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2019年3月11日 (月)

■アゼルバイジャン旅行記-5■

■3/6-1 トラブル発生
シェキを離れる日になった。9時半発のバスのチケットを確保してあるので、早めに宿を出る。
ところが、宿を出てちょっと歩くと、レセプションにいたメガネの青年ともうひとり、荷物係の青年が走っておいかけてきて、「どうも支払い手続きがすんでないようだ」と言う。
こちらはエアトリで予約してカード決済しているので、腑に落ちずにいると、あちこちに電話をかけて確認して、過去の台帳もひっくり返して、ちょっとした騒ぎになってしまった。時間がかかりそうなので「今ここで払えばいいの?」とカードを出すと、カードはダメだという。なので、現金で120マナト。急いでいたので、領収書をもらうまで気が回らなかった。

結論から言うと、バクーに戻って別のホテルに泊まったその日の夕方、ベッドで倒れるように寝ているとレセプションから電話があり、「予約状況が変だ、支払いが行われていない。どうすればいいだろう? 明日の朝、相談したい」と言われた。
こちらもエアトリ経由の予約。現金で支払うと、納得してくれた。用心のため、チェックアウト時に領収書を発行してもらった。
[追記:ホテル側の言いかがりであったことが判明。バクーに宿泊する方、ガーデン ヴィラ ホテル (Garden Villa Hotel)からの二重請求に注意]
[追々記:帰国後にエアトリに問い合わせたものの、一ヶ月たった現在も二重に宿泊費を払ったまま。エアトリにも注意]

以前、オーストラリアで宿泊費の現金決済に苦しめられたときは、単に自分のチェックミスだった(バウチャーには、現地払いと明記されていた)。
しかし、今回は違う。ホテル側も、明らかに「おかしい、どうしよう」と当惑していた。もし詐欺行為を働くようなホテルなら、エアトリはリストから外すべきだろう。
この件では手痛い教訓を得たので、後述しよう。

■3/6-2 風邪薬
バスに乗ると、さいわい隣は空いていた。しかし、車掌は「窓際に座るな、通路側に移れ」などと理不尽なことを言う。まあ、たまにこういう偏屈なオヤジがいるんだ。
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(シェキのバス・ターミナル。タクシーはバクーのインターナショナル・バス・ターミナルへ向かって走り出したので、あわてて写真を見せて、方向転換してもらった。)

実は、シェキに来る時から喉が痛くてオレンジジュースを飲んでいたのだが、バクーへ帰るバス車内で頭がボンヤリしてきて、本格的に風邪になってしまった。
なので、バクー市内のインターナショナル・バス・ターミナルから、やや街外れにあるホテルへタクシーで移動後(なんと50マナトもとられた)、薬局で風邪薬を買おうと決めた。
スマホは便利なもので、ちょっと検索するだけで、近くにある「APTEK」(薬局)の場所を表示してくれて、おまけにアゼルバイジャン語で風邪薬をどう書くのか、表示してくれる。ホテルから「APTEK」まで歩いてメモを見せると、8.25マナトの風邪薬を売ってくれた。
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なぜか箱を外して、中身だけ売ってくれた。
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薬を飲むぐらいだから、しっかり食べておかねば……と、大きめのレストランで鶏肉のミックス、ターキッシュ・スープなど。酒は飲まず、オレンジジュースを頼む。
リック・モラニスのような若いボーイは「ジャパン?」と、笑顔で聞いてきた。
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一見すると、単にお洒落なヨーロッパの町並みなのだが、こんな大通りでも巨大ぬいぐるみが堂々と売られていた。この写真を撮ったあと、ヒゲ面のオヤジが近寄ってきて、怒られるかな?と警戒したら、なんか木のオモチャを持って「これどうだ?」なんて笑っている。男たちは、基本的に陽気な国である。

■3/6-3 顔
薬を飲んで、沈み込むようにホテルのベッドに横になると、レセプションから電話がかかってきた。前述のごとく、「どうすればいいだろう、明日の朝、話したあいたい」。
こんなに酷い風邪なら、明日は1日、ホテルで横になっていようかと考えていたところだ。またしても現金払いで納得してもらうしかない。あれこれ、細かなことが気になってきた。

とても印象に残っているのは、ホテルの主人の顔だ。
チェックインの時は、「ようこそ!」と、びっくりするぐらいの笑みだった。その時、ちょっと違和感をおぼえた。市場のオヤジたちの腑抜けた、それゆえに染み出るような温かい笑顔ではない。どこか、作り物の営業スマイルなのだ。
翌朝、レセプションに向かうと、主人は邪悪な笑みを浮かべていた。それはようするに、ドロボウを見る目だ。「こっちは不正を見抜いたぞ、どう言い訳するつもりだ、この詐欺師め」とでも言いたそうな、意地悪な顔。あの表情だけは、死ぬまで忘れない。
現金で払って「すみません」と謝っても、そっぽを向いたまま、薄ら笑いで「問題ありません」。なんて意地悪な、嫌な男なのだろう?

チェックアウトの時は、その顔からは完全に笑みが消えて、主人が持っている本来の、他人に対する無関心さが顔にあらわれていて、心底ゾッとした。人を信じさせるのも笑顔、騙すのも笑顔だ。
僕があまりにガックリしているせいか、その主人の奥さんらしき女性は腫れ物に触るように、いたわるような小さな笑顔で接してくれた。でも、僕を本当に憤激させたのは、エアトリのミスじゃない。主人の意地悪い態度だ。

(つづく)

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