■0224■
明大講師のレナト・リベラ・ルスカ氏の案内で、同大特任准教授の木村乃さんの事務所へ。もちろん、電子書籍出版の相談なのだが、本一冊をベースに、実は思いもよらない展開が出来るんだよと、ホワイトボードまで使って、レクチャーしていただく。
やっぱり、Twitterをやった方がいいのかな。早ければ、今夜から始めよう。酔っ払って、とんでもないこと書きそうだ。
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『マイマイ新子』本校了につき、何人かの方からお祝いの言葉をいただいた。
(4ヶ月と数十分にわたる悪戦苦闘でした。3月11日に発売です)
だから、というわけでもないのだが、友だちとガールズバーに行ってみた。
キャバクラのチープなゴージャス感に飽きてきたところなので、カウンターごしにミニスカを鑑賞しながら酒、という気軽さが良かった。指名もできるし。
なんか、キャバクラは重たいよ。行ったら行ったで、アフターに誘えなきゃ負け、みたいな義務感があるし。手書きの名刺も、ドリンクくれくれ目線も、すべてが重い。
ガールズバーは、そもそも長居する雰囲気じゃないもん……って、延長延長で、3時間もいたんだけど。
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『スター・ウォーズ』日本公開の1978年前後は、「SF映画大全集」的なコンピレーション・アルバムが大流行だった。『渚にて』とか『猿の惑星』とかに混じって、収録されていたのが『ソイレント・グリーン』。友だちがDVDを借してくれたので、ひさびさに見てみた(30年近く前にテレビで見て以来だ)。
70年代SF映画の、ちょっとした未来の小道具、四角いボタンに多面体のランプなどには、ラジカセの古い広告にも似た哀愁を感じる。追えば追うほど、未来は逃げていく。
もっとも、この映画には未来的な小道具はわずかしか登場しない。鮮明に覚えていたのは、安楽死させるための装置で、部屋いっぱいに美しかった頃の地球の風景が広がる。そこへかかるベートーヴェン交響曲第6番『田園』。それが、『ソイレント・グリーン』のテーマ曲である。
いったい、あのレコードを何回聞いただろう。テレビでカットされていたエンドロールは、実は安楽死のシーンで流れる映像と『田園』のつづきなのである。
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近くの玉川上水に、枯れた花たちを埋めに行った。
土の匂いを、ひさびさに嗅ぐ。夕暮れに近い2月の雲は、薄い藍色だった。
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