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月刊アーマーモデリング 7月号 発売中
●プラモデル×キュートな女の子 マックスファクトリーの新提案
肌色成型色好きの僕のために企画されたかのような「ミリタリーキューティーズ No.1 ネーネ」の楽しみ方を、読者向けに解説しました。
最初は、もう少し気がくるった感じで書いていたのですが、飽くまでアーマーモデリングの読者層を意識して……とのオーダーだったので、三回ほど書き直しました。
アキバ総研 【懐かしアニメ回顧録第7回】小学1年生の感じた背徳と困惑! 元祖サイボーグ美少女アニメ「キューティーハニー」に漂う昭和のドキドキ!!(■)
文中で触れている、パチンコの『キューティーハニー』。ネットに出回っている動画を確認したら、僕の考えた演出はひとつだけ生き残ってたね。「廣田さんが会社からいなくなったら、この企画、進められない」と言われたけど、それは社交辞令であって、むしろ「絶対にやる」と宣言した人たちが、何もしないまま会社から去っている。
有能な人は、誰に頼まれなくても、「自分だけの目標」を具体的に持っていて、「みんなで相談しよう」「まず、みんなの意見を聞こう」と集まりたがるヤツは、実は何もアイデアがないし、決断力もない。就職期間中に知りえたのは、その事実だけだった。
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時代劇専門チャンネルで『隠し砦の三悪人』。もちろん、1958年版。途中、敵に見つかった三船敏郎が、敵の馬を奪って、二騎を追いかけるシーン。あれは、『ジェダイの帰還』のスピーダーバイクそのままだ。敵に連絡させないために追うところ、併走しながら戦うところがそっくり。
『フォースの覚醒』も、噂話を聞くかぎり、黒澤っぽい展開のようだ。通好みの地味なシリーズにするよりは、「これがスター・ウォーズなのか?」という意外性を期待している。
雪姫役の上原美佐は、なんと『隠し砦の三悪人』がデビュー作であり、この映画のために馬術を習ったという。「いまの日本には、馬に乗れる女優がいない」と嘆いていたのは、『アサルトガールズ』のころの押井守監督。
半世紀前の日本映画は、世界のお手本だった。欧米のマネをしていたのではなく、アイデアも技術も、独自のものだったのだ。
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【実在児童への性暴力写真に関する請願書】について(■)、公開から二週間で、3,700人の方に見ていただいた。
国会閉会まで、あと二週間。「児童ポルノ」の単純所持禁止まで、あと一ヶ月。この一年間、児童ポルノ規制法を主なテーマに、討論会を配信したり署名を集めてきたが、この請願に活動を一本化しようと思っている。児ポ法に対するクエスチョン・マークと性暴力への厳正な対処、両方がこの請願には込められている。
一方、世の中に要望を通すためには、国会への請願だけでなく、いくつかのルートが与えられていることを、他の人にも知ってほしい。
Twitterを見ていると、かつて性犯罪にあった方が、男性への恨みごとを書いている。それは仕方のないことだし、ネットで少しでもうっぷんが晴れるなら、止める理由はない。ただ、社会的な手続きによっても、現状を変えられることを知ってほしいとは思う。
そうでないと、「性犯罪にあってPTSDを発症しているわりに、やけに攻撃的なんだな」と、くだらない揚げ足をとられてしまう。
また、男性側も「痴漢冤罪にあったら、その場で、告発した女性を叩きのめす」など、女性への恨みを隠さなくなってきた。
Twitter上では、しばしば、そのような「暴動」が起きる。実社会で、自分の権利を行使する機会を、ネットの手軽さに奪われているように見える。
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