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2020年7月13日 (月)

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“メカメカしいけどかわいい”! 「テクノポリス21C」のスキャニー(アオシマ製)を組んでハートがときめいた!!【80年代B級アニメプラモ博物誌】第1回
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新連載、始まりました。
やっぱり根が屈折しているので、「おっぱいパーツはどう処理している?」という頭の悪い話になってしまいました。でも、バランス感覚なんかより変態性が自分の売りなので、今後も好きなように続けていくつもりです。


最近、DVDレンタルで観た映画は『マディソン郡の橋』、『大脱走』、『リンカーン』、いちぱん良かったのはジョン・カサヴェテス監督の『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』。
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予告を見ると銃撃シーンを主に構成してあるし、ジャケット裏には「フィルム・ノワール」と書かれている。確かに主人公は人殺しをせざるを得ない状況に追い込まれるが、彼はストリップ劇場の経営者だ。
上のカットは殺人を請け負って、怪我を負ったその直後なのだが、自分の店に電話して「ショーはどんな感じ?」「どの演目をやってる?」「曲はどれ使ってる? この曲か?」と、電話に向かって歌いだしたりする。それぐらい主人公は、自分のストリップ劇場を愛している。

そして、ストリップ嬢はひとりひとり個性的で、場末のショーにこんな完成された裸体の美女たちが出演するのかよ?とは思うのだが、皆とても愛らしい。ショーの進行役で道化を演じる「ミスター伊達男」が、映画の終盤で「ここの出し物は、俺のグロな芝居が欠かせないと思う」と、謙遜しながらも誇りをもって語るところが良かった。フィルム・ノワールどころか、底辺のショービジネスの美学を語るような、風変わりな映画になっている。


主人公は殺人を請け負った際、腹に銃弾をくらって、なんとそのまま治療もせずに数日間あちこち忙しく歩き回って、映画のラストでは劇場に来た観客たちに挨拶する。
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一応、腹のあたりから赤い血(というか、明らかに赤いペンキ)が垂れてはいるのだが、瀕死の重傷というのは比喩的な意味であって、そういうリアリティのアバウトさ、出鱈目さはヌーヴェル・ヴァーグっぽい。ラフな、ドキュメンタリックなカメラワークもヌーヴェル・ヴァーグゆずりだ。

さて、上の挨拶のシーンで、主人公は無愛想なバーテンダーやウェイトレスたちを、初めて観客に紹介する。ウェイトレスたちがまた可愛くて、衣装がウェスタン調に統一されている。決して上品ではないのだが、主人公があれこれ考えて決めたんだろうなあ……と、映画が終わる頃には、すっかり共感できるほどになっている。
俳優でもあったカサヴェテス流の、エンタメ論なんだろうな。犯罪映画としての内実を脚本的にも演出的にも破壊して、人間臭さだけ残した。ラフなカメラワークが、温かみをかもす。


さて、ラブドールと性加害の関連性は否定できない、その関連性を疑問視する我々を「性加害応援団」と呼んだ大貫憲介弁護士。
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大貫弁護士の所属する第二東京弁護士会あてに、懲戒請求を行いました。結果次第では、大貫弁護士を告訴します。
最初は、編集者を通じて、取材を申し込んでいたんです。それが最初は返事がなくて、さらに追及してもらったら「コロナで溜まっていた仕事があって、忙しいので」と断られたそうです。せっかく弁明の機会を与えたのに、まあ、しょうがないね。

北区都議補選で、アベノマスクをブラジャーにした選挙ポスターを「女性を差別し続け性的に消費し続ける」という宣言と勝手に受け取って、ハッシュタグまで作って自分より若い女性候補を追い詰めた池内さおりさんも同じく。事務所に取材を申し込んだが、何の理由もなく「遠慮します」との返事
あのね、Twitterで他人を蔑む人って、結局は公の場に出てこない。組織に囲われている卑怯者。おいおい、池内さおりさんは「ヘイトスピーチ許さず」「加害の事実に向き合う」とプロフに書いてるよな? じゃあ、向き合えよ。臆病者。組織にかばってもらって、恥ずかしくないのかよ。ひとりの人間としての誇りはないのか?
アベノマスクブラの件で、しんどうかな候補が演説中に泣いたり、配信で「身の危険を感じる」とまで言っていたのは誰のせいだ? あれだけ責め立てておいて、後はだんまりか? 何が加害の事実と向き合うだ、表面ばかりカッコつけたハリボテの偽善者が。

しかし、大貫弁護士に対しても、池内さおりさんに対しても、俺は頭ごなしに罵倒しようなんて気はないですよ。そこまで失礼はしない。ここではヒートアップしてしまったが、最低限の礼儀は尽くしたうえで、話を聞きたい。別に、人間に幻滅してもいないので。
なぜ意見の違う他人を「性加害応援団」なんて罵倒するのか、合法である選挙ポスターをつぶすためネットや組織力を使うのか、それを落ち着いて聞きたい。まずは、相手の言い分をじっくりと聞く。思想がどうであれ、会って話せば意外と悪い人ではなかった……という経験が、過去にたくさんあるから。
漫画の規制に賛成していた土屋正忠・元衆議院議員、公開討論では話が折り合わなかったけど、別に喧嘩別れはしてない。「声かけてくれて、ありがとうね」という感じだったんです。堂々と、批判覚悟で出てくるということは、僕も相手も同じぐらいリスクを背負っているので、恨みっこなしなんです。少なくとも、敵ではない。こそこそと逃げ回るヤツ、責任転嫁するヤツ、組織を隠れ蓑にして力だけ行使するヤツラを、全身で軽蔑する。
でも、だからといってハッシュタグを流布させて、数の力で相手を追い詰めようなんて卑怯なことは考えないわけ。俺は堂々と、自分の足で立っていたいから。

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