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2015年7月 6日 (月)

■0706■

ガンダム Gのレコンギスタ キャラクターデザインワークス 10日発売予定
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●吉田健一氏×コヤマシゲト氏対談 取材・構成
昨年夏、『G-レコ』の先行上映用パンフレットのため、初めて吉田さんにインタビューしたとき、コヤマさんと西村キヌさんの名前が出てきて、その年末に『ベイマックス』でコヤマさんにインタビューする機会を得たので、「吉田さんとコヤマさんに取材できるなら、『G-レコ』のキャラクター本が作れる」と、気がつきました。

ただ、僕が吉田さんの名前を知ったのは、『耳をすませば』を特集したコミック・ボックス(1995年発行)だったので、まずは十年前の『エウレカセブン』までさかのぼった、吉田さん単独の本はどうか?という提案をしたと思います。
やっぱり、『G-レコ』のデザイン本にしようという話になったので、「絶対にコヤマさんへの取材は外せない」と助言し、巻末の対談だけは責任もってまとめることになりました。

その分、「キャラクターデザインとは、そもそも何か?」という根源的な部分に踏み込み、デザイナーとアニメーターの立ち位置の違いにも、触れることが出来ました。
隅から隅まで充実した本になったと思います。


夏アニメの中では、『Classroom☆Crisis』(クラスルーム☆クライシス)第一話を、4度ほど繰り返して見た。

02まず、僕のようなアラフィフにとっては、90年代的な絵柄が落ち着く(キャラデのお二人のキャリアを調べると、割と納得するものがある)。Cというアルファベットを二つ並べたロゴも、ピチカート・ファイヴがお洒落といわれていた時代を思い出す。
(タイトルの中に☆を入れるのは、わざと古くしてるのか?と疑ってしまうほど。)
……こういうセンスに僕が安心してしまうとしたら、『クラクラ』がオジサン向けのコンテンツになっていないか、ちょっと危惧しないといけない。僕の世代には何だか分からないものが流行っている状態が、健全だと思うので。


制作会社のLay-duceは、ボンズの米内則智プロデューサーが独立してつくった会社だ。
火星のクレーターにコロニーを作るアイデアは『カウボーイ ビバップ』にあったが、ボンズ出身のプロデューサー作品と意識すると、やはり納得というか許せてしまう。
(こういう作品は、メカとキャラだけでは成立せず、ハンガーデッキのような特殊な美術デザインのできるスタッフが必要なのです。)

主役メカニックがロボットではなく、戦闘機ですらない試作宇宙船という点も、それゆえ高価で壊れやすいという設定や描写も、いちいち手堅い。落ち着いてしまう。
こんなに安心してしまって、いいのだろうか。『ガッチャマン クラウズ』は第一印象が「俺には、よく分からないものが始まった」で、第5話は「ずっと前から俺が考えていたことを探り当てられた」驚きで、そのギャップにゾクゾクしたものだった。
『クラウズ』第二期の第一話は、「なんだか期待していたものと違う」のだが、日本人特有の「空気」を説明したり、「気分」を可視化したりするくだりには、「きわどいことに触れている」ヒヤヒヤ感がある。

本当に面白いもの、本質に触れているものって、「ちょっと怖い」んじゃないかな。
『クラクラ』も『クラウズ』第二期も最後まで見るけれど……「テレビアニメを自宅で見る」って、映像に触れる手段の中では、いちばん受動的で楽なので、もっと体を動かさないとダメだな。


このままではアニメ業界は自滅する? アニメ制作の「実態調査」が暗示する未来
アニメ業界は必ずしも「食えない」わけではないが、業界全体を下支えする動画マンが、大変厳しい生活を送っている。助成金や補助金では限界があるので、タックスクレジット(税額控除)などの優遇措置で、苦しい制作現場を救おうというアイデア。

しかし本当に、ソフトを売る以外の回収方法はないのだろうか?
七千円の商品を六枚買わせるというのは、とてもニッチな商売ではないだろうか……。

(C)2015 CC PROJECT

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