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2015年9月 3日 (木)

■0903■

アニメ業界ウォッチング第13回:ファンの熱気に支えられて制作スタート! 「この世界の片隅に」の歩んだ苦難の道のり 片渕須直監督インタビュー
T640_686065『マイマイ新子と千年の魔法』のメイキング本でインタビューさせていただいたのが2011年ですから、4年ぶりのインタビューとなります。
『この世界の片隅に』のアニメ化企画は、監督から聞いていたので、クラウドファンディングが始まる前に取材できないか、連絡をとっていた時期もありました(そのときは、クラウドファンディングの開始時期が未定だったため、取材できず)。

今回は、正式に制作スタートした後だったし、かといってスタジオは多忙すぎない、いいタイミングで取材できたと思います。(本当は、もっと絵づくりの細かなハウトゥを教えてもらったのですが、今回は『この世界の片隅に』を知らない方に読んでいただくのが目的だったので……取材テープは残してあります。)


「碧志摩メグ論争」において、「萌えキャラ」文化や「オタク」への差別的言説の流布と偏見の助長がないように求めます
碧志摩メグ問題にとどまらない、まっとうな主張だと思ったので、署名しました。
正直に言うと、碧志摩メグの第一印象は、あまり良いものではなかった。影のつけ方ひとつで、乳首まで意識させてしまう。萌えキャラを好きな人だけが見るなら、それで問題ないかも知れないが、オタク内の常識がどこでも通用すると思ったら、それは大きな間違い。

それで、二頭身のディフォルメ・キャラだけ使っては……と、企画会社と志摩市に提案してみた。
キャラクターとか作品が問題になるときは、たいていコミュニケーションが上手くいっていない……絵というのは、コミュニケーション・ツールなので。オタク趣味の「外部」の存在を、常に意識していなければ、誤読はつねに起きうる。
何がどうすれ違っているのかを知るためにも、「自分と異なる常識」を生きている人と、いつでも冷静に話す姿勢が、必要なのだと思う。

「何が何でも撤回するな」「一歩も引くな」「僕らの趣味を理解しろ」ではなく、オタク文化の中に、自浄作用が求められているんだと思う。フィギュアや深夜アニメを見ていても、必然性のないエロ描写を、たまに見かける。「イヤなら見るな」では、理解を遠ざけるだけだろう。


「コミュニケーションが上手くいってない」と書いたけど、オタクの人って、多かれ少なかれ、人間関係がうまくいってないから、二次元が好きなんじゃないかと思う。
僕は友だちをつくるのが苦手で、いまでも社交的とは言いがたい人生を送っている。ひとりで好きな仕事をしているのは楽だけど、そのツケとして、気がつかないうちに、孤独感が大きな空洞をつくってしまっている。

対人恐怖症は、世間には認識されていない病気なのかも知れない。
昔、『いかすバンド天国』という素人参加番組に、目立ちたいのか、「対人恐怖症」を名乗る人が出てきた。司会の三宅裕司に話しかけられて、ガチガチ震えながら、こわばった顔をつくって、「ああ、何の苦労もない人が、楽しそうに演技してる……」と白けたものだった。

対人恐怖症の怖いところは、汗が出たり赤面したりといった表層的なことだけでなく、ちょっとだけ優しくしてくれた人に期待しすぎたり、依存しすぎたりする点だろう。
逆をいうと、その人間関係のバランスの悪ささえ克服してしまえば、発汗や赤面は、たいした問題ではないのかも知れない。

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