■0826■
先週、オンナ目線のニュースサイト「ウートピ」さん(■)の取材を受けました。
内容は性犯罪、性表現に関することで、来月中には、何らかの形で記事になると思います。僕は、こうやって「さあ、廣田さん、どうぞ! 存分に話してください!」と、お膳立てされると、いくらでも人前で喋れるのです。
ふだんの仕事は「取材される」のではなく、「取材する」側ですが、必ず出版社から依頼があったり、自分の興味から人と会うので、ほぼ普通に会話できます。
しかし、僕は23歳のとき「対人恐怖症」と診断され、いまでも毎月、精神安定剤を処方されています。
具体的な症状としては、床屋や服屋、マッサージ屋などで、滝のような汗が出てきます。
精神安定剤を服用してから出かけるのですが、だいたい半分ぐらいの確率で、汗まみれになってしまい、お店の人に不審がられます。
(念のため言っておくと、ハゲでも床屋に行きますよ。)
■
高校二年のとき、隣の席の女子に「教科書忘れちゃったから、一緒に見てもいい?」と机をくっつけられて緊張してしまい、それ以来、電車の中で女性が隣に座ると、もう地獄です。たまらずに席を立って、最寄り駅のホームで、滂沱たる汗が止まるまで待ちます。
そのことを医者に話すと、「隣に、同世代の男性が座っても、汗が出るでしょう?」と言い当てられました。ようするに、男性としてのコンプレクスが根源にあるらしいのです。
「25歳~30歳になると、適度にあきらめがつき、症状が落ち着いてくる」と言われますが、僕はいまだにダメです。
変な話ですが、20代のころは、よく恋愛していて、相手の女性と性行為をして数日間は、症状が治まるのです。たぶん、セックスすることで「男としてのコンプレックス」が、一時的に解消されるんでしょうね……漫画家のつげ義春さんも、童貞を失った直後、対人恐怖から解放された気がして、うれし泣きしながら、河原を自転車で走り回ったといいます。
(いまは「男としての自信」はどうでもよく、「人間としての自信」のほうが大事だと思っていますが……。)
■
結婚した相手は、「生活費の無駄をはぶく」点では非常に優秀でしたが、僕の症状を理解せず、「薬代(月に3,000円ほど)がもったいないので、我慢するように」と言われ、今度は家庭の中で、精神安定剤を飲むハメになりました。
いちばん苦しいことを「我慢しろ」と強いてくる人と、一緒に暮らせるわけがありません。
離婚して10年、ずっと独身で生きてきて、ときたま、対人恐怖に苦しめられてます。
服を買うのは好きなのですが、店員さんのほうがオシャレなので、話しているうちにコンプレックスが生じてしまう。ようするに、醜形恐怖症なんだと思います。
50年も生きてきたので、いまさら顔の美醜は、どうにもなりません。あきらめがついているから、トークショーとか生放送が平気になったはずなのに、なぜいまだに苦しいのか……。
たぶん、僕の人生は、なにか大きなピースが欠けたままなのでしょう。
「苦労した人間は、その分、いいシワが顔に刻まれる」そうです。その言葉だけを信じて、生きています。
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しかし、僕は23歳のとき「対人恐怖症」と診断され、いまでも毎月、精神安定剤を処方されています。
具体的な症状としては、床屋や服屋、マッサージ屋などで、滝のような汗が出てきます。
精神安定剤を服用してから出かけるのですが、だいたい半分ぐらいの確率で、汗まみれになってしまい、お店の人に不審がられます。
(念のため言っておくと、ハゲでも床屋に行きますよ。)
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高校二年のとき、隣の席の女子に「教科書忘れちゃったから、一緒に見てもいい?」と机をくっつけられて緊張してしまい、それ以来、電車の中で女性が隣に座ると、もう地獄です。たまらずに席を立って、最寄り駅のホームで、滂沱たる汗が止まるまで待ちます。
そのことを医者に話すと、「隣に、同世代の男性が座っても、汗が出るでしょう?」と言い当てられました。ようするに、男性としてのコンプレクスが根源にあるらしいのです。
「25歳~30歳になると、適度にあきらめがつき、症状が落ち着いてくる」と言われますが、僕はいまだにダメです。
変な話ですが、20代のころは、よく恋愛していて、相手の女性と性行為をして数日間は、症状が治まるのです。たぶん、セックスすることで「男としてのコンプレックス」が、一時的に解消されるんでしょうね……漫画家のつげ義春さんも、童貞を失った直後、対人恐怖から解放された気がして、うれし泣きしながら、河原を自転車で走り回ったといいます。
(いまは「男としての自信」はどうでもよく、「人間としての自信」のほうが大事だと思っていますが……。)
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結婚した相手は、「生活費の無駄をはぶく」点では非常に優秀でしたが、僕の症状を理解せず、「薬代(月に3,000円ほど)がもったいないので、我慢するように」と言われ、今度は家庭の中で、精神安定剤を飲むハメになりました。
いちばん苦しいことを「我慢しろ」と強いてくる人と、一緒に暮らせるわけがありません。
離婚して10年、ずっと独身で生きてきて、ときたま、対人恐怖に苦しめられてます。
服を買うのは好きなのですが、店員さんのほうがオシャレなので、話しているうちにコンプレックスが生じてしまう。ようするに、醜形恐怖症なんだと思います。
50年も生きてきたので、いまさら顔の美醜は、どうにもなりません。あきらめがついているから、トークショーとか生放送が平気になったはずなのに、なぜいまだに苦しいのか……。
たぶん、僕の人生は、なにか大きなピースが欠けたままなのでしょう。
「苦労した人間は、その分、いいシワが顔に刻まれる」そうです。その言葉だけを信じて、生きています。
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