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2017年7月13日 (木)

■0713■

ダイアクロンワールドガイド 15日発売
10470430a●奥出信行さんインタビュー構成
元タカラ社長の奥出信行さんのインタビューのみ、構成しました。聞き手は五十嵐浩司さんです。

プラモデル関連の取材は増えてきたのですが、玩具関連は「フィギュア王」にレギュラーで書いていたとき以来です。
この三ヶ月は途切れなく取材が続いていて、いつ何が発売されるのか、だんだん把握できなくなってきました。
明日も明後日も、取材です。


トークイベント『社会は如何にしてプラモの金型に彫りこまれた美少女のパンツを見つめてきたか』()の開催まで、一週間となりました。
・田中圭一さん(漫画家)
・永山薫さん(漫画評論家)
・山田太郎さん(前参議院議員)
・桑田聡さん(月刊モデルグラフィックス編集部)
・有田シュンさん(『アウトサイダー・プラモデル・アート 青島文化教材社の異常な想像力』著者)
これだけのメンツが揃う機会は、今後ないと思います。チケット予約をおすすめましす。

で、このイベントの告知ツイートには、リプライを無視しないスタンスでいたんです。
だけど、ちょっと受け答えしたら、「クソフェミ」「ブサヨ」が表現規制しているといった内容の返信が来たので、やむなくブロックさせていただきました。以前、その手の汚いネットスラングを山のように駆使した不毛な議論を前に、うんざりしたことを思い出しました。
自分と対立する意見をもった相手を、呼び方によって汚らしく見せてバイアスをかけようなんて、ガキの喧嘩ですか。「規制派」「規制反対派」という、対立を招く呼び分けも好きじゃない。後者が「表現の自由戦士」と揶揄されるのも、分かるような気がしますね。


“差別意識、つーのは社会的な通念や倫理観の外側にあるんじゃなくて、予め内包されている。そう思えば「差別は良くない。ま、自分は大丈夫だがな」とは言えない。”(
友人のべっちん氏のツイートだけど、その通りだと思う。みんな、自分を疑うことを知らない。

僕は、田中圭一先生が原案の『コップのカドでグリ美ちゃん』の販売自粛をコンビニとゲーセンに求めたけど、20日のイベントでは田中先生の言いぶんもお聞きしたい。「あいつは敵だから距離をおく」「出入り禁止だ」とか、そういうことは考えません。
「なぜ、廣田は自粛を求めたりしたんだ」とご本人から責められるのであれば、その場で考えましょう。過ちであれば、認めましょう。だって、僕の中に「嫌いな表現を規制したい」欲望がないとは言い切れないでしょ?
そういうスタンスだから、「規制派」とは戦って、「反規制派」と共闘する勢力争いごっこに参加するつもりはないです。嫌いな人の意見の中にも、「くやしいけど、この点については正しいな」と思うこともあります。是々非々でいいじゃないですか。


だって、表現・言論の自由を維持するには、自分の嫌いな相手の自由も尊重せねばなりませんよね。どちらか一方の意見が封殺され、相手の発言の場が奪われるようなら、それは自由な状態とは言えませんよね?

相手に「クソフェミ」や「ブサヨ」、あるいは「BBA」などのあだ名をつけて人格を無視することは、互いに公平に意見を戦わせることのできない窮屈で不自由なディストピアへの第一歩です。
女性が男性を嘲りたいときに使う「金玉」「チンコ」も同様です。どうしてみんなして互いに根絶やしにするような殺伐とした状況を好むのか、僕にはさっぱり分かりません。
だから、どんな結論が出るのか予想できないトークイベントを開催したいと思うのです。

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