■0809■
Febri No.23 本日発売
●『シドニアの騎士』プロダクションデザイナー 田中直哉インタビュー
いつもの美術ページですが、『シドニア』の特殊なワークフロー上、美術監督さんではなく「プロダクションデザイナー」にインタビューしています。
単に背景画とセル(3Dキャラ)を重ねるのではなく、最初にどうのような映像にするのか設計する『シドニア』のワークフローは、実写SFX映画に近い。途中素材を大量にいただいたので、メイキング風に構成したのですが、「Febri」は飽くまでも「ビジュアル」を見せる本なんです。
なので、いつもの美術ページを見せる体裁に、レイアウトを修正。
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ここ何日か、不思議な夢を見ている。
高校のころ、初めて付き合った女の子と、自転車を二人乗りする。新しい街。新しい人間関係。父親からの逃避(これは、忘れた頃、いつも夢に出てくるテーマだ)。
自転車で、気の向くまま、見知らぬ街を二人で走っている。食べたいものを見つけたら、「これ、二人分ね!」と、自転車から降りようともせず、店先から声をかける。
足の裏が地面から浮くような解放感……。だが一人になると、新しいお店に入って、注文のしかたが分からずに戸惑ったり迷ったり、早く家に帰らなくては……と焦ったりしている。
去年10月のクロアチアでは、なんでもない街路を歩いていて、なぜか涙が出そうになった。
平日の午前中、芝生の中にある小さなブランコで、母娘がひっそりと遊んでいた。
彼らに何か感情移入したのではなく、むしろ、彼らがあまりに僕と無関係だから――、「自分はひとりだ」と、解放感をかんじたのだろう。
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海外在住の長い友だちが、旅のハウトゥ本を贈ってくれた。半年ぐらい先の航空チケットなら、かなり安くとれるんじゃないか?と考えはじめている。
海外旅行が面白いのは、入り口と出口さえ間違えなければ、あとはいくらでも自由に過ごせるところだ。道に迷っても、ホテルに帰りつけさえすれば、チェックアウトは出来る。チェックアウトできれば、次の目的地に向かうことが出来る。バスや電車を間違えさえしなければ(間違えないように事前に調べておくのが、また面白い)、また次のホテルで荷物をおろして、そこから先は自由……。
まさか翌日、酔いつぶれるわけにはいかないので、ビールは2本まで。日本にいるときの僕より、よほど計画的だし、節制もしている。
そんな自分を知りたいから、また旅に行きたい。日本にいても、自堕落になる一方だ。
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明日、ゴー宣道場に行ったら、14日はコミケ近辺でのチラシ配りのお手伝い、15日は福島県いわき市へ一泊旅行。17日のオフ会には最低おひとり見えられるので、いろいろ雑談するつもり。
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