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2015年6月24日 (水)

■0624■

モデルグラフィックス8月号 明日発売
Mg
●組まず語り症候群第32夜
『レッドホーク連合艦隊これくしょん展開希望』のサブタイトルで、アオシマの「合体巨艦ヤマト」を、見開きで取り上げています。
……これは難しかった。僕も手伝った『アウトサイダー・プラモデル・アート』などで、すでに再発見・再評価されて久しい商品なので、新しい価値を再発見することが困難だった(今回のアイテムのセレクトは、編集部)。

なので、担当編集の意見も聞きながら、自主的に三回ほど原稿を書き直しました。
「愛しすぎて笑ってしまう」感覚は、なかなか文章にしづらい。単に「嘲笑している」と受け取られてしまう。それは価値観の相違なんかじゃなくて、僕の技術不足とひとりよがりのせい。

「組まず語り」も、もうすぐ三年目だし、バージョンアップしないと!


「ネタですよね? ネタじゃなかったらガチですか?」みたいな荒っぽい峻別が、インターネットの根底にあって、どんな繊細な感覚でも、野蛮な攻撃にさらされる可能性がある。
(だからってわけじゃないけど、雑談用のTwitterのアカウントを、別に作ってみた。それだけでも「廣田は逃げた」とか何とか、言われかねないんだけれど。)

古本を売るついでに、三鷹駅前図書館に寄ってみた。
すると、地域の情報を載せたチラシやパンフがいっぱいあって、「こういう、地元への取材を仕事に出来ないかなー」と考えてしまう。(三鷹市にはジブリ美術館や多数のアニメスタジオがあるおかげで、地元に密着しても、アニメとは縁が切れないし。)

三鷹では、アニメの上映会もよく行なわれる。「ブルーレイ&DVDの第一巻が発売決定!」なんていう、業界の都合最優先の薄ら寒いCMより、親子連れが公民館で見るアニメのほうが「生きている」感じがする。
福島県いわき市で『マイマイ新子と千年の魔法』上映会をやったときには、現地の人たちの受けた感覚までは分からなかった……が、この感覚を知らないまま、アニメ業界と接するのは不健康な気がしてきた(おりしも、明日は徒歩で行けるアニメ・スタジオに取材である)。

取材って、やっぱり「人と話す」ことなので。「業務」という頭で人と会うと、場の空気は冷えてしまう。


そもそも、心から面白いものって、「体の芯から面白い」。生理的なものだから、パンツを脱がないと気づけない。でも、ここ数年の僕は、パンツを脱げないのを歳のせいにしてきた。
70歳になっても、パンツは脱げます。ジョージ・ミラー監督が証明している。
 

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