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ホビージャパン社が本格的スケールモデルを展開しはじめた理由、誰もが憧れる「74式戦車」プラモに搭載された超絶ギミック開発の舞台裏【ホビー業界インサイド第86回】(■)
僕はホビージャパンから仕事を請け負っていますが、このプラモデルを開発しているのはまったく別の部署、担当者も知らない人なので、いきなりTwitterのダイレクトメッセージを送って、取材をお願いしました。
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クラフトビール専門のお店が、徒歩圏内に3軒もあるので、つい通ってしまう。2~3日に一度は行ってしまう。
これは武蔵境なので、途中までミニバスで行ったのだが、わざわざ遠くまで行って一杯だけ……というのも楽しい。ただ、250mlで750円だから、やっぱりお金のかかる趣味ではある。それでも、一度に2杯は飲んで味の違いを感じられないと、気がすまない。400円ほどするミックスナッツは、味にノイズが混じるし割高なので頼まないようにして、少しずつビールだけを舐める。
お茶のような、自然物だと感じられる味がすると、「美味い」というよりは「出会えた」「探し当てた」感動がある。バクチのようだし、恋愛のようでもある。
喫茶店は、ほとんどモーニングしか行かなくなったが、朝8時の空いている時間を狙っていくのが楽しい。
やっぱり、時間との関係が大事なんだと思う。夕方から喫茶店へ行く気はしない。これから始める、という午前中の気分に喫茶店は向いている。酒は「終わらせる」「止める」気分なのだと思う。その分、空間の広がりを犠牲にして真っ暗な店内へ昼間から入ることもあるので、そこは店を選ぶなりして改善したい。
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ヨルダンへの旅行は、いろいろと面倒なことになりそうだ。
首都アンマンに19:30に着いたら、ホテルに一泊だけして、翌朝には国内線でアカバに飛ぼう。アカバで一泊して、日数のかかりそうなペトラ遺跡へ移動して2~3日宿泊。ペトラ遺跡のあるワディ・ムーサからワディ・ラムへは、バスかタクシーで1時間程度なので、そこで2泊してからアカバへ戻り、また飛行機でアンマンへ……。
と、2か所の観光地を巡るだけで、かなり面倒。そもそも、飛行機やバスの到着時間とホテルの予約とが、そんなにうまく合致するんだろうか? そういえば、トランジットでスイスでも宿泊しないといけない。
しかし、2019年のアゼルバイジャンでも現地でバスを探したり、ジンバブエでは国内線を予約して移動ばかりだったのだから、必ず出来るはずだ。
本当は、時間を削ってまで段取りを組みたくはないのだが、海外旅行とは、そもそもこういう趣味だった気がする。丸3年も行ってないので、忘れかけている。
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最近観た映画は、『荒野の決闘』。ジョン・フォード監督。
1946年の映画なので、劇映画は技術的に熟成してきていて、町のセットを丸ごと立てるなど金もかかっている。
技術や様式が安定しすぎたこの時代の映画は、退屈なところもある。しかし、数人の男たちが閑散としたひと気のない牧場で撃ち合うクライマックスは、「手に汗にぎる」でも「ハラハラドキドキ」でもなく、淡々とした「表現」になっている。
男たちが物陰にかくれて、自分が撃つチャンスをうかがっているところへ、馬の群れがなだれこんでくる。真っ黒い馬たちが男たちの視界を遮るし、フレームの中を埋めて観客の得られる情報を遮断しかく乱する。ストレスを生じさせるから、決闘の行方が気になる。
こちらに背を向けてフレーム内へ男が歩いてきて、なぜか地面に向けて銃を撃つ。そこにあった水桶に弾が当たり、水面が跳ねる。
そのまま男は倒れる。実はフレーム外で撃たれていたのだ、と分かる。情報が単一方向に流れておらず、前後の流れで認識させる。すると、撃ち合いはただの撃ち合いでなく、「撃ち合いを表現したもの」に変わる。