■0929■
『スーパーフェスティバル66』にお越しの皆さま、ありがとうございました。今回は、初の試みとして、自分で改造した『ダンバイン』と『バイファム』の完成作品を販売してみました。
しかし、あまり目にとめてもらえないので、ダンボールの切れ端に、即興で宣伝文句を書いてみたところ、『ダンバイン』の方は、すぐ買ってもらえました。
その場で宣伝文句を考えるのは楽しく、どんどん新しいコピーを書いて貼っているうち、売れなかった商品が売れていきます。普通は、聞かれてから話すようなことを先回りして、「貴重な絶版キットなので、ここで売れなかったら、私が作っちゃうぞ!」などと書いておく。すると、何時間も動かなかった商品が売れます。
ポップづくりの面白さを発見したので、次回も絶対に出店したいし、仲間のギムレットさんやべっちんさんの個性が出るよう、僕らのお店「Hard Pop Cafe」を積極的に変えていきたいと思いました。
そういう話をしながら、コンビニの前で打ち上げをしている時間は、ホッとします……。
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『3歳から8歳まで叔父から受けた性的虐待。札幌高裁は「魂の殺人」の主張を容れ被害者の請求、大半を認める』(■)
とても分かりやすく解説してあるので、ぜひ読んでください。ようは、幼児期の性虐待が原因で精神障害になってしまった女性が、成人になってから加害者の叔父を告訴し、損害賠償を勝ちとったわけです。
逆を言うと、子どもの頃に「性的に虐待された」と自覚して、成人になって訴訟を起こしたとしても、「時効」があるので認められない場合がほとんどのようです(性虐待被害者が、大人になってから訴訟を起こした例は、過去にもありました)。
他のメディアでも、取り上げられています(『PTSD訴訟で被害女性が「逆転勝訴」 30年前の性的虐待の損害を認定』■)。
この裁判で被害者が勝訴したことにより、過去に性虐待した、あるいはいま性虐待している大人たちは、覚悟しないといけません。
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統計上も数少なく、「家族の問題だから」と切り捨てられることの多い性虐待を防ぐことは、「ウソをつかねば生きられない社会」を切り崩すことにもつながります。
ツイッターで、「エロ漫画を読んでいるヤツが親になったら、性虐待するんじゃないか」「女の赤ちゃんが生まれたからって、喜んで“お風呂に入ろう”などと言っているような親こそ、性虐待するんじゃないか」と言っている人たちがいます。
性虐待を防ぎたいのか、性犯罪を犯しそうな男を攻撃したいだけなのか、よく分かりません。自分の名前も身分も隠したまま「こういうヤツが犯罪者なんだよね」と愚痴ったところで、社会はピクリとも動かない。最前線で毎日戦っているNPO法人に寄付するなど、具体的行動は、いくらでもあるだろうに……。
男性性とか、男の性欲が憎いというのは分かるんです。世の中全体が、力づくの「男らしさ」に、厳然と支配されていると感じるから。
だけど、憎悪だけをみなぎらせて、ツイートしたので気がすみましたでは、世の中の空気が濁るだけでしょう。
あしたは、性虐待にあった知り合いの女性とひさびさに会って、話をしてみようと思います。ただ、その女性が希望しないかぎり、ブログに話の内容を書くことはありません。
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