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ホビー業界インサイド第2回:個人作品からプラモデルへ~メカトロウィーゴの起こした小さな奇跡 プロモデラー、小林和史インタビュー(■)アキバ総研さんの連載、第2回となります。
1/35プラキットとして人気を得た「メカトロウィーゴ」を、その発祥までさかのぼる形で、原作者である小林和史さんに、取材させていただきました。
おそらく、小林さんが「儲ける」目的ではなく、「ウィーゴは俺のもの」と主張するでもなく、「みんなでシェアする」スタンスに立ちつづけていることが、ウィーゴの受け入れられた理由ではないかと思います。
また、僕は「1/35のプラキット」という部分に注目して手にとったわけですが、まったく別のチャンネルから「ウィーゴ」に触れた方、たとえばドール趣味の女性がいらっしゃる。そのユルさにも、学ぶべきところがあると思います。
たとえば、初音ミクの公式プロフィールって、みんな知らないと思うんです。それでも「ミクをモチーフにしたフィギュアで、自分の好みの物なら、お金を出してもいい」とは思えるわけです。ダンボーとかくまモンとか、ミッキーマウスですら、「詳しく知らないけど、かわいい」という、ユルユルな消費のされた方をしていると思います。
だから今回、ウィーゴが小林さんの手を離れすぎないうちに、インタビューしておきたかったのです。
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さて、問題の記事について。
「日本のメイドカフェ、実態は単なる買春産業。女子児童が強姦されても警察は捜査しない」・・・エミー賞受賞の米国記者や英デイリーメールなど、26の海外メディアが日本を集中砲火(■)
かなりバイアスのかかった、意地悪な記事だとは思います。海外の報道に関しても、仁藤夢乃さんの話したことが、誇張・曲解された部分もあるようです。
まず私は、地元の見解をうかがいたいと思い、秋葉原地域の魅力向上と問題解決のための組織・秋葉原タウンマネジメント株式会社さんに、上の記事をどう思うか、メールと電話でうかがいました。
許可を得られましたので、メールの一部を転載させていただきます。
「秋葉原駅周辺地区では、商店街、町会、区役所、警察等が連携して安全安心のまちづくりを進めています。
当社としては、ご指摘の仁藤 氏なる方を存じ上げませんし、仁藤 氏が述べている法に抵触するような事実は確認しておりません。
そのような事実があれば、警察等においてしかるべき対応がなされるものと考えております。」
電話で補足していただいたのですが、行政機関や各商店会の協力する「秋葉原協定」(■)なる自主ルールが地元にあり、防犯パトロールも行なっています。
まずは、このような地域の取り組みを無視して、牽強付会に話を進めてはいけないと思います。
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秋葉原タウンマネジメントの担当者は、ややご年配で、温厚な方でした。
「廣田さんは、秋葉原にお住まいなのですか?」と聞かれたので、アニメやフィギュアの記事を書いているので、秋葉原文化とは無縁ではないことを、ご説明しました。
正直、私自身は、取材でもないかぎり、秋葉原へ行くことはありません。
しかし、秋葉原が、まるでゴミ箱のように「汚いものはぜんぶアキバにある」ように蔑まれるのは、たいへん不愉快です。コンビニのエロ雑誌も、自分の不快な表現も、十把一絡げに「児童ポルノ」と呼ばれるように、自分からは決して調べようとしない、単に自分の快・不快にしか興味のない怠惰な人たちのタンツボにされるのは、倫理的に我慢ならない、ということです。
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しかし、仁藤さんを批判するときに、あまりに下品な言葉づかいをする人たちも、いい加減にモラルを身につけてほしい、とも思うのです。仁藤さんの著書を読めば、彼女の行動理念や怒りの理由も、よく分かるはずです。学ぶべきところが、大いにあります。
(相手が気に入らないからといって、ルックスや出自にまで主観でケチをつけるのは、「秋葉原は児童買春の街」とレッテルを貼る行為と、何ら変わりません。)
動物的に発言するまえに、落ち着いて調べる、聞いてみるべきだと思うのですよ。
もし仮に、秋葉原で児童が違法な労働につかされているなら、警察に連絡すべきです。それぐらいなら、僕らにも出来るはずです。
思い込みではなく、「事実」に注視して、行動しましょう。
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