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2019年11月20日 (水)

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『マイマイ新子と千年の魔法』10周年記念メモリアルアートブック 明日発売
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構成・執筆を担当しました。表紙は、片渕須直監督がレイトショーが始まった頃に原画を転用して制作したイラストを中心に据えて、四隅にある木々は本編美術のBOOKと初期ティザービジュアルからレイヤーを抜き出したもので固めました。
表紙の時は、デザインをお願いした西郷久礼さんに、自分でPhotoshopで作ったビジュアルを送って、なるべくそのまま配置してもらいました。表紙だけで、絶対に自分でも欲しくなるよう、やや失礼なぐらい強気に指示を出してしまいました。

片渕監督がNGを出すようなことはなかったです。キャラクターの大きさ等に、少し意見があった程度。また、エイベックスから、何か決定的なダメ出しがあったわけでもありません。細かな誤字を最後の最後まで、よくチェックしていただきました。
最後の監督インタビューは、挙げられた参考図書も平行して読みながら、創作の初期イメージに迫るみずみずしい内容にまとめられました。このインタビューを読んだら、『マイマイ新子~』に対するイメージは、かなり変わると思います。監督が手を加えて、文章を洗練してくれたのも有り難かったです。


当初は、明日の10周年記念上映で、ファン代表として登壇するようお願いされていたのですが、それはお断りしました(笑)。それで何か盛り上がるようには思えなかったので……。
(吉祥寺バウスシアターで福田麻由子さんに花束を渡したのは、片渕監督に「俺が渡すのは変だよ、廣田さん行きなよ」と背中を押されたからです。)

確か夏ごろに、エイベックスの岩瀬智彦プロデューサー、クラップの松尾亮一郎プロデューサーとお会いして、「10周年を記念して何か作りたい」という話を聞かされたのでした。お二人とも現役で活躍中だし、思い出すのは、意外にも10年前どうしていたか……ではありません。
松尾さんからは、「10年前に何があったのか記録したい」という話も出たのですが、それはDVDのブックレットに掲載されているので、後ろを振り返るよりは、新しいファンにも喜ばれるものを。10年もったのだから、次の10年も。そういう気持ちの方が強いです。あと、この10年の間、気持ちが覚めなくて良かった。
普通に売って、普通にお客さんが増えるという状況が、何よりも作品には望ましいですから。


月曜日は、国立新美術館へ「カルティエ、時の結晶」展へ。入場料1600円もするのに、展示の仕方が凡庸で、肩透かしをくらった。
美術館は来場者がある程度、自由に順路を決められたほうがいい。来場者が受け身にならざるを得ない直線的な展示では、美術館の意味がないとさえ思ってしまう。音声ガイドを試してみたが、これも来場者の行動を画一化している要因だ。
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その代わり、以前に来館したときに目をつけていた会場近くのハンバーガーショップ“Pe’z magic”で昼食。こういう場所では、遠慮しないようになった。ここでケチったら、すべて仕事に跳ね返ってくるような気がする。部屋でコンビニ安酒を飲んでは、生涯飲酒残量がもったいない。貧しい食生活は、仕事内容を貧しくする。
今を楽しくして、その楽しい今を死の瞬間までキープすればよいのだ、と思う。今がつまらなければ、その次の瞬間もつまらない。なので、我慢しない。

レンタルしてきた映画は、岡本喜八監督『座頭市と用心棒』、韓国映画『タクシー運転手』。
後ろ髪を引かれるのは、飼い犬たちに良くしてやれなかったこと。たまに、夢に出てくる。後悔があるとすれば、犬たちのことだ。

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