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2015年10月 6日 (火)

■1006■

第189回通常国会が、先月27日に終わりました。
山田太郎議員に紹介議員になっていただいた【実在児童への性暴力写真に関する請願書】)がどうなったのか、議員事務所に問い合わせてみました。

結果は、「保留→審査未了という形で終了」だそうで、請願のほとんどは、このように議論すらされず、放置されてしまうようです。
山田議員がHPでおっしゃっていたように、「こういったことに賛同できる議員を他に10名集め、法律を変えるためのきちんとした改正案を出す」()ことを、少しずつ始めるしかなさそうです。

昨年6月の児童ポルノ規制法改正時、「日本は最も規制がゆるい」と声高に訴えていた団体に、この請願のことを伝えました。
また、JKビジネスを問題視して、積極的に行動してらっしゃる団体にも、伝えました。そのどちらからも、何の反応もありませんでした。


「少女「着エロ」販売業者が逮捕ーー水着姿なのに「児童ポルノ」になるのはナゼか?」(
極小の水着を着用した児童のDVDを「児童ポルノ」と定義し、その販売目的所持を禁止するなら、まずDVDを撮ったカメラマン、メイクや衣装などのスタッフ、撮影許可を出した親、すべてが「児童ポルノ製造罪」に問われなければ、僕は筋が通らないと思う。

そうした市販のDVDや写真集と、出会い系アプリでの自画撮りや、公共の場での盗撮(すなわち犯罪行為を経て撮影された性加害記録物)とを、同じ法律で規制することには、無茶を感じる。
そして、DVDであれ自画撮りであれ、「性器が強調されているか」「性的に興奮するか」を基準とすべきではない。「本人が望まない形で撮影された、公開された」すなわち「人権を侵害された」ことを基準にしなければ、「児童の権利擁護」という児ポ法の立法趣旨にそぐわない。

ところが、こともあろうに「精液をかけられた顔写真」は、児童ポルノと認定されない。「児童の権利を侵害している」とは、見なされない。「一般人が興奮しないから、OK」にされてしまった。

もう一年以上、同じ話を繰り返しているような気がするので、僕は請願書を足がかりに、次の行動を開始しようと思います。


「パクツイ」というのがあるけど、その画像バージョンのようなものも多い。
他人の撮った面白い画像を、いかにも自分が撮影したかのように偽ってツイートする。そればかりか、10年も前の催しに出品れさた変わった寿司の写真を、「友人が送ってきた」「イタリア人の知り合いが驚いていた」など、小さなウソを添えて、ツイートする。

グーグルには画像検索機能があるので、ものの数秒で、画像の出どころまで行き当たる。
そんな簡単な検索すらせず、何も疑わず、何万人という人々がリツイートしてしまう。怖いと感じる。
リンクを貼っても、その先を見て、確かめる人すら少ない。ちょっと戻って調べよう、という人が少ない。情報を遮断し、思い込みだけで激昂したり、優越感にひたったりしている。

『ルポ 中年童貞』の後半に、「社会全体を羊水のように感じている大人がいるのではないか」という話が出てくる。
スマホ歩きしている人は、周囲の人がぶつからないように避けてくれていることを知らない。うっかりぶつかると、「どこを見てるんだ」という顔で、にらまれる。
通勤電車に、整列乗車させられる人々。不満を言わない人々。高校ぐらいのころから、異様に感じていた。どこかがおかしいのに、誰も確かめようとしない国。

こんな国で死にたくない。

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