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2016年10月22日 (土)

■1022■

「ゼーガペインADP」、下田正美監督インタビュー【復習編】
T640_713928イベント上映の中盤にさしかかった『ゼーガペインADP』、今回は「見た人向け」のインタビューです。
僕の原稿では「未見の方はご注意を」だったのに、「未見の方はネタバレにご注意を」に変えられてしまいました。しかも、赤字で。
だけど、未見の方が何人か、この記事を読んでから「見たい」とツイートしてらっしゃるので、心配しすぎと思う。

『ゼーガペインADP』 PREMIUM EDITION Blu-ray 発売中
Cvhbmswaaepfwf上映劇場で先行販売されているブルーレイの、ライナーノートとブックレットを構成・執筆しました。
中には、近くで上映していない、お金はないけど、ディスクは欲しい方もいらっしゃると思います。来月発売の通常版にはライナーノートしか付属しませんが、他では読めないインタビューも入れて、しっかりと価値をもたせてあります。絶対に、ガッカリさせません。


『ゼーガペインADP』、土曜朝は新宿ピカデリーのいちばん大きなスクリーンで上映したそうで、編集者からも「パンフレットが売り切れていた」と電話がかかってくるし、まずまずの成功を収めているのでは。

しかし、「量子化艦影」「データチャフ」「量子残像デコイ」などの知的なSFワードに反応する人は、少ない。アルティールが、敵機をつかんだ時、さりげなく敵側のデータを検索したりしていて、『ゼーガペイン』のロボット戦って情報戦なんだよな……。
そこら辺につっこんだ本を出したいので、とりあえず25日の「ゼーガペインをSFから読み解く」()に期待!


レンタルで、『アルカトラズからの脱出』。小学校時代にテレビ放映されていた作品は、実はちゃんと見ていなかったりするので。
Fugadaalcatraz05絵を描くことだけが生きがいの囚人が、絵筆をとりあげられてしまう。彼は、木工の作業場で働かされることになり、「手斧を使いたい」と申し出る。
手斧を手にした彼の主観カットで、立ち去る守衛の背中を追う。すると、囚人が手斧で守衛に切りかかるのではないか? 殺意をいだいているのではないか? と、見る側は想像してしまう。これが、クレショフ効果。僕たちが、体得的に学ぶ性質のものだ。

僕らは、映画のプロトコルを勝手におぼえ、脳の中で「物語」を構築しているにすぎない。慣らされているのに「慣らされていない」「自分の感覚はプレーンだ、中立だ」と思いこんでいるから、「お話がよかった」「ラストは言わないでくれ」などと安易に言えてしまう。

何がどう生起してるのか、まずはメガネを外して視認すべきなのだ。
僕は「慣らされている」自覚がないまま一生を終えるなんて、絶対にイヤだ。


プエルト・イグアス現地の情報を聞いたり、南半球用の衣類を買い揃えているうち、だんだん、旅行への意欲が高ぶってきた。

僕は小学校のころ、美人で頭がよくて人気のある女子から「もやしっ子」と笑われた。
中学に進むと「暗い」と言われ、高校になると「何も得意なものがないのに、何のために生きてるんだ?」と真顔で聞かれ、どんどん教室の隅っこに追いやられていった。美術系の大学に進んで一息ついたつもりが、「お前ごときが、俺と対等の口きくな!」と同級生に怒鳴られ、世の中に居場所がないかのように感じた。

しかし、本当にこの世界は“彼ら”のものなのだろうか? 僕が脅えながら生きてきたことの意味は? なぜ、僕は抗わなくてはいけないのだろう?
世界を取り戻すんだ。誰の指図もうけず、世界のどこへでも行って、自由を満喫するんだ。嫌なことにはNOを叩きつけ、好きなことだけを貪欲に楽しむのだ。

(C)2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

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