から回答を引き出した僕が言うんだから、間違いない。

『自ら裸を撮影42%=児童ポルノ過去最悪-スマホ普及が背景・警察庁』(
「身元を特定した子どもについてポルノ画像が作られた方法を調べたところ、自画撮りが63人増の270人で最も多かった。」……こういうケースについては、「児童本人が、どのような過程で撮ることになったのか」は、ほとんど問題にされない。いきなり「大人が脅して撮らせた」前提で話が進んでいる(いったいぜんたい、児童本人は「製造」の罪に問われないのだろうか?)。
中学生だったら、同年代の異性が気になるだろう。高校生同士なら、セックスまでいかなくとも、キスぐらいはするだろう。そのグラデーションを「児童」の一色で塗りこめていることが、この法律の乱暴さだと思う。


LGBT(L=レズビアン、G=ゲイ、B= バイセクシュアル、T=トランスジェンダー)の権利が、いま流行っているらしいね。「LGBTの市民権を守る」文脈で「ロリコンのような犯罪予備軍の人権まで守る必要あるのか?」という議論を、ちょくちょく目にする。
つまり、小児性愛はSMやスカトロと同じような性癖のひとつにすぎないから、セクシャル・マイノリティとしかカウントすべきではない(したがって人権を守る必要もない)という意見。
性癖のひとつに過ぎないなら、他人に迷惑をかけないかぎり放っておくべき。わざわざ「そいつらの人権は配慮しない」と言い出すことが、すでに暴力なんすけどね。

何度も例に出したくはないが、僕の母親は父親に刺し殺された。
そのときね、ある編集者が得意満面で言いいましたよ。「人を殺したからって、人権が消滅するわけじゃないんですよ」って。弁護士も、同じことを言った。「○○さん(犯人の名)にも、権利がありますのでねえ」。
友達にも言われたよ。「お父さんを恨むなんて、それは辛い選択になるよ」。「殺した側だって、辛かったんだと思うよ」。お前たちの慈悲深さには、ありがたくて涙が出るよ。お前たちは分かりやすい。「人を殺す」という極端なパターンにおいては、軽々と「殺した側の人権」を口にする。「殺された側の人権」に想像の及ばぬ連中が、いけしゃあしゃあと「死刑反対」などと綺麗事をぬかすのさ。

お前ら、本気で弱者の側に立ったことないだろう?
LGBTが流行っているから、脱原発と同じノリで「性差別反対」と言い始めただけなんだろ? 同じ口で「死刑反対」とも言ってるんだろうな。自分だけは、何の罪もまとっていないかのような涼しい顔で、正義をネタに自慰をする連中。


話が、とっちらかった。
つまり、少女であれ少年であれ、児童に対して心ひそかに欲望を持つ者たちは、社会から人権を奪われる覚悟をせよ。心ひそかであっても、犯罪につながる可能性があるので、欲望をもつこと自体を禁ずる。思うこと、考えること、感じることさえ罰してやろう――魔女狩りを望んでいるのは、多くの「リベラルな」人たちだ。
いまや、児童ポルノ法がどうなるかより、そういう人たちの存在が、僕は怖ろしい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年2月22日 (土)

■0222■

いま、シャア・アズナブルに関する、短いけど濃い記事をつくっていて。いろいろ過去の文献を読んでいて、この会話で笑った。

シャア「戦いの中で、人を救う方法もあるはずだ! それを探せ!」
カミーユ「あるわけないだろ!」


これ凄いな。シャアがエゥーゴに参加したのは、やっぱりティターンズの横暴さを知って、びっくりしたからだろうね。「ティターンズやばいな。これ何とかしないとな。政治か……政治は苦手なんだよな。モビルスーツのことしか知らないんだよな。でも何とかしないとな」程度の認識と動機しかない。
カミーユは衝動的で、「ティターンズむかつく! 俺、モビルスーツ動かせる! やっちまえ!」 こんな勢い。脊髄反射。そこが、アムロのような文系ニュータイプと違う。「140字でツイートして、伝わらなければいいや」みたいな。「今、Skypeあるし、LINEあるし」みたいな勢いで「ガンダムMk-Ⅱ? Zガンダムの方が早いじゃん。変形するし。俺、自分で作るし」と、本当に作っちゃう。

対して、シャアは百式に乗ったとたん、「ガンダムの出来損ない」と、過去文脈で否定されてしまう。
『逆襲のシャア』は、恵まれてるんだよ。しょせんは同世代の内輪もめ同窓会で、「情けないやつ」「あんな小娘にうつつを抜かして」とか言ってもらえるから。『Zガンダム』のシャアは、コミュニケーションしてもらえないから、キツいよね。カミーユ、文脈ぶっとばして来るからね。
シャアは、ティターンズという体制に対して、左派に立とうとしたんだろうね。だけど、何しろ出自が「赤い彗星」で、ぜんぜんリアリティないわけで、理論武装しないと左派に加われない。『ガンダム』から『Zガンダム』へ枠組みがシフトするとき、シャアだけ苦しいんだよね。「父の復讐のため」とか言って出てきた、ウソっぽいキャラだから。

反目しあいながらも、同世代で「情けない」と言い合える『逆シャア』が、ややお疲れ気味のオジサンに支持されてるのも分かるような。……こういうガンダム語り自体が、若い人にはウザいってのも、最近やっと実感できてきた。


昨夜は、YouTubeで『テラポリ』という番組を見ていた。テーマは【山田太郎参院議員に聞く「児童ポルノ禁止法『改正』問題」】

この番組に寄せられた意見で、「児童ポルノと呼ばずに、児童性的虐待記録物と呼ぶべき」、これは国際刑事警察機構が日本に提言しているそうです。「児童性的虐待記録物」。それを所持することを禁ずる。それなら分かる。「児童ポルノ」という言葉には、すでに「異常」「享楽的」「取り締まるべき」というニュアンスが入っている。さらに言うなら、“ポルノ”には創作物も含むかのようなニュアンスがある。
ニュアンスではなく、ロジカルに「児童性的虐待記録物」と呼ぶと、焦点がはっきりしてくる。被害者の存在も、強く意識できる。創作物は含まれない、と明言しているし。

推進派も反対派も、「実在の被害児童を救済する、保護する」という点では一致しているはず。しかし、推進派が不勉強で論点をズラしまくるから、「児童ポルノ」という恣意的な言葉の意味が、いびつに膨らんでしまう。


例えば、自民党の高市早苗議員の「児童ポルノ禁止法改正案」Q&A(

現行法第2条3項に基づき「児童ポルノ」の例を挙げますと、「性交や、性交に類似する手淫・口淫・同性愛などの行為を撮影したもの」、「児童の性器を触る行為、児童が大人の性器を触る行為を撮影したもので、性欲を興奮させ刺激するもの」、「全裸や半裸の児童に扇情的なポーズをとらせて撮影したもので、性欲を興奮させ刺激するもの」です。

……「現行法に基づき」って言うけど、「同性愛」なんてどこに書いてあるんですか? 現行法第二条3項は、以下のとおりです。

一 児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態

 他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの
 衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの

「全裸や半裸」とは書いてないです。「性交に類似する手淫・口淫・同性愛」って……どういう状態なんだろうな。イメージがつかめない。
推進派議員から、「なるほど、ごもっともです」という主張が出てきたことあるんですかね? 僕ら反対派に「参りました、規制強化してください」と言わせてみなさい。


だけど、論理破綻のまま、畳み込みにかかっているから規制推進派は怖いんです。
『小4女児連れ去り図る=容疑で足立区職員逮捕-刃物で脅し手足に手錠・警視庁』(
「自宅からは女児を描写した性的な内容の同人誌約2000冊が押収されたという。」――これ、警視庁の発表だからね。発表しなくてもいいのに、わざわざ歩調を合わせている、世論をつくろうとしている。
これでまた、推進派の平沢勝栄議員が、「ホラやっぱり!」「同人誌と性犯罪は因果関係ある!」と言えるわけですよ。論理で説得する必要、ないよね。

国会議員の不勉強ぐらい、警察とマスコミがカバーしてくれる。権力って、そうやって形づくられるんだね。東京オリンピックまでに、コミケは滅ぼされるかも知れないね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年2月21日 (金)

■0221■

そもそも、テレビはアニメと映画しか見ないので、ソチ五輪とかまったく興味ないんだが、日本の代表として送られた選手を、「負けると分かっていた」なんてよく言えるな、この死にぞこない。(

泣くかと思うほど、怒りました。この発言には。怒りのFAXも、森喜朗の事務所に送りつけました。
76歳のジジイが、23歳の女の子に「恥をかかせることなかった」って、老害にも限度があるだろ? 一体どこまで弱者に冷たい国なんだよ? 若い子たちが石を積み上げても、老人たちがいつも横から蹴り倒す。ぜんぶ水の泡にする。日常的に起きてることだよ。

もう、いい加減に分かったでしょ? いちばん弱い相手を、いちばん強く叩きのめす国なんだって。「そんなこと言うお前は在日だろう」「日本から出ていけ」とでも言われるんだろうけど、僕より辛い目にあってる人たちが、いっぱいいる。その人たちを思えよ。


最近は、児童ポルノ禁止法のことしか書いてないので、このブログの読者はだいぶ減っただろうな。
僕の知り合いには、幼い頃に性的虐待にあった人もいる。望まない性関係を強要された人。彼女たちはもう、僕と同じ空気を吸いたくないかも知れないな。彼女たちのくやしさを、何とか想像しようと試みた。昨日一日、ずっと。

結局、母が刺殺されたあの日に、気持ちが帰る。警察から電話があったあの瞬間に。
法廷で見せられた、母の無残な写真。検視解剖の写真。それらが、もし面白半分にネットで出回っているとしたら、僕は法的手段で戦うだろうな。母の名誉のために。

警察やら検察庁やらから、ヘトヘトになって帰って来るでしょ? 2ちゃんねるに、事件のことが書いてあったよ。母を性的に誹謗する書き込みもあった。
だけど、人の心に命令はできないからね。残虐なゲームや映画によって、なんとか正気をたもっている人たちもいる。心ほど、もろいものはない。心ほど、多様なものはない。
母を殺した犯人は憎むが、事件そのものを面白がったり、笑った人までは憎めない。嫌悪しないし、馬鹿にもしない。そこまで強靭な心を、僕は持っていない。


児童ポルノ法に関しては、平沢勝栄議員に質問状を送ろうと考えている。もし回答がなかったら、「国民の声を無視した」ことになるので、法的対応を考える。

「単純所持禁止」は、やはり看過できない。これを通したら、「漫画の単純所持禁止」への門がひらかれる。あとは、一直線だろう。
確かに、見ていてひどすぎると思った漫画もある。だけど、「気持ち悪いから法で縛れ」は思考の放棄、戦闘の放棄だ。「こんな漫画は間違っている」と思ったなら、あなたの言葉と声で戦うべきなのだ。母が殺されたとき、僕は戦った。考えることは、戦うこととイコールなのだ。考えること、戦うこと、それこそが意志の証明だ。

警官に、街で呼び止められたことある? 彼らは思考を放棄しているし、こちらにも放棄を迫る。「逆らえば逮捕する」、それが今の日本の警察。自民党議員も同様。「権力に逆らう者からは人権を奪う」。そいつらに一言も言い返せないなんて、屈辱だからね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年2月19日 (水)

■0219■

ひさびさに、「今朝まで一睡もせずに作業しちゃいました!」 徹夜自慢を聞かされた。
なるほど、これから私とミーティングしようというのに「スケジュール管理できてませーん!」と宣言するとは、いい度胸だ。私との打ち合わせなど、寝ぼけまなこで十分ってことだな。一挙に、モチベーションが下がる。

仕事を請けるときは、まず寝る時間を計算する。「30分ほど寝られる」「4時間も寝られる」だって? 6~8時間ぐらい、しっかり寝ないとダメだ。先に決まっていたスケジュールすべてに、まんべんなく睡眠不足が影響してくるぞ。ボーッとした頭で書いた原稿がどれほどヒドいものかは、身をもって知っている。編集者は助かっても、眠い眠いのグダグダ原稿を読まされる読者の身になれば、「一秒でも早く!」なんて仕事を請けるほうが無責任というものだ。

「掲載する画像、すぐ選んでください!」 だったら、適当な選び方になるけど、いいですかって話だ。「今週中でいいですよ~」と言われれば、他の仕事の合い間、ゆっくりコーヒーを飲みながら「この画像もいいが、とりあえず第二候補にしておくか」「まず選んでおいて、後から意見を聞こう」と熟考できるというのに。
ようするに、「急げ急げ」「早く早く」は、「雑に仕事しろ」と相手に強いているだけなのだ。


まだ結婚しているころ。夜中3時に電話が鳴った。
「やっぱり起きてましたか! 出版業界なら、この時間に起きてないとウソですよね~!」 知らない編集者だった。誰かから、僕の電話番号を聞いたらしい。「近々、ご相談したい案件がありまして! またお電話します!」 「……ハイ」「……そうですかハイ」と、あくびまじりに生返事して電話を切ったが、二度とそいつの声を聞くことはなかった。

――ま、思いつきで行動するヤツは、飽きるのも諦めるのも早いから。

徹夜するヤツは、相手も徹夜していると決めつける。
ぎりぎりのスケジュールを出してくるヤツは、こっちもギリギリで仕事をしていると思っている。ちゃんと寝るし、ちゃんと食うし、好きな映画も見られるように管理してるっての。「時間なくて、映画なんて見られなくて~!」って、ようするに見る気がないんだろ? こっちは見る時間つくってるんだよ。好奇心を満たすには、スケジュール管理が必要ってだけの話だよ。

24時間あったら、24時間ずーっとパソコンに向かっていると思ってるらしい。メシを食う30分と、文章を書く30分とでは、時間の濃度や質が違う。そこが分かってないんだろうな。

最近は面倒なので、アホに「アホ」と言うようなことはしない。アホというのは、人の話を聞かないからアホなのだ。アホを「変えよう」「説得しよう」などと無駄なことを考えてはいけない。アホからは、距離を置く。それ以外に、身の守り方はない。


児童ポルノ禁止法、昼間たかしさんの最新記事。『民主党も「単純所持禁止」導入で妥協? 児童ポルノ法改定をめぐり後退が続く規制反対』(
不勉強ながら、民主党がここまで単純所持禁止に反対しているとは、知らなかった。お恥ずかしい。以下、青字部分は引用。

“民主党は09年には、独自の案を作成し「児童ポルノ」という名称そのものを廃して「児童性行為等姿態描写物」とした上で、範囲を限定すべきという意見を示した。

 ところが、今回はかなり規制への抵抗論が後退。単純所持の導入は避けられないという前提の上で「児童ポルノ」の定義を定めた(現行法の)第2条3号の部分を、もう少し明確にする程度の対案に止まる見込みだ。”

第2条3号とは「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの」という部分だろうね。山田太郎議員が「では、肩だけ出していても児童ポルノなのか?」と首をひねった箇所ね。
この一文のために、日本では「ここからここまでが児童ポルノです」という境界線がボヤけてしまっている(=恣意的な解釈が可能)。なので、その規定を明確にするのは正しい。

ようするに、性行為を強要されているような被害児童の実在を立証できる画像であるなら、単純所持は禁ずるべきだろう。(ただし、被害児童の存在しない漫画などに関しては、児童ポルノ禁止法から逸脱するので、話は別だ。)


さらに、昼間さんの記事から引用する。

“一部では「二次元規制が避けられれば……」という論もあるが、「単純所持禁止」の導入が、特定秘密保護法などに連なる言論・表現の自由への抑圧であることは、明らかだ。昨年、特定秘密保護法をめぐっては、法案が提出されてどうしようもない状態になってから、「左派」がとりあえず国会前を囲むという、悲惨な状況を見せた。果たして、児童ポルノ法をめぐって、これが「エロ」とか「マンガ」「アニメ」だけの問題ではないと国民が気づくことがあるのか?”

いや、国民は気づかないでしょう。この法律でいう「児童」が18歳未満であることすら、みんな知らないと思う。なので、国民的議論にすべきではないし、ならない。
秘密保護法に反対していた「ヘサヨ」として確信をもって言えることは、国会議員の質が下がりすぎてしまい、ロビィ活動は無意味。著名人や団体の反対声明も無意味。日弁連が反対していようが無意味。新聞に載っても、国会周辺に一万人集まっても、秘密保護法は強行採決されてしまったのだから。

むしろ、海面下の動き――ネットで「ちょっとまずい展開になってきたな」と思っている人たちを糾合する必要があるかも知れない。誤認逮捕しまくっているばかりか、児童買春すらしている今の警察の権力を拡大させることは、何とかして防ぎたい。


もうひとつ、覚え書き程度に書いておきます。
単純所持を禁止している諸外国で、その効果はあったのだろうか? こと、強行的推進派である平沢勝栄議員が好んで例に出す、G8諸国(アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、ドイツ、イタリア)。
カトリック教信者の多い国ばかりですよね。

2002~2010年にかけて、各国のカトリック教会の聖職者が、児童に性的虐待をうけていたことが明るみに出ました。しかも、ローマ教皇自ら謝罪すらしているのです。(『カトリック教会の性的虐待事件』) 数件じゃないですよ。アメリカ国内だけで一万件をこえている……聖職者による犯罪だけで。

キリスト教系の団体は、児童ポルノ撲滅に熱心と聞きます。推進派の平沢議員もそうですが、カトリック教圏における聖職者による児童への大規模な性的虐待。これに一言も触れない理由は何か?
つまり、いくら「単純所持禁止」にしたところで、実際の性犯罪は止めることが出来ない。その冷徹な事実を、規制推進派は認めるべきではないだろうか? 平沢議員に公開質問状でも送りましょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年2月17日 (月)

■0217■

レンタルで『スター・トレック イントゥ・ザ・ダークネス』。
Untitled宇宙船に包容力を感じるのは、船そのものが巨大な生命維持装置だからだろうな。映画のラストでクルーが「5年間も宇宙船で暮らすのか」とボヤくけど、無酸素・超低温の宇宙で、人は生きていけない。
その“生きづらさ”から、宇宙船は僕らを守ってくれる。この母性を女性が理解してくれないのは、何となくうなづける話だ。宇宙船を嫌いな男子はいないと思う。


4月のスウェーデン旅行に向けて、いろいろ調べはじめている。
酒は、政府の許可した店にしか置いていない。免税店があるが、店内で書類を作成してもらわなくてはならない。空港から市街へのバスは、クレジット・カードしか使えない。首都ストックホルムが、広大すぎて怖い。

いろいろ、不安。だけど、この目で見て回らないのは、もっと不安。


先日の児童ポルノ法についての討論番組のレポ記事、ブログ「二次元規制問題の備忘録」さんがツイッターにリンクを貼ってくださってから、おおいに拡散された。
リンクしてもらえると、逆にツイッターでは、どういう情報がやりとりされているのか、分かってくる。大変ありがたい。特に、大学院教授で弁護士の園田寿さんの『児童の首から下を想像してCGで制作した、リアルな裸の画像は「児童ポルノ」なのか?』は必読の記事()。少し、引用します。

“したがって、善良な性風俗の維持という社会的法益を保護する刑法上のわいせつ物規制と児童ポルノ規制は、それぞれの規制の目的を異にしているといえます。成人のポルノに子どもの顔だけを貼り付けた「擬似(ぎじ)児童ポルノ」(合成写真)も成人の女性にセーラー服を着せた「擬態(ぎたい)児童ポルノ」も、それがわいせつと判断されれば刑法上の犯罪となりますが、現実の児童に対する性的搾取や虐待がない限り、少なくとも法的には「児童ポルノ」ではありません。 ”

つまり、実写と区別がつかないほどリアルなCGであろうと、実際の写真を加工したものであろうと、、「現実の児童に対する性的搾取・虐待」を介していないかぎり、児童ポルノと規定することは出来ない。
なぜなら、児童ポルノ処罰法の目的(「現実の児童に対する性的搾取・虐待の禁止」)から外れているからです。よく覚えておきましょう。
……でも、だからこそ、今回の改正案では「漫画、アニメ、CG、擬似児童ポルノ等」を加えようとしているわけですね。なるほど。「擬似児童ポルノ等」の中に、合成写真も含めてしまえ、というわけか。

ちなみに、この記事によると、児童ポルノ処罰法では「文章や音声などは除かれます」とのこと。児ポ法規制推進派の平沢勝栄議員(自民党)は「エログロなら、当然、小説も規制する」と仰っていたましたが、現行の児ポ法そのものを、ちゃんと読まれているのでしょうか?
(……ただし、「疑似児童ポルノ等」のなかに、小説も含まれてしまう可能性がある。それぐらい、推進派の論理は飛躍しているうえ、強引な印象を受ける。)


さて、どうするかな。国会議員の中では、山田太郎議員(みんなの党)が反対派として孤軍奮闘中。反対団体は、日弁連、日本動画協会、日本文藝家協会、日本漫画家協会などだそうです(「オオルリのブログ」)。

先日の記事が、ツイッターで500以上もリンクされたので、反対する個人の数を可視化するためにも、また署名を集めるか?とも考えたけど。
団体の反対声明ってのは、声明を出したら終わりなんでね。別に法改正されようがされまいが、何の責任もとってくれない。秘密保護法のとき、そうだったから。
署名が50万人ぐらい集まれば、推進派に対しては圧力になるだろうけどね。そのかわり、僕は今度こそ仕事を失う(笑)。

(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年2月15日 (土)

■0215■

レンタルで見た『ブラジルから来た少年』の感想でも書こうと思ったのですが、先日のブログ記事()があまりにも見られていないので、ちょっと色々考えてしまいます。「表現の自由について議論しよう!」と言えば、少しは耳を傾けてくれるんでしょう。「児童ポルノについて議論しよう!」と言うと、「そんなもん、議論するまでもない、ぜんぶ禁止だ」という心理が働くのではないか……。

ブログやツイッターで、先日の番組(『深層NEWS』)がどう受け止められているか、検索してみた。その中で、2013年の平沢勝栄議員のインタビューに、山田太郎議員がツッコミを入れている動画の書き起こし(「二次元規制の備忘録」)が見つかった。ちょっと引用させてください。

山田議員
「次。『実在児童の人権救済とは関係ないが』。関係ないってはっきり認めちゃってるんだよ? 『関係ないが、海外では漫画も規制対象だ』。馬鹿こけと。次、『漫画やアニメに影響されて青少年らが性犯罪に走る例も、警察の資料によれば実際にある』。ねえ、自分で作っちゃったという。すごいよねえ。」「必ず規制派の人は、規制したほうがいいという証拠を勝手に作って持ってきちゃいますからね。」

山田議員
「『私の所に送られてくる漫画の現物はひどいものだ』。見てみたいね、どんなものなのか。ヒドいんだって。こっからがスゴイよ。だから『表現の自由は大事だが無制限でなく、社会的制約がある』。すごい、憲法21条(=表現の自由)やめちまえ!みたいな」


このブログは非常に充実していて、『深層NEWS』後の山田議員のコメントも文字起こししてありました()。そこも引用させてください。

山田議員
「分かったのは、議論にはならない、ということで。確かに漫画とアニメをターゲットとして、ああいうものを見せたくない、見たくない。あのー、はびこると世の中よくならない。で、それはね、要は、児童ポルノ規制法の、いわゆる写真を撮られちゃったりした少年少女を守ろうという話からもう全然逸脱した議論と。いわゆる青少年健全育成法と言われるような、小さな子どもたちが将来変な大人になっちゃわないようにっていう、あっちの法律の話がね、みんなグチャグチャ。」



本当にね、単純所持規制と漫画、アニメ(小説も入れるとか入れないとか)の議論はパッキリ分けないと、どちらの議論も深まりません。自民党としては、「本棚やPCにエロ漫画・エロ画像があったら、単純所持で逮捕」という形にしたいんだろうな。
そういう流れの中で、「少女漫画を持っていた男が怪しいので、通報した」なんて報道がなされる。しかも、少女漫画の件は、女児監禁事件の容疑者が逮捕された後、あえて強調された感があるよね。それは最大与党の自民党が「漫画とアニメを規制したい」方向を意識した報道だし、警視庁からの依頼があったのかも知れない。

メディアは、政治の道具になり得る。だから、クーデターが起きるとラジオ局やテレビ局が占拠される。
安倍総理の仲間だけで経営委員を固めたNHKが、アメリカ大使から取材拒否されたでしょ? そうした動き全体のなかで、今回の児ポ法改正に、どうして現政府が躍起なのかも、考えないといけない。昨年末、秘密保護法が、どんな形で採決されたのか、知っておかないといけない。安倍政権になってから、日本が急速に世界から孤立しつつあることも……。
それを鑑みると、平沢議員が「世界の主な国が規制しているから、(児ポ法については)日本も従うんだ」と繰り返していたのが滑稽でもあり、怖くもある。「世界が」「外国が」と言いながら、世界も外国も見ようとしない。――そういう人が、多大な権力を有する与党の議員ですからね。


この世界は、バラバラになってしまった。僕に対する賛成意見も反対意見も、かつてはブログのコメント欄に書いてあった。今では、僕の目の届きづらいところにサラッと書いてある。匿名が当たり前のネットでは、自我同一性が保ちづらい。

いま一緒に仕事を進めている、ほんの数人の編集者だけが、孤独を癒してくれる相手であって。仕事で知り合った女性に「優しそうな人」と言われたけど、女性は結局、僕のことを何も救ってはくれなかった。恋愛という体験だけは、得恋であれ失恋であれ、して良かったとは思うけど。
神様には、出会えない。だから、また旅の計画を立てている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年2月13日 (木)

■0213■

あいかわらずの思いつきで、ストックホルム行きの航空券を10万以下で買ってしまい……4月中旬、スウェーデンへ行ってきます。
Caw2st2i_2本日は、『地球の歩き方 北欧』を探しに行って、『ヘンリー・ダーガー 非現実を生きる』を衝動買い。
1900円で、ものすごく充実している画集。人込みで見づらい個展へ行くより、断然いいんじゃない? 横長の絵は、折り込みで再現、図版はすべてカラー。ダーガーとは誰なのか、『非現実の王国で』の何がすごいのか、丁寧に解説してある。編著の小出由紀子さん、リスペクト。
そして、この表紙を平積みどころか、立体的なポップにしてに販売した啓文堂書店にもリスペクト。


さて、ダーガーは芸術で、市販のエロ漫画はわいせつなのか? BS日テレ『深層NEWS』の「児童ポルノ拡散を防げ 法律でどこまで規制」を視聴。出演は推進派の平沢勝栄議員(自民党・元警視庁)、反対派の山田太郎議員(みんなの党)。
……すべて文字起こししたいぐらいだけど、これは予想以上にとんでもない。平沢議員の言葉を中心に、メモっておきますか。

まず、2003年には215件だった児童ポルノの検挙が、2012年には1596件になったというグラフ。 「これがすべてではなく、暗数(統計にあらわれない数字)が、い~っぱいある。なぜなら、子供の将来を傷つけたくないなど、親御さんにはいろいろ考えがあるので、協力してもらえない。だから、事件としての検挙が難しくなってくるため。」……そういうケースは証拠がないし、何も実証できないので、平沢議員の想像ではないか?という気もするのだが、実際に児童が被害に合うような事件については、もちろん厳重に取り締まってください。現行法で。

しかし、今回の主な争点は、定義すら曖昧な児童ポルノの「単純所持の禁止」です。
ここから、平沢議員の言葉が怪しくなってきます。


平沢議員が単純所持を禁止したい理由は「日本は(児ポ規制については)世界から見ると、最も後進国と思われている。」「先進国並の、世界の常識に合わせた形で取り締まる。」「(単純所持禁止は)世界では、常識になってきているんです。」「外国が、ほとんどの国が禁止しているわけですよ。」「外国の主な国は、ほとんど(禁止を)やっているわけですよ。」
……検討事項として挙げられている「漫画、アニメと性犯罪の因果関係」についても、 「外国にも(漫画やアニメを取り締まっている)例がある。」「他の国には(禁止項目が)あるという前例。」を、理由にあげています。

山田議員は、単純所持禁止については「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの」という、児ポ法の曖昧さを指摘します。
平沢議員は、「時代ごとの社会通念に合わせて変えていくため、定義を曖昧にしている」と反論しますが、漫画、アニメについては「日本は(児ポの区分が)外国と違って、ハッキリしてないんですよ。」「外国は、区分がものすごく厳格なんです。」 ……ん? 単純所持禁止については「曖昧なままでいい」のに、漫画、アニメだと「厳格にしなくてはいけない」のですか?
先進国、ようするに「欧米は何でも進んでいる、優れている」という昭和の頭でいるから、こういう矛盾を言ってしまう。

漫画、アニメを検討事項に入れた理由は「外国で規制しているところが、いっぱいあるってことです。」「じゃあ、なぜ外国では取り締まっているんですか。やっぱり、いろんな問題があるからでしょう?」「諸外国でやってるからですよ。」
この程度。規制を進めようとしている本人が、こんな程度なんです。敗戦コンプレックスですね。カトリック聖職者による児童への性的虐待は、国連で問題視されている()。それが「外国」の現実です。


平沢議員は、秋葉原で写真集や漫画を買ってみたそうですが、「水着というより、事実上、ハダカに近い。」「見たらひどいもので、自分の子供にはとても見せられないような酷い漫画。」と、曖昧な主観しか述べません。どうしても児ポ法を規制強化したいなら、第三者が「これはNG、ここからはOK」と判断できる「厳格な区分」が必要でしょう。
さらに、山田議員が「なぜ、アニメと漫画だけ狙い撃ちで、小説は外されているのか」と疑問を呈すると、「小説は子供たちが読めないからですよ。」「子供が読む小説で、ものすごくエログロだったら、当然、(規制の)対象になりますよ。」と、あれ? 子供の見る漫画やアニメ、小説を規制するの? 大人の犯す犯罪と表現の因果関係を検討するんじゃないんですか?

出版社の自主規制について、「大手の出版社は、その辺のことはわきまえておられるかも知れないけど、なんかワケの分かんない出版社が、ドンドン出してきて、いろんなところで売っているわけですから」と、平沢議員は言います。自らが関わった松文館事件のことでしょうね、ワケの分かんない出版社って。
こうやって、強者は疑わず、弱者から潰していく。そのために、権力者は世の中で最も弱い者をダシに使う。すなわち、子供ですよ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)