« ■0913■ | トップページ | ■0916■ »

2016年9月14日 (水)

■0914■

V-STORAGE Vol.7 本日配布・配信(
Crpcgglukaan_ob
●『ゼーガペインADP』下田正美(監督)インタビュー
なにしろ、『ADP』の中身を知らされる前だったので、のんきなことを質問しています。これから『ゼーガペイン』に触れる人向けに……というオーダーがあったような気もします。

『ADP』は、「テレビアニメの総集編」のあり方の、ある分岐点を提示しています。テレビアニメの作り方を最大限に活用しているだけでなく、何しろ10年前の作品なので、当時のアイデアを最新型にアップデートしています。
批評性の強い作品になっているはずなので、僕より頭のいい人たちに見てほしいと願っています。


レンタルで『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』。
Main_largeワンダーウーマンは、なんと映画開始後2時間たたないと登場しない(あのコスチュームにはならない)ので、映画館で見なくて正解だった。だいたい110分ぐらいから、尿意がスタートするからだ。二時間半の映画は最近ザラにあるので、頻尿の僕には、本当に困る。
イスラエル出身のガル・ガドットは、顔立ちもエキゾチックで美しいが、何はともあれ戦闘シーン。
周囲が焼け野原になっているのに、ワンダーウーマンの素肌だけ、真っ白に輝いている。醜いモンスターに生身で斬りかかっているに、素肌だけはつるつる。このエロティシズム、分ってもらえるかしら。

レックス・ルーサーが「われわれは民族によって、都合のいい神様を何人もつくってきた」と軽口をたたく。多人種・多宗教国家のアメリカにとっては、おそらく大事なことだ。
神のように慕われるスーパーマンに対して、バットマンは敵の使っているナイフを奪ってまで、徹底的に泥臭く、ずる賢く戦う。銃も使う。
というより、何かというと銃を向け合って脅しあう、殺しあう映画だ。核ミサイルも簡単に使うし、殺伐としている。善悪の概念よりも、暴力の是非が際立って感じられる映画だ。(それゆえ、ワンダーウーマンのファンタジックなセクシーさが救いとなる。)

しかし、とても大事な発言があった。「善とは対話であり、断定ではありません」。


僕の先日のエントリ()。
「俺はアイドルになんか興味ないし、中には悪質なイメージビデオもあるんだろうから、一斉に削除されてよかったんじゃね?」と言っている人がいます。
「○○国でテロが起きたらしいけど、俺は○○国なんて行かないし、中には悪い○○人もいるだろうから、まとめて殺されてよかったんじゃね?」と言っているように聞こえます。

僕はアイドル文化には詳しくありませんが、蒼井優さんが18歳未満で出ていたイメージビデオがエロティックで非合法であったかのように扱われ、彼女が同じく18歳未満で出演した劇映画だけが温存される状況には、違和感をおぼえます。
脱原発アイドルとして頭角をあらわした藤波心さんが、過去にきわどい水着姿でイメージビデオに出演していたことをダシに「児童ポルノ犯罪者のくせに、何を偉そうに」とツイッターで責められたことがあります。そのときと同じ、攻撃的な匂いがするのです。

超法規的な絨毯爆撃ではなく、正当な手続きを踏むべきだったと思います。
(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

|

« ■0913■ | トップページ | ■0916■ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■0914■:

« ■0913■ | トップページ | ■0916■ »