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2016年1月31日 (日)

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アニメ業界ウォッチング第17回:5周年をむかえた「立川×アニメ」、聖地巡礼にとどまらない次の一手は? 立川観光協会・岩崎太郎インタビュー!
T640_698397『とある~』シリーズ、『ガッチャマンクラウズ』シリーズなどで、聖地巡礼の地としてファンを受け入れている立川市へ、取材に行ってきました。
アニメイトさんへの取材と同様、作品とファンをつなぐクッションのような役割をしている人たちに興味があるんですけど、読者は、もっと作品の内側に入りこんだ記事を読みたいのかも知れません。それだと先鋭化して、横へ広がっていかないのではないか……という危惧は、常にあるんですけど。次回は、アニメ監督さんへの取材です。


「ガルパン、キャラの見分けがつかない」問題 映画監督・金子修介さんのツイートにさまざまな反応(
たまに見かける、残念なネットの光景。とにかく、同質性を求めたがる。個人攻撃によって仲間を得よう、自分は多数派だと思いたがる。

僕がこの件を知ったときには、金子さんを擁護する声が多数あがっていたけど、中には「金子修介って誰?」と、よく分からないまま叩いている人もいた。自分から調べよう、歩みよろうって姿勢が、根づいてない。金子さんを、なぜか「サヨク」と呼んでいる人もいたし……。
表現規制反対のムーブメントでも、ちょっとでも反対意見が出てきたら、「誰こいつ?」から始まって、「また○○の一派か」と手近なカテゴリーに分別して、手っとり早く嘲笑しはじめる。自分から譲歩しようとか、相手と同じ地平に立って対等に話そうとかは考えないんだよね。
結果、「気持ち悪い連中にからまれた」「オタクたちにバッシングされた」という口実を、相手に与えてしまう。

オタクであることって、自分の怠惰さとか、性根の悪さを克服する戦いなんじゃないかと思っていたけど……防衛本能から生じる過剰な攻撃性が、人を「オタク」という人格パターンに落とし込んでしまうのかも知れない。アニメが好きとか、趣味・嗜好は二の次であって、まずは人格なんだろうな。
(人格は先天的に決まっているものではなく、努力次第で改善できるはず。それをあきらめたら、底なし沼にはまる。)


昨夜は、20年ぶりに再会した学生時代の知り合いと、渋谷で飲んだ。
20代の僕は、つねに焦っていて、他人への気配りに欠け、彼に対しても横暴にふるまっていた。今は利害関係もないし、彼には家族があるし、適度な距離感ができていたように思う。

最後に、新作『スター・ウォーズ』と、ディズニーが半永久的にシリーズを継続していく話になった。『スター・ウォーズ』について、彼と話すのは初めてかも知れない。
彼が言うには、「一度、『スター・ウォーズ』というコンテンツを終わらせて、リニューアルするには、今回のような作り方しかなかったのではないか」。作品として斬新なものにしたら、すぐ息切れしてしまう。それは、僕も同意見。
その反面、細部は荒っぽく、おかしなシーンの連続だった……というのも、同意見。
世間で評価の低いエピソード1~3は、24フレームのデジタル撮影を全編初導入した。今回の新シリーズは、すべてフィルム撮影に戻しているそうだ。『フォースの覚醒』はIMAXに対応するため、部分的に70mmフィルムを使っている。
ハードも重要だけど、ソフト面は、今後も簡略化されていくのだろう。今では、山のように作られたスピンオフ小説や続編コミックさえ、愛らしく思えてくる。映像作品がとぎれ、フィギュアや紙媒体、あとはせいぜいゲームで命脈を保っていたころの、『スター・ウォーズ』“冬の時代”。当時はバカにしていたけど、今後、ディズニーが量産する無数のエピソード群よりは、原典に近い場所にあるはず。

僕は、1978年に出版された『スター・ウォーズ』のノベライズを本棚から引っ張りだし、枕元に置いた。プロローグには「ホイルス星系誌」と書かれている。それは、1973年にジョージ・ルーカスが考えた『スター・ウォーズ』の仮タイトルなのだ。そんなディテールのひとつひとつが、僕の胸をしめつける。

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コメント

今さらガルパン金子問題を知った口ですが。
かの監督のブログ記事を読んでみるとわかるのですが。
「観て」はいませんね監督。
ツィート部分では明らかにプリキュアとかの美少女戦隊ものだと思い込んでいるし、「観た」と称する感想文も無料公開されている「冒頭8分間動画」部分だけですね。
これであんなにあからさまに「コバンザメ」しようとするって、うーむ。
非常に間抜けに感じました(笑)

投稿: らんふぉりんくす | 2016年2月 7日 (日) 16時38分

■らんふぉりんくす様
こんにちは、はじめまして。

確認のため、金子監督のブログとツイッターを読み直してみました。
ブログには「1/18、『ガールズ&パンツァー劇場版』を新宿バルト9で見た。」と明記されています。
http://blog.livedoor.jp/kaneko_power009/archives/51515970.html

なぜ、金子監督が見たのは“「冒頭8分間動画」部分だけ”と思われたのでしょうか?

投稿: 廣田恵介 | 2016年2月 8日 (月) 09時59分

いやぁ、御反応ありがとうございます。
御反応いただけるとは思ってもいなかったのでお返事遅れましたすいません。
そうですね、「見ていない」と判断の根拠ですが。
ツィッターではなくご本人のブログ記事をごらんください。
そう、まず「ストーリーに言及していない。」
ブログ記事をお読みになれば解るように、あの感想は「冒頭エキシビジョン戦」のさらに「途中」で終っています。(考えるのをやめたというか)
いくら単純な話とはいえ、「実際に観たのなら」、「廃校話」とか「実家に赴いての回想」とか、さらにいえば対大学選抜戦での「観覧車」とか、言及しないのは不思議です。
よって、「無料」の冒頭8分間動画のみ視聴と判断しました。
また。
ブログ記事で「明らかに脇役の子が主役並みに可愛い」と言及なさっています。
そう。「ある程度の“見分け”」はついているわけです。
ツィートにはつながりません。
ツィート時点では、「全く見ていなかった」が正しいでしょう。
それと。
これは個人差がありまくりだと思いますが。
「ガルパン劇場版」は、「音響」がすごい作品です。
「劇場ならでは」が大変評価されていますよね?
(立川が有名ですが、そこそこの劇場でもしびれます)
「映画監督」でありながら「そこ」に全く言及がないのは、「劇場では見ていない」ということではありませんでしょうか。

ついでに言うと。
当該ブログのコメント欄に、「見ていないのではないか?」と書き込みましてブロックされました(笑)
図星だったのかどうかはさておき、「ヨイショ」しか受け付けない方針を固めたようですねぇ。

ま、それが悪いとは思いませんが。

投稿: らんふぉりんくす | 2016年2月19日 (金) 22時57分

■らんふぉりんくす様

>そうですね、「見ていない」と判断の根拠ですが。
>ツィッターではなくご本人のブログ記事をごらんください。

ですから、ブログ記事を再読して、リンクを貼りました(いま、もう一度読み直しました)。

ご本人が日付と劇場名まで書き込んでいるのに、それでも「見てない」と言いはる理由は、あなたの「~は不思議です」「~が正しいでしょう」「~ではありませんでしょうか」などの主観と推測以上のものではなかったわけですよね?

投稿: 廣田恵介 | 2016年2月20日 (土) 00時09分

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