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【懐かしアニメ回顧録第40回】「もののけ姫」のスケール感は、“見えないはずのものを目撃する”主人公の視界から生まれる。(■)
アシタカという主人公は、いつも事態が起きた後に遅れてくる主人公です。ただし、彼が聞かされたり自分で想像することは、あたかもアシタカが肉眼で目撃したかのような演出がなされています。その演出を、カット単位に分けて分析しています。
決定的な事態を目撃できない無力な主人公に、いかにして物事の全貌を把握させるか。その課題を解決するための“演出”を評価すべきであって、それは『もののけ姫』が面白いかどうか、感動したかどうかとは別のフィールドで為されるべきと考えます。
■
「剣道20年やってた感触として、武道やってると礼儀正しくなるのではなく、人より強いという感覚を得ると傲慢で傍若無人になりがちなので礼儀をセットで教え込まないといけない」(■)

決定的な事態を目撃できない無力な主人公に、いかにして物事の全貌を把握させるか。その課題を解決するための“演出”を評価すべきであって、それは『もののけ姫』が面白いかどうか、感動したかどうかとは別のフィールドで為されるべきと考えます。
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「剣道20年やってた感触として、武道やってると礼儀正しくなるのではなく、人より強いという感覚を得ると傲慢で傍若無人になりがちなので礼儀をセットで教え込まないといけない」(■)
ゲームデザイナー、簗瀬 洋平さんの言葉。
朝青龍が児童向け漫画を頭ごなしに怒鳴りつけたのも、中学生球児たちが無防備のグラビア・アイドルを揉みくちゃにしたのも、「人より強いという感覚」を得て「傲慢で傍若無人に」なった結果だろう。
こと、プロとして認められるほどの体力の持ち主は社会的に優位に立てるわけで、気に食わない相手は体力でねじ伏せられるわけで、組織的に優遇されているから暴力沙汰を起こしても不起訴になって示談で無罪放免なわけで、こいつらをどうにかしないと、世の中は明るくならないですよ。
バイブ万引き、当直室の肉体関係……北海道警「隠された不祥事」の実態(■)
これも凄まじい内容のレポートだけど、警官とか教師とか、優越的な立場を得ると、人間は支配欲が丸出しになるという良い例。だから、学校ではセクハラが起きやすい。親たちが教師をかばうので、いちばん弱い被害児童が泣き寝入りさせられる。
この前、ひさびさに三鷹警察署の前を通ったら、誰を殴るつもりなのか木刀をもった巨漢が2人も入り口に立っていて、とても道を聞きに入れる雰囲気じゃない。あんな威嚇的なムードで、性犯罪の被害にあった女性が(署内でセクハラ、いや強制わいせつされる危険をおかして)助けを求められるわけがない。
体力のある者が権力をバックにえばりちらす、この歪みきった社会図式を、まずはみんな認めるべきだよ。みんな警察と戦うのが怖いから、ポルノ撲滅に話をすりかえてるけどね。
■
桂春蝶とかいう、ガキみたいな顔をしたネトウヨ落語家が“世界中が憧れるこの日本で「貧困問題」などを曰う方々は余程強欲か、世の中にウケたいだけ”(■)と放言したけど、師弟関係とか上下関係で成り立っている世界は、どうしても密室化して腐敗するのだと思う。学校の部活なんかも、全部そうでしょ?
桂春蝶を支持して生活保護叩きしているネトウヨの皆さんも、「反日勢力が悪い」「生活保護の不正受給をしている在日外国人が悪い」など、日本社会には何がしかの問題があって解決すべきだと思っているわけだよね?
だけど、彼らは権力の怖さを知っているから強いものに媚びへつらって、矛先をずらして不満を解消しようとする。ネトウヨの皆さんも、生きづらさを抱えた被害者だよね。
労死遺族に「週休7日が幸せ?」 ワタミ渡辺氏が謝罪(■)
この件にしても、週休7日が幸せに決まっているでしょ? そのうえで、やりたいことに時間や労力を使うのが人間らしい生き方だよ。「好きなことを仕事にするなら賃金は安くてもいいよな」「仕事ってのは辛い状況に耐えることだよな」と、いちばん奴隷根性の肥大したヤツが大声で説教する世の中。
主権在民のはずなのに、誰もが義務に追いまくられている。NHKの集金方式はヤクザだし、三鷹市役所は僕のことを税金を生み出す家畜のように扱う。
ちょっとでも気を許したら、彼らに屈服することになる。強いものへのあきらめは、いつでも口を開けて僕らを呑み込もうとしている。
朝青龍が児童向け漫画を頭ごなしに怒鳴りつけたのも、中学生球児たちが無防備のグラビア・アイドルを揉みくちゃにしたのも、「人より強いという感覚」を得て「傲慢で傍若無人に」なった結果だろう。
こと、プロとして認められるほどの体力の持ち主は社会的に優位に立てるわけで、気に食わない相手は体力でねじ伏せられるわけで、組織的に優遇されているから暴力沙汰を起こしても不起訴になって示談で無罪放免なわけで、こいつらをどうにかしないと、世の中は明るくならないですよ。
バイブ万引き、当直室の肉体関係……北海道警「隠された不祥事」の実態(■)
これも凄まじい内容のレポートだけど、警官とか教師とか、優越的な立場を得ると、人間は支配欲が丸出しになるという良い例。だから、学校ではセクハラが起きやすい。親たちが教師をかばうので、いちばん弱い被害児童が泣き寝入りさせられる。
この前、ひさびさに三鷹警察署の前を通ったら、誰を殴るつもりなのか木刀をもった巨漢が2人も入り口に立っていて、とても道を聞きに入れる雰囲気じゃない。あんな威嚇的なムードで、性犯罪の被害にあった女性が(署内でセクハラ、いや強制わいせつされる危険をおかして)助けを求められるわけがない。
体力のある者が権力をバックにえばりちらす、この歪みきった社会図式を、まずはみんな認めるべきだよ。みんな警察と戦うのが怖いから、ポルノ撲滅に話をすりかえてるけどね。
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桂春蝶とかいう、ガキみたいな顔をしたネトウヨ落語家が“世界中が憧れるこの日本で「貧困問題」などを曰う方々は余程強欲か、世の中にウケたいだけ”(■)と放言したけど、師弟関係とか上下関係で成り立っている世界は、どうしても密室化して腐敗するのだと思う。学校の部活なんかも、全部そうでしょ?
桂春蝶を支持して生活保護叩きしているネトウヨの皆さんも、「反日勢力が悪い」「生活保護の不正受給をしている在日外国人が悪い」など、日本社会には何がしかの問題があって解決すべきだと思っているわけだよね?
だけど、彼らは権力の怖さを知っているから強いものに媚びへつらって、矛先をずらして不満を解消しようとする。ネトウヨの皆さんも、生きづらさを抱えた被害者だよね。
労死遺族に「週休7日が幸せ?」 ワタミ渡辺氏が謝罪(■)
この件にしても、週休7日が幸せに決まっているでしょ? そのうえで、やりたいことに時間や労力を使うのが人間らしい生き方だよ。「好きなことを仕事にするなら賃金は安くてもいいよな」「仕事ってのは辛い状況に耐えることだよな」と、いちばん奴隷根性の肥大したヤツが大声で説教する世の中。
主権在民のはずなのに、誰もが義務に追いまくられている。NHKの集金方式はヤクザだし、三鷹市役所は僕のことを税金を生み出す家畜のように扱う。
ちょっとでも気を許したら、彼らに屈服することになる。強いものへのあきらめは、いつでも口を開けて僕らを呑み込もうとしている。
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