« ■0205■ | トップページ | ■0211■ »

2015年2月 8日 (日)

■0208■

Febri Vol.27 10日発売予定
Photo 
Febri Art Style 構成・執筆
今回は、6ページに増えています。『花とアリス殺人事件』の美術監督・滝口比呂志さんインタビューと、本編で使われた背景美術を掲載しています。
『花とアリス~』試写会の直後( )は、同じロト・スコープ作品である『惡の華』をなかったことにされるのがイヤで、まとまりのない感想を書いてしまった。前作『花とアリス』の前日譚を映画化する企画は、『花とアリス』公開のころからあったらしく、アニメにしたのは「俳優が歳をとってしまって中学生を演じられない」都合が大きいような気がする。そういう意味からも、「アニメ」として見る必要はない。モノクロ映画を見るような気分が、ちょうどいいんだろうと思う。


●『神撃のバハムートGENESIS』 全話解説・コラム
全話解説は、公森直樹さんと半分ずつ担当しています。僕は、第二話のアーミラが酔っ払って踊るシーンのGIFを見て、『
GENESIS』を知ったんです。あのシーンは作画はもちろん、カットワークにも酩酊感があって、手描きアニメならではの表現になっている。
コラムは、さとうけいいちさんのデザインワークについて書いています。十年以上前の「動画王」が、まさか役に立つとは……。


『Gのレコンギスタ』第19話、『2001年宇宙の旅』のような船内マラソンから力を合わせて船Djqbkrvxi_2
外での運搬作業、オーロラのようにきらめく宇宙線、格納庫で働く人たち……の流れで、ひさびさに涙腺が緩んだ。音楽の演出がいい。特に、格納庫のシーンはマニィの寂しい心情を汲んで、ピアノから入っているのが綺麗。実は、アニメの音楽演出は実写映画とは比較にならないぐらい優れている。誰も取材しようとしないだけ。音響監督の木村絵理子さんのプロフィールを見れば、なるほどと納得すると思う。
『Gレコ』はストーリーが難解だと言われるけど、今回は誰がどこの出身で、どんな理想を抱いていて、世界の構造がどうなっていて、なぜ主役メカが主役たり得るのか、すっきりと整理できた。状況が分からないなりに、ここまで敵味方入り乱れて進んできたけど、みんなで来られて良かったね……という感慨もある。

僕は、イベント上映のときに劇場パンフ用に吉田健一さんにインタビューしていて、そのときに「金星まで行く」という話は聞いていた。その前にトワサンガ(永久の山河を夢見る人々……というのは公式設定ではないらしい)という場所が出てくる、とも聞いていた。
そのインタビュー時に頭に浮かんだ広大な冒険譚が、ようやく像を結んでくれた。ビーナス・グロゥブの勢力が悪役として登場してきたのも、いいアクセントになっている。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の方は、公式な試写会があったらしいけど、僕は松竹の会議室で先月、見せてもらった。
僕は、富野由悠季監督が放送前に書いたラフな宇宙世紀年表が好きなんだけど、『
THE ORIGIN』は、飽くまでも登場人物たちの過去。キャラクター中心。あの年表を解釈したプリクエル、という趣きは薄い。キャラクターの作画は、絵の崩し方といい、おおらかでゆったりしていて気持ちがいい。

ただ、僕は「これはオジサンには分からんわ」と戸惑うようなコンテンツに、未来を感じる。ビジネスとしては、オジサンに合わせるのが正しいし、僕もそれで食わせてもらっている。ただ、文化というのは金儲けだけではない、伸び代の部分が大事だと思う。オジサンに向けたものばかりだと、オジサンと一緒に死に絶えてしまうので、どう育つか分からない雑草のいっぱい生えてる状態が健全だと思う。


(C)創通・サンライズ・MBS

|

« ■0205■ | トップページ | ■0211■ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106227/61098946

この記事へのトラックバック一覧です: ■0208■:

« ■0205■ | トップページ | ■0211■ »