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2017年1月18日 (水)

■0118■

「生活保護なめんな」の小田原市ジャンパー()、ギレン・ザビの演説を引用している頭の悪さ加減など、腹が立つよりバカバカしくて笑いが出る。
僕の仕事を「ようするに無職でしょ」と言い捨てた三鷹市も、納税課に行くと、いろいろ脅し文句が並んでいます。車のタイヤに仕掛けるストッパーも、窓口から見えるところに「納税しないと、こうやって車を差し押さえますよ」と言いたげに、でかでかと飾ってあります。

NHKも一緒ですね。「NHK」とは名乗らず、ケーブルテレビ局のフリをして受信料の督促に来る徴収員を追い返したら、今度は文書で「告訴しますよ」と、何度も何度も脅してくる。
税金でも受信料でも、脅し取ったらダメですよ。脅した側の負け。お金が欲しかったら、なぜ欲しいのか、どうして必要なのか、ちゃんと説明して説得しないとダメ。説得できないようなら、お金をとってはいけない。

いま、世の中ぜんぶが暴力的になっていて、駅に行くと「痴漢は犯罪です」「駅員への暴力は犯罪です」、コンビニでは「未成年の飲酒は犯罪です」、映画館では「映画の盗撮、違法ダウンロードは犯罪です」。
なぜ禁じたいのか、誰も言葉で説明しようとしていない。一方的に、脅しているだけ。


で、「痴漢」とくれば「冤罪!」と条件反射するがごとく、「生活保護」と言われたとたん「不正受給!」と即答する人たちが、例の「生活保護なめんな」ジャンパーをかばっている。
彼らも「秋葉原で児童買春が」「秋葉原で児童ポルノが」って主張する人権活動家と同じく、「自分が不愉快なのは、違法な状態が野放しになっているせい」と考えたがる。同族だよね。
だって、数少ない実例をあげて針小棒大に「実態はもっと多い」「改善が必要」と言い張るんだもん。そう言い張ることで、自分の不愉快さが軽減されるから。「溜飲が下がった」「気がせいせいした」なんてのは、あなたが一瞬、気持ちよくなるだけですよって話。

で、人権活動家が条文を離れて「児童ポルノ」を都合よく拡大解釈するように、生活保護叩きは「在日」というモンスターを群盲評象状態で、あれこれ使いまわす。
ようするに、自分が不快なのは、「児童ポルノ」や「在日特権」のせいにしたいわけ。自分の努力不足や認識不足のせいだとは考えたくないから、手近な答えを欲しがる。
自分の発言の矛盾点を突かれた人権活動家の人が、「こうやって私を責める男たちが児童ポルノで儲けていたり、児童を買春してるんだろうな」と幼稚な合理化で自分を納得させているのを見たとき、本当に哀れに思った。他人ではなく、自分を救う活動をしたほうがいいよ……。 


生活保護やベーシックインカムの話をして、「そんなの甘えだよ」って怒るのは、僕の周囲では「望んだ仕事につけなかった」「休みもなく、安い賃金で働かされている」人たちだなあ……悪いけど、嫉妬だよね。好きな仕事をして、相応の対価を得ている人は、他人がどんな生活してようと、たいして気にしないものです。

だけど、嫉妬、劣等感を起こさせるよう、義務教育が組まれてしまっているからね。誰を責めることも出来ない。誰もが救われなければ、良い社会とは言えない。ネトウヨだろうがブサヨだろうが、誰もが幸福になるべき。
他人に奪われた自尊心であっても、取り返すのは自分しかいない。いつでも、勇気だけが最後の最強の武器だ。

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