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2014年11月26日 (水)

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機動戦士ガンダムUCインサイドアニメーションワークス2 28日発売
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冒頭のストーリーパート、後半のメカニックパートの構成と執筆を担当しました。本のコンセプトは「オールカラーによる作監修正集」です。

特にメカニックのページは、ガンプラを作る人は、ぜひ見てほしい。立体の把握と構成の仕方が、まさにプラモデル的な説得力を持っています。過去の宇宙世紀モノは、やはり作画が突っ走っていて、カットごとの整合性は後回しだったと思う。だけど、メカニック総作監の玄馬宣彦さんは、全編を通じて破綻をなくし、カッコよさの基準を明確にするため、あちこちで微調整しています。
(その玄馬さんの方針が後半では浸透していったので、エピソードの前半に比べると、実は総作監修正は少なくなっています。)

台割の段階から、足りないキャラやメカをリストアップし、すでにデータ化されている作監修正をより分ける作業から着手しました。
キャラクターパートは日詰明嘉さんの担当なので、構成と画像選定はお任せしたのですが、山のように詰まれたカット袋を運んだり整理したり……の肉体労働は、担当編集と3人がかりで数日かかりました。紙の上の作業に入れたのは、ずっと後ですね。
年内、まだいくつか取材やコラム執筆が残っているけど、このムックを作った時間、場所、どれも忘れがたい。埼玉県の貸し倉庫で、何も食べるものがないから、国道を渡って、誰もいない殺伐としたラーメン屋へ駆け込んだりね。靴の裏が焼けつくような、晩夏の光景だった。


レンタルで、『トガニ 幼き瞳の告発』。
Mv49853l韓国映画は、暴力描写がエグい。そんな印象がある。『息もできない』のラストも、精神的に後をひきそうな痛みの描写が、いつまでも心に残っている。『親切なクムジャさん』も、キツかった。
『トガニ』は児童虐待がテーマ。なので、それなりに覚悟して見たほうがいいだろう。

映画の後半では、生徒たちに性虐待を加えていた校長以下、3人の教師が法廷で裁かれる。社会的に身分の高い、地元の有力者。性虐待・性暴力の加害者は、どういうわけか偉い人ばかり。『なかったことにしたくない』の東小雪さんの父親も、その地方では、誰にも名前を知られた名士だった。
そこに目をつむっている人が多すぎるんだよね。児童福祉的な立場から性虐待を問題視している人さえ、やっぱり「社会風紀が悪い」と、手近なところに原因を求めたがる。家父長権の横暴さと対峙しようとしない。家庭内の支配と服従の図式から、目をそむけている。それは、男親の横暴さに屈服しているも同然なんですよ。

18禁ゲームやジュニア・アイドルを犯罪視するぐらいなら、国会議員がとっくにやってるよ。性虐待の専門書に近い本を読んでいる人たちが、浮世離れした国会議員と同じように「社会風紀が悪い」と、甘っちょろいことを言っている。思考がフラット化している。真実に肉薄してない。(例えば、盗撮については騒ぎ立てても、自画撮りについては口をつぐむ。)
だからといって、僕が動くと、「あいつこそが犯罪者」と陰口を言われる(笑)。最下層で僕らが狙撃しあっているうちにも、家庭内で沈黙と服従を強いられている子たちがいるんじゃないでしょうか? 一体いつまで、その子たちはほったらかしにされているのだろう?

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