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2018年3月15日 (木)

■0315■

EX大衆 2018年4月号
81ecvetjl●監督で見る『ルパン三世』クロニクル 構成・執筆
最初期の『ルパン』を撮った大隈正秋監督、宮崎駿監督、第4シリーズの総監督を務めた友永和秀さん、そして『次元大介の墓標』と『血煙の石川五ェ門』で新境地を切り拓いた小池健監督まで、好きなように語り下ろしました。
チャーリー・コーセイさんがラフに歌い上げたファースト『ルパン』のサントラ盤が、完全な形で実現していないことにも触れています。音楽の使い方はフランス映画『冒険者たち』の影響を感じるんですけどね……そこまでは書けませんでした。


レンタルで、ギレルモ・デル・トロ監督の『ミミック』。
Mv5bmtu4odm5mtkzmf5bml5banbnxkftztc疫病を滅ぼす目的で、遺伝子操作された新種の昆虫が作られる。この昆虫が地下鉄で人間大に進化してしまうのはナンセンスだが、なんと彼らは人間に擬態する。これはなかなか気の利いたアイデアで、黒いコートを着てマスクをかぶった怪人が悪役なのかと思って観ていると、そのマスクは昆虫の器官の一部であることが明かされる。
それ以外にも、数センチ~数十センチ大の奇怪な昆虫がいろいろと登場し、それらはCGやアナマトロニクスで愛情たっぷりに作られており、昆虫を解剖して体液を体に塗りたくるようなシーンが続出するため、ギレルモ監督の嗜好を理解するには非常に役立つ一本だ。巨大な昆虫の繭なども、いっぱい出てくる。

『パシフィック・リム』でも、グロテスクな怪獣の内臓や皮膚につく寄生虫がライフサイズで精巧に作られていた。また、分厚い鉄の扉の内側から菊池凛子が外の様子をうかがう、あの陰気さがいい。
「怪獣好きの陽気なオタク」という通俗イメージは、ギレルモ監督のセルフ・プロデュースの結果だという気がする。


日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟の主催した野球大会の件、ネットでは早くも鎮火に向かっている。
中学生が実名でツイートしていたため、なんと中学校に電話して、校長に訴えた勇気ある人がいる()。「学校外の事は学校側としては関係ない」「もし被害届が出されたら対応する」程度の対応だそうで、この人のツイートに「学校は関係ない」と突っかかっている事なかれ主義の無気力男どもにもウンザリさせられる。

税金の相談に、ひさびさに三鷹市役所の納税課へ行った。
滞納者の自動車に取り付けるための、巨大なストッパーが置かれている。「滞納は見逃しません!」と刷られた脅迫的なポスターが貼られていて、帰り道では怒りと情けなさで目眩がした。
社会は、強者と弱者とで成り立っている。弱者は、従わされているから弱者なのだ。耐えている、堪えている、待っている者は弱者だ。強者の側に回りたいわけじゃない。弱者の立場のまま、強者に抗いたいんだ。

(C)1997 Dimension Films

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