■0527■
pixiv Febri 発売中
●Febri Art Style
本誌からのスピンオフ企画として、背景画で人気のK,Kanehiraさんにインタビュー、誌面構成しました。その代わり、Febri次号のArt Styleは別のライターさんが担当。
この仕事も、ギリシャ旅行直前にやった(一度は断ったはず)と思うんだけど……もう記憶してない。内容は、カッチリまとまっている。
仕事は、予想できないタイミングで入ってくる。本当は、昼過ぎからのインタビューを終えて、帰宅後に別のインタビュー起こしをしたかったんだけど、急な原稿の直しが二本も入ったので、書き直したり書き足したりで、疲れてしまった。
(ただ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の記事のリードに「ヒャッハー!」と書いたら、編集者が本文にも「ヒャッハー!」と書き足してくれて、それは嬉しかった。もちろん、直しはナシ。大満足。)
目がさめてからの二時間は、インタビュー起こしに使いたいから、ブログは夜中に書く。
まず寝る時間を勘案しないと、絶対にスケジュールは組めない。「寝ないでやれば、いつか出来るだろう」という考えの人は、他人の時間を使い潰すことを何とも思ってない場合が多い。(そういう人とは、そっと距離を置く。)
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僕の基準は、「レンタルで映画を見る余裕がなくなったら、仕事のペースが乱れてきている」。いつだって何かしら借りてきてあって、眠くなる前に見終えるぐらいでないと、十分に仕事の時間が確保されているとはいいがたい。ただ、三時間前後の映画を借りるときには、計画性が必要だけど。
Twitterで「客観的な裏づけのない自己解釈だけの情報を、あっさり信じてしまう」タイプの人が、ブログを書いているという。何を書いてるんだろう?と、見にいってみた。そこには、ベスト映画とワースト映画の順位が書いてあった。どれも、興行収入ベスト10に入った話題作ばかり。「なるほどな」と思った。
「こんな無名の映画、誰が見るの?」という作品は、目に入らない。情報の入り口が、狭いんですよ。マニアックな映画を狙って見ろ、と言っているんじゃない。「いい加減に見ろ」ってことなんです。「たまには、騙されてやるか」という余裕のない人は、かえって騙されやすい。「私は決して騙されない」と、タカをくくっているから。
マニアックなデータ整理は、黙っていても、年寄りたちがやるんですよ。
ただ、自分の血を新しくするには、自分の欠点を織り込んで、意志をもって習慣化するしかない。背筋を伸ばそうと意識しなければ、僕は猫背になってしまう人間なので。
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だから、おそろしいですよ。「興収ベスト10の中からしか、見た映画のタイトルが出てこない」としたら、その人間の情報の集め方がバレてしまうでしょ。そんな程度の集め方しかしてないから、せっかく見た映画をベストとワーストに分けてしまえる。雑な見方してるなあ……と思ってしまう。
すべて、関係性なんですよ。付き合っている人間を見れば、その人の仕事観や人生観も分かるでしょ。ダメな人は、ダメな人同士でつるむ。向上心がないから。
「俺はダメではないんだけど、心が広いから、ダメなヤツとも付き合ってやってる」という人は、時間を無駄に使っている。憐れみで人と付き合う、なんてのは、割と酷いことなんです。お互いのためにならない。綺麗じゃないですね。
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