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2017年4月10日 (月)

■ケアンズ旅行記-4■

■4/3-1 朝食
朝食は、事務所というかオヤジさんの自宅のベランダで食べる。目の前には、熱帯雨林が広がっている。奥さん手作りの、すばらしい朝食。
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「ブレッド食べる?」「紅茶を、もう一杯どう?」など、柔軟に対応してくれる。ハチミツやバターは、セネガルやジンバブエ産だという話だった。
しばらくすると、オヤジさんが隣に座って、一緒に食べならがら、アフリカへ行ったときの写真を見せてくれた。神妙な顔をした大きなゴリラの手前で、同じような顔をしたオヤジさんが座っている写真を指さして、「ゴリラと俺……」とつぶやき、「ふははっ!」と笑う。昨日、ジープに乗っているときに話していた、3メートルの蛇の写真も見せてくれた。

食べ終わった皿をキッチンまで運ぶと、奥さんが僕に何か言った。「どういう意味ですか?」と聞くと、「食べ方がきれい、食事のマナーがいいという意味よ」とのことだった。
そして、明日の朝、どうやってケアンズに帰るかの話になり、「タクシーは高すぎるから、バスにしなさい」と、オヤジさんと奥さんは口を揃える。「だけど、タクシーの運転手と約束してしまったんですよね……」と、僕はベランダから庭におりる階段で立ち止まった。「そんな約束、もう忘れてるわよ」と、奥さん。「あなたが悪く思う必要なんかない」。
キュランダ村からケアンズまでのバスは、6ドルかそこらだという。確かに、運転手の態度を思い出すと、彼が本当に来るかどうかは怪しいものだった。

■4/3-2 小川
部屋に戻って、出かける支度をしていると、「ヒロ!」とオヤジさんの呼ぶ声がした。「長靴を持ってきたから、履きな」という。
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僕が彼の飼っている鳥たちを写真におさめていたからだろうか、鳥舎の向こうにある小川に案内してくれるようだ。「長靴のサイズが合うといいんだけど」と、オヤジさん。
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小川というか、ときには膝上まである長靴の中にまで川の水がザブザブと入ってくるほど、険しい道だった。雨季には、胸の辺りまで水位が上がるのだという。昨夜の雨の中、野生動物が木の実を食べ散らかした跡が残っていた。
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オヤジさんが、写真を撮ってくれた。なんとまあ、自然の似合わない男なのだろうか。
20分ほどかけて小川を回り、最後に動物の頭蓋骨を、いくつか見せてくれた。僕は、オヤジさんにお礼を言った。念のため言っておくと、この小さなツアーによって、オヤジさんが追加料金を取るようなことは、一切なかった。

奥さんが手入れしている最中だという、コテージの裏の庭。
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夜中は窓をしっかり閉めないと、虫ばかりか蛇が侵入してくることもあるとの話だった。雨が降りはじめたので、やむまで待つ。

■4/3-3 スカイレイル
晴れたので、オヤジさんがジープで案内してくれた道を歩いて、ひとりでキュランダ村へ向かう。30分もかからず、あっさり着いてしまった。歩行者用道路が完備しているということは、ホテルのある区画から村へ、わりと人が往来するのだろうか。ひとりも見かけなかったが。

キュランダ村……村というより、土産物屋やレストランの集まった、小さな町という雰囲気だ。中央には公園があり、子供たちが遊んでいた。
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すでにケアンズからの観光列車が到着したあとなので、日本人観光客も多い。「スカイレイル」というロープウェイに乗りたいのだが、地図を見ても、ちょっと乗り場が分かりづらい。観光客の歩いてくる方向を逆にたどって、ようやく分かった。

スカイレイルは、キュランダ村からバロンフィールズ駅、レッドピーク駅を経由して、スミスフィールドまで降下する。ふたつの駅で途中下車して、遊歩道を歩くことができる。往復チケットを買うと、日本語のパンフレットを渡してもらえた(レシートを捨ててしまったので、料金は覚えていない)。
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こういう乗り物で、ちょっと風で揺れたりもするので、最初は怖い。しかし、少しずつ視界が空と熱帯雨林だけで占められていき、感嘆の声が出る。
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昨日、オヤジさんが高台から見せてくれたバロン渓谷を、反対側から見ることが出来た。
途中駅で乗りまちがえ、キュランダ村へ戻ってきてしまったが、往復チケットを見せて説明すると、ちゃんと乗り直しさせてくれた。親切な人たちだ。
終点のスミスフィールドは、なんだか時間を使うのがもったいないような閑散とした場所なので、さっさとキュランダ村へ引き返す。
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帰りの道では、ほとんど涙ぐんでいた。「なんて素晴らしいんだろう……」といった言葉が、口をついて出てくる。
こんな絶景が拝めるのに、なぜか客はまばら。料金も安かったし、廃止されたりしなければいいのだが……キュランダ村へ戻ると、13時ぐらいになっている。

(つづく)

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