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2016年8月17日 (水)

■0817■

水曜納品予定の原稿を、日曜に終わらせてしまった。
時間ができたので、パスポートの申請と、マイナンバー・カードの受け取りに行ってきた。
この3日間でレンタルして見た映画は、『花よりもなほ』『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』『終戦のエンペラー』『ピープルVSジョージ・ルーカス』、後もう一本、日本映画専門チャンネルで『三大怪獣 地球最大の決戦』。

当時、すでに海外映画に出演していたボンドガール、若林映子の美しさに陶然とする。
75890565cb5cbd7734a71ba92d7a6255_l登場シーンは『幻魔大戦』、夏木陽介との別れのシーンは『ローマの休日』。金星人の意識体に憑依されていた若林が、なぜか夏木に助けられた記憶だけは覚えている。まだ何か言いたりなさそうな、切なそうな表情に、胸がキュンとなった。
中年になると、そういう場面の深みが分かってくるから嬉しい。若林の神々しい演技力、超然とした美しさのため、ラストで一気に映画の格があがってしまう。女優は、映画を救うのだ。

星由里子の、おきゃんな芝居や髪型もかわいらしい。ザ・ピーナッツの歌も聞けるし、女優的には充実した一本。


『シン・ゴジラ』は、15日夜に行われた発声可能上映が、ひとつのピークだったのか、それともまだまだ盛り上がるのか……。先週末の興収では第2位に落ちたが、ギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA ゴジラ』を抜いた。
(余談ですが、ギャレス監督なら『モンスターズ/地球外生命体』が面白い。続編の『モンスターズ/新種襲来』はギャレス監督でないので、間違えないようにレンタルして見てください。)

評論では、黒嵜想さんのものがダントツに面白かった。
【シン・ゴジラ評】ゴジラは沈黙する。
リミテッド・アニメとしての『新世紀エヴァンゲリオン』のたどった閉塞と、今回のゴジラが急に止まったり、最後に固められたりするプロットとを、製作コストからの視点も交えながら、エキサイティングに比較している。
こういう(いい意味で)ペダンチックな評論を読むのはひさしぶり……というか、作品の行間をファンが過剰な熱量で埋めていく盛り上がり方は、それこそテレビの『エヴァ』以来ではないか?という気すらする。


『シン・ゴジラ』は市川美日子が人気だが、僕が彼女について熱っぽい記事を寄せたのは、何だったかな……と調べてみたら、2010年刊行の「シネマガールズ」に書いた、三木聡監督作についての記事だった。
(市川美日子は『ダメジン』のヒロインで、元モデルらしい、しっかりした肢体が印象に残る。)

6年前の記事だが、女優中心に低予算の邦画を見ていくと、どれもこれも面白かった。
2010年は、仲 里依紗が『ゼブラーマン』と『時をかける少女』で、制服姿にサヨナラした。
谷村美月は『おにいちゃんのハナビ』と『海炭市叙景』で、はまり役である「薄幸の妹」役を、演じつくしてしまった。
夏帆にいたっては、松竹お得意の動物シリーズ『きな子〜見習い警察犬の物語〜』の主演だ。『天然コケッコー』のような、作家性と足並みそろえた演技は過去のものとなった。

その翌年が、東日本大震災。邦画と距離をおくようになったのは、そのせいもあると思う。
あと、マンガやアニメの無理やりな実写化、『○○劇場版』といったテレビドラマの映画化、前編・後編といった公開形式が増えた。そりゃ、足も遠のきますよ。
……という小さな記憶も、『シン・ゴジラ』が掘り起こしてくれた。

TM &(C)1964 TOHO CO.,LTD.

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