■マルタ旅行記-4■
■11/3-5 ダンジョン
チタデルは、ヴィクトリアの町の高いほうへ高いほうへ歩いていけば、だいたい分かります。坂道の奥がチタデルで、入場料金はかかりません。登って見物するだけなら、タダです。
そこを勘違いしていて、ビジターセンターに寄って、5ユーロも払ってしまう。このチケットで自然博物館など4ヵ所に入場できるけど、やや規模が小さく展示もたいしたものではないので、トイレに寄るつもりで……チタデル内にも公衆トイレはあったけど、混んでいたので。
城壁の端を歩けるようになっていて、ゴゾ島全体を360度、見渡すことができます。
はるか向こうに水平線が見え、豆粒のような町に人々が暮らしていると想像すると、とてもゴゾという島を「小さい」などとは言えなくなってくる。そして、城砦の内側はダンジョン風。
はるか下の通路を人が歩いていて、「あそこに行くには、どのルートを通ればいいのだろう?」と考えながら歩いていくと、本当にドラクエのテーマが頭の中で演奏されます。ぜんぜん飽きないので2時間以上も歩き回って、夕陽を逃したくないので、シュレンディへ戻ることを考えはじめます。
しかし、眺望の素晴らしさとダンジョンの楽しさ二本立てで、これがタダというのは凄い。そして、午前がジュガンティーヤ神殿で午後がチタデルなら、まあまあ充実した一日だったはずだ。
■11/3-6 メカジキ
15時48分発のバスに乗る。シュレンディ行きは、基本的に空いている。
魚料理が売りのレストランに入り、まずは地元産のワインを注文。
メカジキとサラダを頼んだら、サラダはメカジキに含まれているとのこと。ワインも含めて、計28.50ユーロ。魚は美味かったが、ソースをつけない方が良かった。
美人のウェイトレスが、「ゴゾ島へは初めてですか?」というようなことを聞いてきたが、口の中に食べ物が入っていたので、「ソーリー」としか答えられなかった。
ロウソクを持ってきてくれたとき、「さっきのアナタの質問……」と話しかけたけど、今度はこちらが「ホワット?」と聞き返されてしまった。絶望的に、英語力がなくて悲しくなる。しかし、素晴らしい笑顔だった。
「食後のコーヒーはいかがですか?」と言われたが、このままホテルでビールに切り替えるつもりだったのでお断りした。
しかし、ワイン一本を空けたあとなので、ビールは500ミリ一缶が限界だった。19時ごろ、早々と床に入った。
翌朝はマルタ本島にあるスリーマという都市に移動し、その遊び好きの若々しいムードに魅了されることとなる。
(つづく)
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