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2015年8月29日 (土)

■0829■

取材の帰り、中野駅前で、メイド服姿でチラシを配っている女性がいた。その若い女性は、白髪のお婆さんに話しかけられ、駅前で、楽しそうに談笑していた。

その翌日、ツイッターで見たのが、これ。
“変態は世界中どこにでもいるんで、童顔の女の子にメイド服を着せたがるキモヲタを根絶するのもまあ不可能だとは思う。だけどああいうのを見て何の抵抗もなく「可愛い」と言える20歳以上の人は、ちょっと真剣にアブナイよ。なんか多種多様な性倒錯が基本設定になってきてないか日本。”
発言者は、“NYで企業や法廷や政府関係の通訳をしながら、会社員、学生、俳優、医師などさまざまな方に英語を教えています”という、Yuko Ohnakaさん()。

ツイッターは、書き込むときのリスクが少ないので、筆がすべったんでしょうね。
「多種多様な性倒錯」を禁ずる資格など、ニューヨークに住んでようが日本に住んでいようが、誰にもありはしません。性倒錯だろうとノーマルだろうと、相手が子どもだから、女だから、「自分より弱い相手だから」という理由で、人権を軽視し、侮蔑的な発言をしたり、迷惑行為をおよばす者たちをこそ、根絶すべきではないでしょうか。

そのような、他者へ危害を加えないレベル――すなわち、ひとりひとりが、頭の中で誰のどんな姿を嗜好しようが、興奮しようが、他人が口出しすることではありません。
『ベルサイユの薔薇』から引用するなら、「人の心に命令はできない」のです。

自らの心に生じた嫌悪感や差別意識ぐらい、自分自身で統御してください。汚い言葉で、他人に投げつけるのを、おやめなさい。
それでも我慢ならないときは、ツイッターごときに神頼みしてないで、社会的責任をしっかり背負い、合法的手段に訴えてはいかがでしょうか。私は今まで、そうして来ました。


ブログ『二次元規制の備忘録』さんから、山田太郎議員の生放送の文字おこし()。
この放送は私も見ましたが、国連の「女子差別撤廃委員会の最終見解」が、上記ブログに引用されています。
「委員会は,女性や女児に対する性暴力を常態化させ促進させるような,女性に対する強姦や性暴力を内容とするテレビゲームや漫画の販売を禁止することを締約国に強く要請する。建設的な対話の中での代表団による口頭の請け合いで示されたように,締約国が児童ポルノ法の改正にこの問題を取り入れることを勧告する。」
(情報ソースは、上記ブログ内にリンクしてあります)

ただし、これは6年前の勧告で、来年、次の審査があるとのことです。
審査そのものは、別に構わないのです。女性や児童(男児も被害にあってます)への性被害を、一件でも減らせるものであれば。
LINEなど、ネットを介した性犯罪、児童買春は多数おきています。路上や交通機関の中で、女性や児童に危害を加える者も、あとを絶ちません。なのに、抜本的な解決策を見出せずにいます。

そして、もしもゲームや漫画が、「性暴力を常態化させ促進」させているのが事実であれば、もちろん規制すべきです。
「気持ち悪いから」「不快だから」「諸外国に対して恥ずかしいから」ではなく、家庭や学校や職場、あらゆる場所で起きている性暴力を防ぐ効果が、確実にのぞめるのなら。


私の住む三鷹市で、駅伝大会が開かれます。不思議なことに、男女混成チームは「一般男子の部」に入れられてしまいます。女子のみのチームは「一般女子の部」。なぜか、男子と一緒に走る女子は、「一般男子の部」に、吸収されてしまうのです。
些細なことのようですが、女性が男性の添え物あつかいされる日常的習慣こそが、性暴力の根底にある気がしてなりません。漫画やゲームや、アキバ文化のように、派手で分かりやすいところに、本当に原因が転がっているのでしょうか?

池谷孝司さんの『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』を読んでみてください。性暴力は、なんでもないように見える日常や社会構造の中に、当たり前のように織り込まれてしまっているんですよ。
国連の審査があるなら、日本ならではの因習や閉鎖性を、よく知っていただきたいと思います。

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