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2019年1月20日 (日)

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魔改造 「ラブライブ!」のフィギュア頭部を付け替え販売 著作権法違反容疑で男逮捕
あえて毎日新聞のリンクを貼ったのは、同紙が「児童ポルノ」の範囲をアニメ・ゲームにまで拡大解釈した()ので、そこにも留意してほしいから。
毎日新聞が、Twitterで「#魔改造」のタグまでつけて嬉々として投稿していることに、違和感をおぼえる。

Facebookで「この程度の改造で逮捕とは、ちょっと行き過ぎではないか」という趣旨で投稿していた方がいらしたので、このニュースを知った。『ラブライブ!』シリーズは他の作品に比べて版権管理が厳しいと聞いたことがあるので、まあ仕方がない面もあるのでは……と思ってリンクを開くと、なんと著作権者からの訴えではなく、茨城県警がサイバーパトロールしていて、独自捜査でフィギュアの販売者を特定したと知って、ゾッとした。

逮捕の裏には、環太平洋連携協定(TPP)発効にともなう、著作権法の非親告罪化がある()。茨城県警は昨年秋から捜査していたそうなので、TPP発効を見据えて、いわば「見せしめ」として改造フィギュアを選んだのであろう。


いくつか、残念な点がある。
Twitterでこの件について検索してみると、改造されたキャラクターの特性をあげながら、「草生えた」と笑いものにしている人たちが目についた。
笑ってすませてしまうと、これから「著作権侵害の範囲」がどんどん広がって、それこそTwitterで改造したフィギュアやプラモデルの画像をアップロードしただけで訴えられるか、訴えられないまでもウェブ上で責められたり犯罪者扱いされたりする事態は、十分にあり得る。

少なくとも、美少女フィギュアの改造を楽しんでいる人たちは、萎縮してしまうのではないだろうか。
「ガンプラに好きな色を塗ってもいかんのか?」と言っている人がいたが、警察による改正著作権法の解釈次第では、個人が塗装したり改造したプラモデルを販売したら権利侵害と捉えられて、ある日いきなり逮捕……という、今回と同様の事態もあり得るだろう。
どうか、笑いごとですまさないでほしい。これは、他ならぬ僕たちの趣味の問題であり、心の自由の問題であるはずだ。

また、逮捕=有罪確定ではない。


それと、県警が改造例としてアイドル衣装のフィギュアの首を、“水着の”フィギュアの胴体に乗せかえているのも、僕は気になった。これでは、水着などの露出の多いフィギュアがいけない……極端に言うと、「エッチだから逮捕」のような誤った印象を与えてしまうのではないだろうか。
押収品として多数の市販フィギュアを並べることで、「フィギュアをたくさん買い集めている人は犯罪者」というイメージを、社会に与えてしまっていないだろうか?
Cb9ph31wwae_hjp2016年、児童ポルノ規制法違反で、なぜかフィギュアが陳列された事態を忘れてはいけない( 画像はリンク先から)。
フィギュア製品だけが、警察から「見せしめ」に最適として利用されている気がしてならないのだが、いかがだろうか?

だとしたら、フィギュア文化、模型趣味の根幹といってもいい「改造」の自由を守るのは誰で、何をしなければいけないのだろう?

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