■0429■
あいかわらず朝晩ずっと、松村直登さんの動画ばかり見ている(■)。
海外の反核集会に呼ばれたときは、確かに「原発をなくしましょう」と言ってはいるのだが、10年が経過しても、松村さんのしていることは牛や犬猫にエサを与えて回るだけ。現実的な実行力に終始していることが、この人の強みだと思う。
他の地域で似たような活動をしている人もいるのだが、そういう人たちは政府や現状に対する不満のほうが大きいようで、まあ色々しゃべるんだ。煩悩にまみれすぎて、見ていられない。
松村さんは、原発事故後に知り合った女性とのあいだに子供が生まれたそうだが、以前に結婚していた奥さんは、子供二人を連れて十数年前に出て行ってしまったという。松村さんの行動の根底には、あきらめがある。あきらめたからこそ、言動が洗練されているのだろう。
怒らないんだよな、松村さんは。怒らずに、いま出来ることをやる、どうにもならないことはあきらめる。その境地にいたれず、悪あがきするから人は不幸になる。
■
東京新聞の望月衣塑子記者が、インドのコロナ感染の惨状を引用して、「日本もこうなる」ようなことをツイートしていたので、うっかり批判してしまった。すると、左翼的な人たちが反論してきた。あいかわらず、この手の人たちは「〇〇法に反対!」みたいなリツイートにまみれていて、生活がぜんぜん面白そうじゃない。ユーモアもジョークもない、ギャグが通じないほど頑迷固陋で、融通がきかない。悪いけど、仕事もできなくてお金もないだろうと思う。
そういうダメ人間たちを「日本人というだけで全肯定する」と救ってきたのが、10年ぐらい前のネトウヨだったのではないだろうか。
今はフェミニズムが代わりを果たしているだろうし、ハッシュタグをつけてツイッターデモ(笑)を繰り返す左翼活動が、底辺を祝福するセーフティネットとして機能しているのではないか。実際に国会議員に接触するような運動家はもう少し頭がいいだろうが、たかがツイートごときで「声をあげた」などとお手軽にスマホで完結している人たちは、底辺だと言っていい。
簡単に他人に信用してもらえると思っているし、悪手を打ったくせに勝たせてもらおうとする。見苦しいんだよね、彼らは。努力も工夫もしないくせに、努力や工夫をした人間の分け前をよこせと言っているんだから。
(共産党のような巨大組織は、そういう他力本願なダメ人間をうまく動員していると思う。党内にも、唯々諾々と党の方針に従ってくれる無能な地方議員がいっぱいいるだろう。ダメ人間の雇用という意味で、共産党もセーフティネットの一形態と言えるのではないか。
赤旗の一面に載ってしまった小泉今日子さんの場合、彼女が利用されたというよりは、「キョンキョンが間違えるはずがない」と一方的に信じ込んでいる大量のおバカさんを釣ることに成功したんだろう。それは別に悪いことじゃない、騙されたお前らの考えが浅かっただけだ)
■
「ヘルジャパン」とか「地獄かよ」が口癖になっていて、人生のつまらなさの原因を社会になすりつけている限りは、死ぬまで負けつづける。
コロナウィルスの感染状況が本当にインドのようになるのであれば、そうならないように考えるのが大人だと思う。だのに、左翼的な人たちは「思っているより状況はずっと悪い」「これから、さらに悪くなる」という暗雲たちこめる話が大好物だ。給付金の支給が決定したのに、「外国人にも!」 外国人への給付が決定したら、今度は「不法滞在している外国人にも!」とかさ。不満と不完全が、人生観のベースになってしまっている。
改善策を社会や他人に丸投げしているんだから、そりゃあ人生面白くないよね。心穏やかに、機嫌よく過ごしている人間の勝ちですよ。思想も政治も性別も関係ない。
| 固定リンク
コメント