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2015年5月 2日 (土)

■0502■

昨夜は、ニコニコ生放送で「児童買春・児童ポルノ法」への疑問を語らせてもらいました。タイムシフト視聴で、7日まで見られるはずです(
Bandicam_20150502_003528718兵庫県から上京してくださった河野晃弁護士は、配信にそなえて児童ポルノ法について勉強しなおしてくださり、何が問題なのか、かなり分かりやすい内容になったのではないかと思う。

河野弁護士の意見を要約すると、「法の趣旨は立派だが、内容が趣旨にマッチしていない。児童買春や盗撮など、犯罪行為で撮られた写真と過去に合法的に出版されたヌード写真集を、同じ“児童ポルノ”でくくるのは、無理がある。取り締まる警察だって、困るはず」。
つまり、「少女のヌード写真なんてワイセツだから、取り締まってほしい」のであれば、なにか別の法律でやらないと、「児童の権利を擁護する」法の趣旨に合わない。「取り締まってほしい」という人たちは、条文すら、よく読んでなかったりする。この法律では、児童買春禁止の部分を生かし、「性犯罪によって撮られた被害者の写真のみを罰する」ことに徹するべきです。

そうでないと、ヌード写真集を摘発している警察そのものが、一方では女子小学生を脅迫して裸の写真を撮らせ、それなのに【児童ポルノ】に抵触しない、起訴もされない()という理不尽な事態が繰り返されると思います。
番組の後半で訴えたように、「犯罪過程で撮られた写真でも、性的な刺激がなければ罪にとわれない」最悪の結果を招いているのが、児童ポルノ法なのです。


【懐かしアニメ回顧録第5回】映画第1作「うる星やつら オンリー・ユー」!! 思春期にトラウマを残した悪夢の試写イベントとは!?(
ようやく、僕のコラムらしくなってきたような気がします。名作を名作と呼ぶのは他の人にまかせて、僕は「自分の恥」を主軸に、オタク文化を語っていきたいです。

僕の「ダメさ」にマッチし、「ダメさ」を救ってくれたのは、オタク文化、わけてもアニメーションだけだったからです。
このコラムに関連していうと、テレビ版第一話の胸チラ・シーンはとてもエロっぽく感じているけど、やっぱり、自分の部屋でこっそり楽しむべきものだと思う。「恥」が必要なんですよ。アニメを楽しむには。「恥しらず」では、イカンのです。


帰国後、一本目の映画は『あなたになら言える秘密のこと』。スペイン映画。
(機内上映で見たのは『フューリー』『インターステラー』『アナと雪の女王』など、映画館で見たものばかり。)
9746『あなたになら言える秘密のこと』は、ラブストーリーのコーナーにあったけど、そんなに甘い内容ではない。恋愛要素は、語られる「秘密」の重さに吹き飛ぶ。
誰ともまじわらずに淡々と生きてきた工員の女性は、実はクロアチア人で、内戦時にすさまじい体験をしていた。「クロアチア人の女性が冷たいのは、戦争のときに性暴力にあっているから」と、ツアーガイドの方が話していたが、実際そうなのだろう。

この映画がつくられたころ、僕は愛知万博でクロアチアという国の存在を知った。
パビリオンの映像は美しかったが、プレゼントを配っていた女性たちは、けっして笑顔ではなかった。二度旅行しても分からなかったことを、映画に教えられることもある。やはり、たくさんの国の映画を見なくては。

(C)2005 El Deseo y Mediapro. Distribuida en España por Warner Sogefilms. Todos los derechos reservados.

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