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2018年12月18日 (火)

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筆塗りを楽しむために生まれた味わい深いプラキット「塗るプラ」を、株式会社ボークスが開発した本当の理由【ホビー業界インサイド第42回】
T640_791437ちょっと気になっていたプラモデルだったので取材をお願いしたところ、未塗装のランナー状態を見て、腰を抜かしました。「金型が壊れるんではないか?」というぐらい、モールドがシャープなのです。専業メーカーでも、こんな彫刻はなかなか出来ないと思います。

もちろん、ボークスさんとしてはキットを通じて水性塗料「ファレホ」をアピールしたいわけですが、「上手な人が上手に塗りました」の一点張りでは、やや苦しいと言わざるを得ません。
僕のような第三者が興味本位で取材するメリットは、メーカーさんとは別の視点から製品の魅力を見い出せることだと思います。そういう意味では、「モールドの有機的な表現力が凄い!」という評価になります。たった900円で、これは買いですよ。


【模型言論プラモデガタリ】(
来年1月10日に、阿佐ヶ谷ロフトAでトークショーを開催します。
Ducxlueu8aeud74一緒に登壇するのは、80年代初期に美少女フィギュアをビジネスとして開拓し、現在はフィギュア原型会社MICの経営に携わる秋山徹郎さん。第一回は、キャラクター・プラモを検証することになりますので、アニメの歴史や玩具の文化に詳しい五十嵐浩司さんがゲストです。
五十嵐さんのおかげで、とんでもなく貴重な資料が集まってきました。

版権元さんとも話して、今回は手持ちのキットや資料を使ったトークショーになりますが、ダンバインならダンバインという番組の立場がどうだったのか、オーラバトラーというキャラクターをどう売りたかったのか、アニメ・ロボットのプラモデルとして何を遊ばせたかったのか、検証します。
単に「あのシリーズは出来が悪かった」「ダンバインは好きなアニメだった」と回顧するわけではありません。物事のコンセプトを咀嚼し、デザイン的な視点から検証するので、そういう仕事に興味のある人なら、誰でも楽しめると思います。もちろん、単にアニメ好き、オモチャ好きでもいいんです。
「気楽に参加できて、勉強になる」イベントになります。


僕がモデルグラフィックス誌で連載を始めた数年前、Twitterで「作れもしないくせに……」と悪口を言われたものです。
また、他ジャンルで有名なクリエイターの方が「僕はプラモデルに色は塗れませんし、下手クソなので語る資格はありません……」と口ごもってしまうシーンに、何度か出会いました。「模型雑誌に凄い作品が載ってますよね、あんなのは無理」と言われたこともあります。

だけど、僕の友人でプラモデルは買わないし作らないのに、模型雑誌だけ眺めて楽しんだり、「今度、○○がプラモデルになるんだな」と、情報だけ集めている人もいます。
そういう人たちは、プラモデル文化と関係ないんでしょうか? 「入門」という言葉がありますが、本当に誰もが門をくぐらねば語ってはいけないのでしょうか?

「四の五の言わずに、とにかく作れ! 塗れ!」「努力して、上達してから語れ!」といった根性論の影で口を閉ざしてうつむいている人たちが、安心して座れる場を提供したいんです。
プラモデルなんて、生まれてこの方、買ったことがないって人でも歓迎します。アニメとかロボットとかよく分からん……という人で大丈夫です。「そもそも、ロボットアニメとは何か?」「何のためにロボットアニメが存在するのか?」という次元から、丁寧に語り下ろしますので。
できるかぎり毎月開催するので、「自由な言論とは何か?」ということも含めて、風とおしのいい、何の抑圧もない解放区を目指したいのです。

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