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2018年9月29日 (土)

■0929■

真木太郎プロデューサーが振り返る、もうひとつの「この世界の片隅に」戦記。 【アニメ業界ウォッチング第49回】
T640_779694アキバ総研では片渕須直監督に二回インタビューして、丸山正雄さん、松尾亮一郎さんと現場に近い方たちに聞いてきて、「次は真木さんだ」と担当者と話しているうち、一年以上も経過してしまいました。
『この世界の片隅に』を夢見られる企画から、現実的な事業へとシフトさせた人がいるはずで、それが真木さんだと思います。
真木さんと同じように、公開前に「いい作品になるだろうけど、お金は出せない」と、僕も言われました。背景画集やすずさんのフィギュア企画をどこか出してくれないかと、松尾プロデューサーと相談しながら営業していた頃です。
(唯一、公開前に商品化に踏み切ってくれたのがフジミ模型さんでした。それ以外は「お断りします」か、ノー・リアクションでした。)

公開後に「こんないい作品にお金を出さないなんて、バカですよね」と声をかけられましたが、公開前の「……ホントに大丈夫かな?」という冷たい空気は忘れられません。
『マイマイ新子と千年の魔法』がラピュタ阿佐ヶ谷で連日満席だった頃、ロビーで監督やプロデューサーたちと「今後どうすべきか」話したことがありました。その時のピリピリした空気感に、ちょっと近い。


最近はテレビドラマ版の『この世界の片隅に』が最終回を迎えたので、『この世界~』自体が終わったかのような雰囲気になってしまう。なぜなら、ドラマの方が観ている人の数が多いだろうから。
それはさすがに癪なので、12月公開予定の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を自分の仕事の範囲内で支援しよう、という気持ちになりました。年内実施予定の大きな企画が動いています。土浦や広島・呉に足を運ぶのは、そういう意味もあります。

ヒロシマ・フィールドワーク実行委員会さんの編纂された『証言 記憶の中に生きる町 中島本町・材木町・天神町・猿楽町』()を読むと、またどうしても広島に行かざるを得なくなってしまいます。アバンタイトルの意味が、まったく違って見えてくるので、徒歩で中島本町を感じたくなってしまうのです。


おかげさまで、あちこちで「廣田さんは、プラモデルの記事、がんばってますね」と言っても42689803_1899286676831904_557801391 らえるようになりました。全日本模型ホビーショーのチケットをいただいたので、昨日の業者招待日に行ってきました。

ロボットアニメの製品化は、80年代だけでなく90年代の作品にまで広がりつつあります。当時小学生~中学生だった団塊ジュニア世代がボリュームゾーンを形成しているからです。
また、タミヤMMは中年向けのレトロ路線を継続しているように見えますが、本気で若い世代をお客にしたいのであれば、「頑張って塗装しろ、塗装しなくては作ったことにならない」70年代の価値観から脱却する必要があると思います。艦船模型やカーモデルは、それが出来ています。ズベズダやモンモデルがスナップフィットの戦車を出してはいますが、メジャーではないですよね。


昨日のホビーショーでようやくランナー実物を見られたのは、マックスファクトリーさんのPLAMAX Naked Angel 1/20『天使もえ』。
42686427_1899328483494390_1677407_3水着とオールヌードのAV女優のプラモデル・キットで、展示はともかく、メーカーの画像では、何もモールドされておらずツルツルの股間に、思わせぶりなボカシが入っています。『ぼくのエリ 200歳の少女』のひどい修正(「ないものを規制することによって、問題があることにしてしまう」)を想起してしまいます。一部の情報サイトでは、なぜか18歳以上向けに設定されています。一体、誰から何を隠したいんでしょうね?
幸い、製品の予約状況は好調なようですが、プラモデル業界・フィギュア業界は表現規制への認識が甘い(というかまったくの無防備)ので、リベラルな方たちが「女性をモノ化している」と抗議したら、一体どうなってしまうことか……。

だって、「新潮45」が話題になっているから手に入れようと思ったら、休刊でプレミア価格がついていて中身を確かめられない、息苦しい世の中ですよ?
「新潮45」を読みたい、と言っただけで「お前も差別主義者か?」と恫喝されかねない。自由とは程遠い、ひでえ世の中になっちゃいましたね。

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