■0703■
昨夜は、Amazonプライムで『ゴジラ対メカゴジラ』、『メカゴジラの逆襲』を連続で視聴。
対称的な作風で、実に面白かった。僕は高年齢のマニアに受けそうな『メカゴジラの逆襲』よりも『対メカゴジラ』の南洋の神秘性、祝祭性のほうに時代性を感じた。翌年が、沖縄・海洋博だったからね。『~逆襲』のほうは江戸川乱歩のように隠微で大人っぽくて、ちょっとアナクロな印象だ。
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さて、ようやく明日選挙である。うるさかった選挙活動は、本日までだ。
僕はとっくに期日前投票をすませておいたが、選挙カーの爆音がやむわけもなく、かなりメンタルをやられていた。
テレワーク中の選挙カーが「うるさい」苦情相次ぐ 配慮求めない?都選管「大音量流さないでとは言えない」(■)
この手の記事も、いくつか見かけるようになった。
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だけど、そんな良識の話をしたいわけではない。
俺は地元の自民党候補アカウント(加藤こうじ候補)にブロックされたけど、それは選挙カーや演説会による凄まじい騒音がきっかけだ。それはそれとして、加藤こうじ候補の周辺のアカウントがね……。
「邪魔をする輩もいますが、誰かに頼まれた工作員でしょう」と、書いてしまっている。
「ありがとうございます!」「応援します!」と毎日、せっせとリプライを送っているので、あなたが工作員じゃないの?と、ちょっと笑ってしまう。何をやっている人なのか、いまひとつハッキリしないのだが、忠犬ぶりが凄いよね……。
で、この人の「雇われ」「工作員」コメントに「いいね」してるのは、まず加藤候補本人。そして、三鷹市の自民党所属の衆議院議員、市議会議員(議員なのに、フォロワーが百人ちょっとで存在感が薄い)。
その他、「加藤候補の応援がてら、地元のお蕎麦屋さんで食事!」とか言って店内の写真をアップしている市議会議員もいたけど、それは僕がアニメ作品の展示イベントで、何度も足を運んだお店なんだよ。ここまで自民党と仲良しとは思わなかった。地元の商店会の飲み会やら、現市長が候補だった時にパーティやらに呼ばれて、なぜか6,000円も払わされたり、いろいろ付き合わされたよ。
つまり、そうやって地元だけ、地域だけで仲間を固めて、その閉鎖系のなかでお金が回るよう互助しているんだろう。悪いんだけど、その人はFacebookの友だちリストからも外させてもらった。もう二度と一緒に仕事はしない(仕事というか、地元のイベントだから激安で引き受けていた)。
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で、彼らのFacebookページを見ると、「彼は中学~高校の後輩です!」とか、そんな世界。
「かつて会社の同僚だったので、仕事を回してあげたいんです」などと平然とぬかす人は、出版の世界にすらいる。そういうコネとか組織とか、派閥とか勢力に頼らないと生きていけない人たちがいる。
そういう人たちは、お互いに「挨拶しに来ました」「いつも応援してます」と言い合っているだけで、具体的に何がやれて、何で生きている人なのか、今ひとつハッキリしない(元〇〇所属、□□顧問みたいな肩書きばかり並んでいる)。互いに仕事を回し合って、現金をやりとりして暮らしを成り立たせているんだろうか?
そして、その生態系の外から意見してくる人は「工作員」「敵対勢力」として仲間外れにしたい。それが彼らの生存本能なんだろうな。「彼ら」というのは政党や関連団体だけでなく、社会のあちこちに小さな仲間意識が機能していて、なじまない個体はいじめという免疫機能によって仲間から排除されてしまう。それが社会なのかも知れない。排除のための結束が、社会なのかも知れない。
だとしたら、僕はますます社会から距離を置きたい。ゼロにはできなくても、関連性を薄めさせたい。
その結果、ホームレスで野垂れ死んでも「そりゃそうだよね」と納得がいく。
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