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2022年4月 2日 (土)

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キャラクター・プラモデル・アーカイブVol.001 4月5日発売
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企画から半年も経って、よ~うやく発売になります。作例ページ以外のキット素組みレビューなど構成・執筆です。
「ホビージャパン ヴィンテージ」の特集ページをまとめて、『戦闘メカ ザブングル』のページを他の2作品に合わせて新しく編集し、インタビューも新規に加えました。富野由悠季監督、出渕裕さん、湖川友謙さん、設計者の村松正敏さんです。
富野監督のインタビューは、プラモデルも含めたメカニック観を語ってもらったもので、なかなか他では読めない貴重な内容になっていると思います。


先日、クリーニング店で太っちょの女性に待たされた話を書いた。ちょっと意地悪く書きすぎたかも知れない。
つくづく、僕は人間社会を軽蔑してるんだろうと思うけど、「店」「客」は簡単に誰でも力関係を築けるので、注意して振る舞わなければならないと実感している。
セルフサービス式で、駅から近いチェーン系の店には、最底辺の客が集まる。撮影や取材の帰り、「改札内だし、軽く駅そばでも食べていくか」などとフラリと寄っていくと、だらしなく椅子に座って、食べ終わっても無料で取り放題のネギなどをつまみながら、ずーっとスマホを眺めている自堕落なサラリーマンを見かけてしまう。
「こっちは客だぞ」「片付けるのは店員の役目だろ?」という力関係に持たれかかった人間は、とことん図々しく、だらしなくなる。


僕がよくビールを飲みに行く公園の休憩所があるが、中年女性でひどい客がいた。
まず、注文した料理を残す。ただ残すのではなく、皿の上に散乱するように汚く残す。口を拭く紙ナプキンなども折りたたまずに、適当に丸めるめて机の上に捨てる。そして、家族経営の小さな店なのに、1万円札を出す。
それぐらいなら、「たまたま大きな札しかなかったのかな?」と思う程度だっただろうが、その人の入った後に店のトイレに入ると、手を洗う水が出しっぱなし。使ったトイレットペーパーが、床に落ちている。
それで、わざと500円程度の支払いに万札を出したのではないか……と、疑ってしまった。もちろん、店の人たちは「お釣りのお札がなくなった」と困っていらした。

ここまで読んで、「どうしようと客の自由だろ?」と思った人もいるだろう。
だから、それが底辺の、貧乏の、品位の低い発想なのだ。一万円札を持っていようと、心が貧しければ貧乏だ。
普段から、「私はそれなりに品位を保つ努力をしている」という自信があれば、お店の人も同じ人間なのだから、私のせいで余計な仕事が増えないように……と考える余裕が生まれる。店を汚く使う人には、「こっちは客だぞ!」という幼稚な特権意識しかない。


40代に入ってから、清掃のアルバイトをしていた時期がある。
それなりに名前の通った飲食チェーンの本社オフィスだったのだが、トイレの使い方の凄い人がいた。便器が新しくなった時があったのだが、まず自分が最初に汚さないと気がすまないらしく、朝一番に出社してきて、「まだ掃除終わらないの?」とタメ口で聞いてくる。
そのうえ、男性トイレで大便をして、いつも流さない社員がいた。「清掃のバイトのやつらに俺のクソを流させたい」という、あれも力関係に基づく特権意識だったのではないだろうか?

「いい大人が、ウンコを使って特権意識を誇示するか?」と思うだろうが、僕は大人なんてそんなもんだと思っている。社会を支配しているのは高い志しなんかではなくて、どっちが上か下か、誰がこっちの仲間か、ムカつく相手には嫌がらせだ……大人の社会の大半を占めるのは、小学生レベルの力関係だと思う。
駅のトイレは、たいていドロドロに汚れているが、あれも「清掃員の人たちに掃除させる」ことで「自分は少なくともアイツラよりは上だぞ」と思いたいだけなんじゃないか……そう考えたくなるほど、異常な汚さだと思う。


僕はよくテラス席に座ってビールを飲むが、実は眺めのいい店の外、2~3メートルの距離にタダで利用できるベンチが設置してあることが多い。だけど、そっちへ座るぐらいなら、僕は家へまっすぐ帰る。
同じ眺めでも、ちゃんと店員さんの管理する席に座る。そうすることで、自分の行動を制限する。他人様のスペースを借りることによって、「綺麗にテーブルを使おう」「店員さんのことも考えよう」という意識が芽生える。僕の場合、もともとがハゲていてカッコ悪いオジサン客なのだから、他の客や店員さんに気持ち悪く思われないようキチッと座り、きれいに飲食しようと気を引き締める。
わざわざお金を払わないと座れない場に入ったのだから、それに相応しい客であろうと努める。すると、心の中も整理されていく。たいした人間はないけれど、とりたてて恥ずかしい人間でもないだろう……という高度をキープしていれば、電車の中でデーンと足を投げ出すような迷惑な人間にならずに、自信をもって納得のいく人生を送れるだろうと信じている。

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