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2015年1月15日 (木)

■0115■

EX大衆2月号 本日発売
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●タイムボカンシリーズ魅力解剖
タツノコプロの長尾けんじさん、依田健さんに、『夜ノヤッターマン』のこと、過去のタイムボカンシリーズのことをインタビューしています。
『夜ヤッター』は三悪が主役なので、過去シリーズの三悪にスポットを当てた解説も書きました。
こういう、少ない文字量で正確な情報を書くには、複数の資料に当たって、不必要な情報は無視して、使えるところを掬い上げるセンスが必要。取捨選択と要約ができないと、単なるコピペになっちゃうんですね。


『性犯罪被害にあうということ』という、レイプ被害者の手記を読んでいて、痴漢に合うたび、フラッシュバックのような体験が起き、そのたびにトイレで吐いてしまうという描写が出てきたので、驚いた。
僕も、最初に付き合った女の子からは、たまに痴漢被害の話を聞かされた。未成年者が、初めて異性に身体を触られるのが痴漢被害によるもの……という説に、今さらながら説得力をおぼえる。男性が想像する何倍、何十倍も、痴漢被害は深刻だ。

ところが、女性専用車両を肯定したりすると、Twitterでは大いに絡まれる。「女尊男卑」を標榜する人たちがいて、女性専用車両はもちろん、「日本社会では女性が優遇されすぎ、男性が差別されている」、中には「黒人並に差別されている」という人までいた。
僕には、ネトウヨの幻想する在日特権と変わらないように聞こえる。ようは、自分個人が不遇な思いをしているだけなのに、「在日外国人が得している」「女性が優遇されている」と、話を公の問題にすり替えている。

はてな匿名ダイアリー『元露出狂が綴る防犯対策』()の中に、「人生を充実させたらいいかもしれません。僕は人生でうまくいかないことがあれば、露出の頻度が高まる傾向にありました」という一文がある。
どうすれば人生が面白くなるのか、どうすれば充実するのか。それを徹底的に考えたうえで、まだ他人のせいに出来るかどうか。自分の人生が楽しければ、無闇に他人を攻撃するヒマなどなくなるだろう。


僕の不満はといえば、児童福祉的な立場から性虐待・性暴力に反対する人たちが「児童ポルノ」という概念に対して、やけに鈍感というか、あえて現状のまま放置しているのではないか?という疑念。
児ポ法改正案提出者の遠山清彦議員が、「性的虐待が実際に行われているが、顔のみを写した動画ということでございますが、顔のみが描写をされていて性的部位が描写されていない場合には、本法に基づく児童ポルノには該当しないということになります」と法務委員会で述べたとおり()、児童ポルノを禁止しても、性虐待は決して減らない。むしろ、性虐待をお目こぼしする法律が「児童ポルノ禁止法」なのだ。
(書きづらいことだが、顔面に精液をかけられた児童の写真は「児童ポルノ」ではないため、今でもネットに出回っているという。)

公開討論会に参加してくださった土屋正忠議員も、性虐待の解決策については、話をはぐらかした。児童福祉の立場に立っている人たちも土屋議員と同様、性虐待と「児童ポルノ」をわざと切り離して、後者を「わいせつ物禁止」のために存続させようとしているかに見える。
わいせつ物を禁止したいなら、刑法175条なりで対応すべきであり、児童権利の保護を訴えながら性虐待の記録画像を無罪放免するような誤った法律を活用すべきではない。

僕は「児童ポルノ」という呼称自体に問題があると思うので、「児童性虐待記録物」と呼ぶよう、ポストカードを自費で刷って、せっせと市議会議員や都議会議員に送付している。

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