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2016年7月15日 (金)

■0715■

109シネマズでのみ上映されている短編連作アニメーション、『夕やけだん団』()。
Dandan_dvdようやく、DVDを買いました。今ごろ、こんな面白いアニメの存在に気がついて、すみません。
だけど、今月あたりからポツポツと『夕やけだん団』がらみのインタビューが、掲載されはじめます。「面白い」と感じたら、まずどこかで取材できないか、考えはじめます。

なので結局、あっちのアニメ、こっちのアニメと、スタッフさんにインタビューする日々がつづいてるんだけど……結局、名前の残っている方は、「仕事のさばき方が上手い」のです。どうすれば手間を最低限にして、高い効果をあげられるのか、常に考えてらっしゃるというか。
はじめるのは簡単だけど、終わらせるには知恵がいる。計算して工夫しなくては、前へは進まない。どんな仕事でも、同じだと思います。


それでも何とかして、取材のかえりに映画館へ急いだり、レンタルしてきたりして、何本か映画を見たんだけど……どれも、ピンとこない。疲れてるのかも知れないな。

“オーランド銃乱射事件で犠牲になったゲイの親友のために!『スター・ウォーズ』に同性愛者キャラを登場させる署名が始まる / 熱い思いが大きな運動に”(
『スター・ウォーズ』は、脳腫瘍で余命いくばくもない少女のために「R2-KT」というドロイドを有志が製作したり、社会福祉的な側面を担ってきた(「R2-KT」は『フォースの覚醒』以前、アニメの『クローン・ウォーズ』から登場している。『スター・ウォーズ』がルーカスの物だった時代から出演していたことは、強調しておきたい)。

「R2-KT」の公式サイトは、とてもかわいらしくて、ちょっとファンになってしまいそう。
ただ、その誕生の裏には、ストーム・トルーパーの世界的コスプレ団体である第501部隊や、R2ビルダーズ・クラブといった、常軌を逸したファンたちの暗躍があった。
彼らの流儀はあまりに厳格で公共性も強く、ちょっと近寄りがたいものを感じる。まあ、ナードですよ。お気軽なファンというよりは。


『スター・ウォーズ』は当初、ひとりのナードの雑多な趣味から生じた手前勝手で偏屈な映画であって、僕はそこに愛着を感じている。ルーカスの私物だったわけですね、『スター・ウォーズ』は。
それがディズニーに売却されて以降は、もうナードのものではなくなった。制作者や出演者の発言からもオタク性は除外されたし、私的なこだわりも消え去った。中正公平になった。
……そうやってエンタメは民主化され、進化していくのかも知れない。

ただ、ルーカスがマチズモの権化で、旧作シリーズを封建主義にこり固まった前近代的な映画のように批判するのは、事実誤認もはなはだしい。
ルーカスは1983年に離婚してから、3人の養子をとって、ひとりで育てた。2013年にようやく再婚し、代理母出産で、4人目の子どもを授かった。
彼の複雑な家族観は、ちゃんと作品に反映されていると、僕は思う。ルークもレイアも養子だったし、アナキンには父親がいない。クローン・トルーパーのホストである賞金稼ぎは、なぜか自分そっくりの(母親のいない)息子を欲しがる。
両親のそろった、一般的な家庭がまったく出てこないことで、映画の根底に悲観的な、孤独なトーンが流れつづけている。

ルーカス6部作を見るとき、そんなことも思い出してほしい。ルーカスの人生が幸せだったとは、僕にはとても思えない。

(C)Y.D.D

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