« ■0903■ | トップページ | ■0909■ »

2016年9月 7日 (水)

■0907■

ただただ、ひたすら取材、帰宅したら原稿……という日々。明後日はアニメ映画の試写会があるが、自分の意志で見た映画は一本もない。
質のよい原稿を書くには時間が必要なので、「とにかく急いで」「一日でも早く」と急かされている時点で、その仕事は破綻している。仕事の質を決定するのは、スケジューリングである。

「うちの会社がギャラを払う以上、言うことは聞いてもらう」という考え方は、間違っている。僕は、社会をぐるぐる回ってきたお金を受け取るのであって、それは僕の仕事が、少しでも世の中に貢献する、還元されるからだ。
「クライアントが得するから書く」のではない。徹頭徹尾、「僕の書いたものを読者が、少しでも楽しんでくれる」から、書く。みんなが楽しんでくれたら、それが巡り巡って、お金という形で戻ってくるので、僕はそのお金で映画を見たり、旅行に行ったりして楽しむ。


そういう気持ちで仕事しているので、11月上旬、アルゼンチンに「イグアスの滝」を見にいくことにした。本当は、いろいろ調べて、じっくり計画を練るのが楽しいのだが、今回はイグアスまでの航空券+宿のセットを予約した。
首都ブエノスアイレスには、トランスファーで立ち寄るだけだ。丸3日間、プエルト・イグアスの町に滞在する。一日だけ、ブラジル側に渡ろうかと思っているが、滝しか見るものがない。

確か、ネットで飛行機の座席を通路側に指定できるサービスがあったように思うのだが、どこでどうやるのか、もう覚えていない。


そこまで仕事に追われているのに、朝まで飲んでしまった。僕よりうんと若い友人と、ガールズバーに行った。彼がお気に入りの子を指名するよう、けしかける。お金はもちろん、僕が払う。そういうお金は、もったいないとは感じない。
彼が徒歩で帰宅してから、電車もないので、数軒のガールズバーやキャバクラをはしごして時間をつぶした。こんなことはひさしぶりにやったが、どんな子が相手になってくれたのか、まるで覚えていない。アパシー、無感情だ。若い友人が楽しそうにしているのを眺めるほうが、よっぽど面白い。

オッサンが、かならず若い女の子を好むかというと、そんなことはない。いつも必ずセックスしたいかというと、もう一生分のセックスは終えたと思っている。
なので、アジア系外国人の女性から「お兄さん、おっぱい触れるよ」「女の子とイロイロできるよ」と声をかけられて、本当に腹が立った。「よし、警察に電話しよう」とスマホを取り出すと、さっさと消えてくれた。
アパシーのまま始発に乗り、アパシーのまま、二日酔いに苦しむ。


何度か、午前中の電車で取材に行ったが、総武線は朝10時まで座席がたたまれている。
それまでは、どんなに空いていても、立っていなくてはならない。こんな家畜みたいな扱い、怒ってもいいのに。

台風が近づく。ツイッターでは「電車が動いているから、会社を休めない」とつぶやかれている。会社どころか、電車に人生をゆだねている人たちがいる。
生きることは、抵抗と恭順のふたつに分かたれている。僕は、なるべく楽をして、嫌なことを徹底的に避けて、好きなことだけやって生きていたい。労働やお金がなくても、生きがいや娯楽にあふれた社会がいい。そう言ったら、友だちに「お前、本気?」と目を丸くされた。
そういう楽しい社会になっていない、恭順をせまるような抑圧的な社会だから、抵抗するんじゃないか。はじめから恭順している人間は、家畜あつかいされていることに気がつかない。

一度、腹の奥から、本当は何をしたいのか、何が楽しいのか、考え直してみるといい。

|

« ■0903■ | トップページ | ■0909■ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106227/64172097

この記事へのトラックバック一覧です: ■0907■:

« ■0903■ | トップページ | ■0909■ »