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2016年5月29日 (日)

■0529■

散歩のついでに、晩飯の惣菜を買おうと思った。たまたま、家までの道にコープ(生協)しかなかったので、初めて入ってみることにした。
以前に「会員でないと利用できない」と聞いたことがあったが、もし売ってくれなかったら、別の店まで足を伸ばせばいいだけだ。

だが、透明なフードパックに入った惣菜をひとつ買ったら、レジ袋に入れてくれない。
家まで10分ほどだし、「ひとつ買っただけでは、レジ袋はオマケしてくれないんだな」と納得して、皮製のボディバッグに、そのまま惣菜パックを入れて帰ったのは、僕のミスだと認めよう。パックから汁が漏れて、メモ帳が台無しになってしまった。

翌日、いつもと違う道を散歩していて、やはり晩飯の惣菜を買って帰ろうと思った。またしてもコープしかない。「惣菜ひとつだけでは、レジ袋をオマケしてくれない」と信じていたので、複数の商品をカゴに入れて、レジに持っていった。やはり、レジ袋は付けてもらえない。
聞いてみると、レジ袋は、2円で付けてくれるという。2円とるということは、レジ袋はサービスではなく「売っている」わけだ。レジ袋は、コープの「商品」のはずだ。


念のため、コープのHPを調べてみた。
「レジ袋削減・リサイクル活動」()によると、レジ袋の使用削減の方法としては、
「レジ袋を必要としない人にスタンプやポイントを発行し、商品の割引き等で還元」
「レジ袋を使用した方に募金を呼びかけ、募金箱に入金」
「レジ袋の代金をレジで精算」
ポイントを与えるのは集客のためのサービスだし、精算も理解できる。他のスーパーでもやっている。ただ、募金は個人が自主的判断で行うものであって、「レジ袋の削減に協力しない罰金」のように課すべきではない。

「レジ袋削減」についての説明は、「環境の取り組み」「持続可能な社会を実現するために」「地球温暖化防止」「太陽光発電」などと書かれたページの、下位に位置している。
地球や自然環境を保全することが目的で、その一環としてレジ袋を削減したいのであれば、レジ袋メーカーに生産をやめさせるしかない。格安の海外製レジ袋も、輸入しないよう他社に働きかけるべきだろう。

ところが「レジ袋削減」を叫ぶコープみずから、レジ袋を仕入れて2円で売り、レジ袋メーカーを儲けさせている。彼らは、「環境の取り組み」「持続可能な社会」など、実はどうでもいいのではないだろうか。
地球規模の大きすぎる課題を、「レジ袋を使わなかったらポイントのご褒美、使ったら罰金」という、財布の中の損得勘定に矮小化しているように見える。


僕が原発反対や性犯罪撲滅などの活動に消極的になったのは、つねに問題が「電気を節約」「コンビニからエロ雑誌を撤去」など、とりあえず「見た目だけ綺麗にとりつくろう」方向へシフトしがちだからだ。

それでは活動に参加している人たちの気分がスッキリするだけで、何ら実効力がない。
反原発デモのあとには、主催者たちが居酒屋でお疲れ会。性犯罪の被害報告会のあとには、なぜか参加者の懇親パーティー。おいおい、和んでる場合かよ。俺のカンパした金、返せよって気分だった。

で、コープで2円で買ったレジ袋を見てみたら、「焼却しても有毒ガスを発生しません」。そのうえ、リサイクル可能なマークが付いていた。じゃあ、「環境の取り組み」「持続可能な社会」とレジ袋とは、矛盾しないじゃん(笑)。
だったら、いったいぜんたい何のために、レジ袋を削減したい? 結局、「私は資源を無駄づかいしてません」という、表層的な気分を味わいたいにすぎないんじゃないのか? その気分のためだけに「レジ袋を使うヤツは仲間はずれ」にしたいのであれば、そんなギスギスした排他的社会をこそ、改善すべきではないだろうか。

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