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2018年5月13日 (日)

■0513■

HJメカニクス 18日発売予定
Dcvfohwvaaut4c9●第2特集「ガシャプラ 装甲騎兵ボトムズが僕らを幸せにする理由」
五十嵐浩司さんのサポートとして入りましたが、扉の写真撮影からページ構成までアイデア出しを行い、五十嵐さんがサンライズから借りてらしたアニメの画像も選んで、タイトルにいたってはグレッグ・イーガン『幸せの理由』(“Reasons to be Cheerful and Other Stories”)から拝借してますからね。
五十嵐さんは無二の親友ですが、今回ばかりは、さすがに私の存在がウザかったと思います……。


だけどやっぱり、ガシャプラの企画をなさった長谷川淳さんのインタビュー、これはロボプラモ好きは絶対に読んでいただきたい!
なぜ立ちポーズで固定なのか、固定なのに肩や足首がボールジョイントである理由、ぜんぶ書いてあります。だって、ボトムズを片膝立ちで飾る人はいないでしょ? 「いい立ちポーズ」をビシッと決めるためにグキグキと関節を微調整しまくっている人が大半では……。
あと、長谷川さんが赤字を入れたも図面も、なるべく多く掲載しました。文字が読めるといいのですが、1/24、1/35、1/48、1/60、1/20と、全スケールのスコープドッグが体の上を通り過ぎていった男たちのハートがズビビッと共振する「分かってる」感がギュウギュウに詰まってます。

たとえばラウンドムーバーの四箇所ある球体はそこで切れるんじゃない!とか。肩装甲の丸みは、もっと緩やかなんだ!とか。ソリッドシューターのスコープ基部は斜めだよね!とか。
いまボトムズというか、ガシャプラでロボット・プラモ、このサイズの立体物を作る意義と説得力が、ぜんぶ詰まってます。これが「2018年バージョンの決定版」なんですね。


そういえば、バンダイ1/20スコープドッグのプロポーションが途中から変更になっている……というインタビューに出てきた話を、11日の静岡ホビーショーでもB社の方に聞いてきました。まあ、とてもここには書けないお話を、たっぷりと聞かせていただきました。
その後、ホビーセンターに移動してFigure-riseLABO関連のインタビューをさせていただき……、朝から会場に行って、取材時間まで暇なんじゃないかと思っていたら、あちこちから声をかけていただき、立ち話で十分に楽しませていただきました。
Kimg1184_2モデルグラフィックスで5年ちょっと連載を続けて、Twitterで色も塗らないプラモの組み立て過程を掲載して、アキバ総研でもホビー業界インサイドの企画を提出して、取材先をぜんぶ自分で決めて……それらが、効いてきました。ちゃんと「プラモの記事を書いてる廣田」と認識されていて、嬉しいです。


『ボトムズ』で言うと、僕は20代の終わりごろ、WAVEから再販された1/60キットのパッケージ、塗装見本をすべて塗りました。下手でもいいから制作意欲を掻き立てるような荒々しい感じで、とのオーダーで、それこそ今日の食費すらないような状況下で塗りました。
『ボトムズ』は大好きだから嬉しかったんだけど、お金をもらえるレベルではないと気づいてモデラー業はやめて、今またこうして新しい1/60にプロのライターとして再会できて、感無量ですよ。昨日と明日がつながった感じです。

さっきまで書いていたFigure-riseLABOのページも明後日入稿でテキストはアップしてるし、写真も数時間かけて撮ったし、合計3誌で『ひそねとまそたん』の記事を書いているし、地元のパネル展も権利元と話しながら進めているし、明日も取材はあるし、仕事上のストレスは皆無に等しいです。
僕はもうプラモデルに色は塗らないし、「塗装すらできないヘタレのプラモ好き」として、悠々自適に仕事できています。ライターデビューしてから20年かけて、ようやく「自分の仕事」を作りはじめてます。

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