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アニメ業界ウォッチング第18回:「オープニング・アニメの鬼才」としての苦心とよろこびとは? 梅津泰臣監督インタビュー!(■)『メガゾーン23 PARTⅡ』以来、僕の中で揺るぎなくカッコいい絵描きである、梅津泰臣さんにインタビューしました。
例によって、誰も仲介してくれないので、以前にいただいた名刺に記載されていたメアドから、直にお願いしました。返事は即日いただけたし、日程も場所もスムースに決まりました。こういう方は、仕事もテキパキとこなしてらっしゃるに違いない(だからいっぱい、仕事が来るのでしょう)。
そしてインタビューの後、もう真っ暗で寒いのに、スタジオの外まで僕らを送ってくださった梅津さん、そういうところがカッコいいです。
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さて、先日のワンダーフェスティバルで、パンフの表紙が「性的すぎる」と話題になっていたらしい。(海洋堂 @kaiyodo_PR「ワンダーフェスティバル」パンフ表紙における公式キャラの性的表現について #wf2016w ■)
あらためて表紙を見ると「そう言われて見ればエッチかもな?」という程度なのだが、パンフ本文に記載されているキャラクター指示、フィギュア造形指示などを読むと、確かに、いろいろな意味でひどい。「ひどい」というのは、フィギュアとか二次元キャラとか造形物への考えが雑すぎるという意味。
本人たちは新しいことを始めたつもりらしいので、それはそれで構わない。
ただ、せめて「碧志摩メグ」や『のうりん』のポスターが、なぜ自治体を動かすほど問題視されたのか、意識はしてほしかった。「自粛しろ」という意味ではない。もし、誰かから抗議を受けた場合、言い訳ぐらいは用意してありますよね?程度の意味。
「フィギュアは児童ポルノではない」 ブログ削除騒動めぐって抗議署名をGMOメディアに提出(■)
せいぜいビキニを着ているレベルの個人制作のフィギュア・ブログが、問答無用で削除されてから、まだ二年も経過していない。
このとき、著名なフィギュア作家さんが「別世界の話」とツイートしていたのを、僕は決して忘れない。同じことがまた起きたとき、僕たちは、もっと上手に、話を折り合わせないといけない。「フィギュアを、社会に認めさせたい」なら、「認めたくない」人たちを、いちばん尊重しないといけない。厄介だけど、必要なこと。
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「コップのカドでグリ美ちゃん」が大事にならなかったのは、いちはやく販売自粛に踏み切った当事者たちのおかげだと思う。僕も、コンビニやゲーセンには自粛するよう、メールした。近場の量販店のガチャ売り場も、歩いて調べた。
別に、ああいうフィギュアが存在してもいい。もっと過激なフィギュアだって、存在していい。むしろ、根絶やしにしないためには、僕らの方から先手を打って譲歩するぐらい、ずる賢くならないと守れない。
相応のリスクを引き受けないと、得られるものも、それなりです。「いっさいリスクは背負わないけど、自分の言うとおりにしろ」、そういう人がいちばん迷惑だと思います。■
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