« ■1116■ | トップページ | ■1123■ »

2014年11月20日 (木)

■1120■

友人の強い勧めで、中野ブロードウェイの「深堀隆介展」()へ。
2_isou僕の写真はボケボケで何だか分からないので、上記リンクから、公式の写真を貼っておきます。これは立体の金魚ではなく、絵です。
透明なエポキシ樹脂の上に金魚のパーツを描いては、上から樹脂の層をつくり、また金魚のパーツを描いては樹脂を流し……という工程をくり返して、三次元空間に配した二次元のパーツのみで、立体的に表現しているのです。

近くで見ても、「あれ、やっぱり立体?……いや、絵だな」と、トリップ感を味わえます。
僕がとても嬉しかったのは、エポキシ樹脂もアクリル絵の具も、そこそこ知っている素材だったからです。どちらも、魔法のマテリアルではなく、不便なところもあります。それを物ともせずに、地道な作業のみで「この世に無いもの」を作る、その姿勢に惚れました。いさぎよく、堂々としています。
「工夫次第で、ここまで行けるんだ」と、元気づけられた気持ちにもなりました。

友人が言っていたのですが、10年ほど前の作品は「今ひとつ」な出来です。10年かけて、見違えるように進歩したことが分かる展示の姿勢も、小気味いい。
12/2まで、中野ブロードウェイの小さなギャラリーで開催しています。


CSで、『MS IGLOO-1年戦争秘録- 』第二話。モビルタンク、ヒルドルブの話。
実は、松戸バンダイミュージアムでの上映時、僕は、第二話までパンフを手伝っていた。第二話は大野木寛さん脚本、絵コンテはカトキハジメさんで、群を抜いて出来がいい。
Romo_lampkin___cc___685x385ゲストのソンネン少佐の声が、『ギャラクティカ』に出てきた弁護士、ロモ・ランプキンの吹き替えの人に似ているなあ……と思ったんだけど、天田益男さんは、『ギャラクティカ』には出ていない。
それで、役名の明記されていない「その他」のキャストをしらみつぶしに調べ、ランプキンの声は、隈本吉成さんだと分かった。

隅本さんの舞台の動画を見ても、ちゃんとランプキンの声、あの「話すのも面倒なんだけど、お前とは口ぐらいきいてやるよ」といった、寂しがり屋な雰囲気がある。
同じ事務所の声優さんは出てないから、バーターで割り当てられたのではなく、「ランプキンは隈本吉成さんしかいない」と、『ギャラクティカ』の日本語版制作スタッフが決めたはずなんだよな。
そして、隈本さんはランプキン役のマーク・シェパードの声に引っぱられることなく、自分でランプキンという役柄を演出、造形している。優れた俳優さんって、本当に「話し方」そのものが「作品」なんだよね。


で、今はいろいろ仕事してます。僕の提案した企画が動いてもいるし、提案された企画は実作業に入っています。

でね、あいかわらず、ぜんぜん返事のない人は、何も考えてないね。考えてる人は、「ちょっと待って、検討させてください」と即座に返事くれて、「こことここさえクリアすれば、何とか進めます」と、具体的に言ってくれるもん。
返事のない人を、「どうなりましたか?」と突っついても、「あー、それダメになりました」「忙しくて忘れてましたー」とか、「早く言えよ!」ってことしか出てこないもの。
だから、のろい人に当たってしまった場合は、先に代案を進めておく。僕らは忙しくならないように先手先手を打ってるのに、あなたが「忙しい」を言い訳にグズってるだけよって話です。

(C)2014, Syfy. All rights reserved.

|

« ■1116■ | トップページ | ■1123■ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■1120■:

« ■1116■ | トップページ | ■1123■ »