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2014年8月 6日 (水)

■0806■

月刊 創 10月号 明日発売
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●『児童ポルノ法改正後、表現規制はどこへ行く?』

自民党の土屋正忠議員、日本ユニセフ協会へ取材を行いました。「表現規制派ばかりじゃないか!」と怒られそうですが、まずは規制したい側の言い分ぐらい聞けないと、話し合いもできないと思います。

最後に、規制推進も反対も関係ない児童保護施設に取材したのですが、そもそも、創作物の対立図式に巻き込まれるのが迷惑らしく、取材後に掲載を断られました。
ですから、記事の最後には、そうした経緯も書いてあります。僕は、「規制派vs反対派」なんて構図から、何か建設的な議論が生まれるとは思っていません。児童保護の最前線では、「漫画? アニメ? 私たちは生身の子どもたちを相手にしているのですよ」と、必ず言われます。


……と、地道に取材活動していこうと考えていたのですが、思わぬ議論の場に出ることになってしまいました。
漫画家・小林よしのりさんの『ゴー宣道場』というイベントで、10日開催です()。ツイッターで「危ない日本語として児童ポルノ法が議題にあがるそうなので、例の署名の話をされては?」と誘われて応募したのですが、児ポ法の話だけして帰られる雰囲気ではなくなってきました。

児ポ法の与党改正案にあった、「漫画・アニメなど創作物の研究」は、外されたはずです。
ところが、新聞や雑誌が「だけど、過激なアニメが世界の恥なんだよねー」と、話を蒸し返すわけですよ。『ゴー宣道場』も、まあ似たような雰囲気でして、ブログに「児童ポルノ漫画アニメのオタク」などと書かれてしまいました。
僕は、二次元の世界にしか安息を見出せない人たちの味方でありたいので、「漫画アニメのオタク」と呼ばれるのは構いません。だけど、「児童ポルノ漫画アニメ」などという乱雑な造語が出てきてしまうのは、法律の趣旨すら理解していない証拠です。

僕のほかに、二人の方が出場しますが、名前や顔の割れている僕とは違いますので、現段階でこうまで叩かれてしまって、大丈夫かな?と心配しています。


僕のベースには、やはり「児童ポルノではなく【児童性虐待記録物】と呼んでください」署名()があります。
署名開始当初は、附帯条項に漫画・アニメの研究が入っていたので、「表現の自由を守る」意味あいが強かったと思います。今は、「性虐待を防ぐ」ための主張です。

ツイッターで、明らかな「性虐待の記録物」(写真)を発見したので、それは警察に通報しました。翌日には削除されていましたが、いい気分じゃないですよ、通報なんて。
吐き気がしたし、声を出して泣きもしました。でも、性虐待の実態を知ってしまうと、「見なかったフリ」が世の中を閉塞させていると分かりますから、誰かが通報しないといけない。(だって、あれだけ法改正にうるさかった人たちは、汚れ仕事はイヤなわけでしょ?)

……静かに暮らしたかったね。また、ヨーロッパにも旅行したい。
お酒抜きの、大人っぽいデートも懐かしい。みんな、離れていってしまったのか?と、たまに呆然とする。


ノルウェー、スウェーデン、ポーランド、フランス合作の『孤島の王』。
Kongenavbastybilde5_1ノルウェー沖に実在した島の、少年院のような閉鎖的施設での抑圧と反抗を、冷たい映像で描く。
この映画にも、「収容されている少年を、立派な立場の寮長が性虐待する」シチュエーションが出てくる。僕の女性の知り合いが、「子どもへの性虐待は、性欲ではなく支配欲ではないか」と話していた。

社会的強者による抑圧と……、抵抗と逃避か。いまさら、人並みの幸福はいらない。ただ、自由でありたい。
(C)les films du losange

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