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2017年1月28日 (土)

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月刊モデルグラフィックス 3月号 発売中
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●デザイナーから見た量産型モビルスーツの“統一”と“拡散”の歴史・出渕裕インタビュー
編集部から依頼されたインタビューですが、とても上手くいきました。「面白い」と評判をいただいています。
僕が『宇宙戦艦ヤマト2199』特集で出渕さんにインタビューした実績があったこと、10年以上前にも単独インタビューしていたこと。『ポケットの中の戦争』をB-CLUB誌上の情報もふくめて、リアルタイムで見聞していたこと。その『ポケ戦』を企画した内田健二さんに誘われて、サンライズに在籍していたこと――すべてが、ピタリと重なった結果だと思います。

●組まず語り症候群 第51夜
担当編集からの提案で、1/35チェコ装甲車PA-Ⅱです。
車のキットとして考えれば、カウルが一体成形なのは当たり前です。なので、「一体成形のせいでパーツ総数が少くなるのは良いことなのか、つまらないことなのか?」を問う記事になっているはずです。


最近みた映画は『戦略大作戦』、『スーサイド・スクワッド』。『戦略大作戦』は、中学時代に一度見ている。シャーマンの運転席から兵士が乗り出して、装甲を両手でペタペタ叩くシーンで思い出した。


死んだ母、その母を殺した父とで、行方不明中の兄を断罪するという最悪の夢を見た。
そもそも、僕の家庭の崩壊は、兄がヤミ金融に多額の借金をしたことが遠因だ。
去年か一昨年、ひょんなことから、どこかで死んでいるだろうと思っていた兄が、ここから遠からぬ場所に住んでいるらしいことが分かった。だけど、情報をくれた方には「僕の住所は、決して兄に教えないでください」とお願いした。今度は、僕がたかられてしまうからだ。

ようするに、「もしこのままナアナアですませたら、次にはとんでもない事態になるぞ」という危機予測ができないのが兄であり、父であった。二人も肉親が破滅するさまを見ていれば、そりゃあ学習しますよね。
たとえば、飼い犬が病気になっているのに、父は「大丈夫。いつもと変わらないよ」と、涼しい顔で無視してしまう。僕が動物病院の場所を探して、「ここから30分ほど離れたところに、獣医があるよ」と伝えても、「そんな遠くへ、誰がどうやって連れていく?」と、目を丸くする。父からすれば、僕のほうが狂って見えたのだろうな。

破滅へ向かう楽観主義。正常性バイアスが強すぎ、とんでもない事態を前にしても、「いや、たいした事じゃない。大丈夫だよ」と見て見ぬフリをする。原発事故のとき、そういう人が大勢いたよね。


すこしだけ共通する話だと思うんだが……昨夜、行きたいイベントがあったんだけど、チケット販売サービスがあまりに分かりづらく、チケットを買えなかった。
そのサービス会社に「分かりづらい」「どうすればチケットを買えるのか」と問い合わせメールを送ったのだが、一度目は無視された。イベントの日程が近づいてきたので、「どうして無視したんですか?」「チケットを買いたいのですが……」と、もう一度メールを送ってみた。

すると、「いつも○○をご利用いただき、ありがとうございます」と、返信がきた。
いや、そこはまず「お手数をおかけします」と謝るところじゃないだろうか。一度目のメールは無視したわけだから。なのに、お詫びの言葉は、ひとつも無かった。
一体、このサービスはどういう評判なのだろう?と検索してみたら、やはり「分かりづらい」「二度と使わない」の声が多数だった。だけど、そのサービス会社は「自分が怒られている」「責められている」自覚がないわけです。やはり、一種の正常性バイアス。
最悪の事態を想定しない人は、底なし沼のほとりを素足で歩いている。


ぎっくり腰から、一ヶ月が経過した。今は、地元の整骨院に通っていて、起き上がるのに悲鳴が出るほど酷くはなくなった。
4月のケアンズ旅行に向けて、友だちから現地情報を聞く。何年ぶりかで、別の友だちと飲む。2月の仕事の予定は、ほぼ埋まりつつある。

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