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2019年12月16日 (月)

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EX大衆 2020年1月号 発売中
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特集記事「ポケットモンスターが教えてくれたこと」の中で、同人誌研究家の三崎尚人さんに取材、1998年に同人作家が刑事告訴された「ポケモン同人誌事件」を振り返っています。


三鷹市役所納税課から、「オール東京滞納STOP」というキャンペーン(?)の刷られた督促状が送られてきた。「差押えやタイヤロック、捜索等の滞納処分など、多様な徴収対策に取り組んでいます」と結ばれており、いつもにも増して脅迫めいている。脅して払わせるのではなく、税金に対する理解を促して、納得して払ってもらうべきではないのか?
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というか、確かに僕は遅れ気味ではあるが、今月最初に6万円も、都市民税を払ったばかり。これから大きな収入があるから、また払おうという気持ちでいた。脅される謂れはない。
そこで、土曜日でも窓口を開いているというので、30分ほど歩いて市役所まで行ってきた。すると、これ見よがしに設置されたタイヤロックが目に飛び込んできた。これを目にするのが不愉快きわまるので、ずっと市役所には行かず、駅前の市政窓口を払っているんだ。撤去してほしい、とメールでお願いしたことさえある。
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その時の会話はすべて録音して、こちらにアップしてある()。「権力を振りかざしてるじゃないですか?」という僕の問いに、三鷹市職員さんは「まあ、そうですね」と答えてしまっている。
NHKもまったく同様なのだが、「丁寧に話して聞かせて、納得してもらって払ってもらう」努力を放棄させるのが、こうした嫌悪や恐怖を引き起こす力づくの示威行為だ。僕が納税は世のため、人々との助け合いのためだと思っていても、市役所側が「滞納は許しません!」「財産を没収します!」と、最初からケンカ腰では僕の誠意も消し飛ぶ。リンクした動画を見てほしいが、僕が払ったばかりの6万円を女性の職員は「期限内に払ったわけではないから、払ってないですよね」と言い換えている。期限内でないと、いくら払っても納税したことにならないんですと。

もうね、話し合いになるわけないでしょ? 相手は権力と組織にガードされてるから、何とでも言えるわけ。動画の最後、僕は「……恥ずかしい」と言い残しているけど、彼らの脅迫行為が情けなくて、泣いてましたからね。
だって、すべての仕事は他人のため、世の中を良くするためにあるんじゃないの? 市役所は、納税者を脅すことが快感になってしまってないか? だとしたら、俺はあなた方の余興につきあって、せっかく稼いだ金を払いたくない。納得のうえで気持ちよく納税したいのに、ことごとく気分を害しているのは、市役所側じゃないか。喜んで払えるように工夫すればいいのに、バカだよね。企画力がない。


まあ、「廣田のこういうところが嫌いなんだよ」って人も多いだろう。「決まりは決まり」「ひとりだけ例外は許されない」など、小学校の頃から刷り込まれた価値観に、50代にもなればガチガチに脳が硬化させられていく。「自由には責任がともなう」って分かった風な賢しらな言い方があるけど、それ自体が自由を放棄した、身をもって自由を体験したことのない組織人間の悲しい言い訳なんだよ。

僕は自分で企画を考えて、自分で取材して構成を考えて記事を書いて、読者さんに少しだけ暇つぶしを楽しんでいただく。ちょっとだけ楽しい思いをしてもらう。その対価として、お金をもらえているわけだよね。
お金がほしいがためだけに、面白くもないものを「面白いですよ」と宣伝したりはしないわけ。そうしなくていいように、ウソをつかなくても仕事が出来るよう、努力というか工夫して注意してきたよね。他人を脅して、困らせてカネを得ているヤツには分からないだろ? この澄み渡った空気。濁りのない自由。
ちょっとでも、わずかでも世の中が過ごしやすくなるように、誰もがイヤな思いから逃れられるように……そう思って仕事してますからね。理想をもって。
理想がない人は他人を説得できないから、脅迫するしかなくなるんじゃないだろうか。別に役人でなくても、ちょっとした人間関係で優位に立ちたい人って、脅すような威圧的な会話を好む。豊かな理想のないニヒリストは、どんどん冷酷になり孤独の中に篭城していく。


最初から税金を天引きされている方は不愉快だろうけど、僕のように収入に波がある人間は、「税金は払えるときに払う」しかない。「払わない」わけではない。
まずお金を得たら、生活に困るところから埋めていくわけですよ。家賃とか光熱費とか。で、今月は数万多く稼げだぞとなったら、やっぱり映画に行こう!とか、美術館に行くとか本やプラモデルを買うとか、美味い食べ物だとか、まずは幸せになること、心が豊かになることを考えますよね。それを我慢しろ、ひとりだけ贅沢すんなって空気が、本当に日本には充満している。3千円のパンケーキを食うなとかさ。

動画の中でも少し話しているように、僕は貯金が少ない時、税金を払わないでいたら口座を凍結されてしまったことがある。
次に何が起きると思う? 強制的に生活保護を受けさせられる。ちょっと待ってくれ、今月だって少しだけど原稿料が入ってくるし、再来月には数十万入ってくると説明しても、無理やりボロいアパートに引っ越しさせられた。つまり、収入に波があるがゆえに貯金をコントロールして切り抜けていくのがフリーランスなのに、市役所は「定収入がなきゃ駄目!」「清掃員か警備員に転職しろ!」って均してしまう。
人間は幸せになるために生きているのであって、税金はその助けになるべきではないのか? やってることが逆なんだよ。まるで文化的ではない。「納税者」という名前の家畜を飼ってるみたい。


昨夜は、クリント・イーストウッド監督の『恐怖のメロディ』を観て、眠気が吹き飛ぶほど面白かったのだが、また今度。110円でレンタルしてきた映画で、こんなにも充実した時間をすごせるのか。
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お金のない若者に言いたい。少しでも余裕ができたら、映画を観よう。本を読もう。少しでもいい、文化的なことに時間とお金を使おう。あなたは納税する機械じゃない。生まれながらに、自由の翼だ。

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