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2021年11月 5日 (金)

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タカラ製1/100「巨神ゴーグ」を組み立てて、“甲冑ロボ”の極意を学ぼう【80年代B級アニメプラモ博物誌】第15回
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ただ旧キットを素組みするだけの連載ですが、なんと、記事のいちばん下に、当時の設計担当者の方のコメントが投稿されていました。
「懐かしいです。ウインガルもゴーグのキットもタカラ時代に担当して設計&商品化しました。 当時の記憶がよみがえりました。」


まず、10月28日(木)はアーティゾン美術館『M式「海の幸」』展へ。
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明治時代の画家、青木繫の絵画「海の幸」を、現代芸術家の森村泰昌がまずテキストで批評し(壁に絵の論評が書かれているのだ)、そして自らコスプレで「海の幸」を再現することによって、新しい文脈を与える。
最終章は映像作品で、青木繫の仮装をした森村が、青木の生涯や彼の生きた時代を関西弁で振り返る(それによって、森村が創作意図がより明確になっていく)。意図を言葉にしてしまうと元も子もないのだが、その誠実な語り口には胸を打たれた。


その後、隅田川まで歩いて、川沿いのカフェで一杯。
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ちょっと物足りないので、とりあえず清澄白河駅まで歩き、バスに乗って勝どき駅へ行くか、歩いて木場公園へ行こうか迷う。どうしても隅田川沿いで飲みたくて、地下鉄で蔵前へ向かい、テラス席のあるレストランまで歩いた。
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ハッピーアワーなので、ビール500円。2杯飲んで、ポテトを頼んでも1400円ですんだ。


11月2日(火)は、寺田倉庫のWHAT MUSEUMへ。バンクシー展は混んでいるので、Obayashi Collection展だけ見ることにした。客は、僕ひとり。
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全3部構成になっていて、二階には数十点の現代美術作品が集めてあった。ジョン・チェンバレンの、鉄板を折り曲げてまるめた作品に、すっかり心奪われた。
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ダン・フレイヴィンの蛍光灯を使った作品は、たしか京都で見たと思うのだが、思わず「アッ」と声が出てしまった。いつの間にか、記憶に残っていたらしい。


せっかく天王洲運河に来たので、川沿いのレストランを目指す。
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お値段の高いレストランは混雑気味で、その手前にあるカフェで比較的安いビールを飲んだ。まだ15時ぐらい。すっかり、川飲みの癖がついてしまった(毎日、ポカポカと暖かいし……)。お値段を考えないと、ちょっと生活が心配になるぐらいの金額が、ゴッソリと出ていってしまう。


ホームレス……というか、テント暮らしをしながらシェア・オフィスで仕事している人のブログを読んでいて、アートとして移動可能な家を作った坂口恭平さんのことを知った。

ただちに坂口さんの『独立国家のつくりかた』を読んだのだが、工夫しながら独自の生活を営むホームレスたちに取材しながら、「学校社会」ではなく自由で創造的な「放課後社会」に生きてきた自分を発見していく前半はエキサイティングだった。考えてみれば、誰ひとり自分の意思で日本に生まれたわけではなく、誰ひとり日本国と契約した人はいない。いつの間にか、漠然とした「決まり」として、税金を払わされているのに過ぎない。35年ローンで家を買って、家のために35年も働きつづける。
しかし、『独立国家のつくりかた』の後半では「やはりお金は必要」と論調が変化し、著者が躁鬱病であることを告白したあたりから、威勢のいいスローガンが、空虚に感じられてくる。
つまり、前半で「お金なんて重要じゃない」「お金がなくても生きていける」が、躁状態の言わせた軽挙妄動だと分かってしまう。この失望は大きい。ロジックで「お金がなくても生きていける」と証明してほしかった。社会に所属しない、完全な自由……それは夢ではないと思いたい。


何ら独創的な価値観のない者ほど、「決まり」に頼る。組織に所属したがり、匿名性に隠れる。匿名性とは「私が決めたんじゃない」と、主体性を放棄すること。
そして、ほとんどの人には独創性も主体性も、実は必要ないのだと思う。なぜなら、社会が何も創造しない、自分のためには生きない疑問を持たない労働者を必要としているからだ。
若いころの僕は、まさに「社会に奉仕する働きアリ」だった。どれほど貧乏しようと、毎日労働に向かった。創造的じゃないし、主体的でもない。「生きるためには仕方がないんだ」という、愚鈍な思い込みだけが僕を動かしていた。

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