■スウェーデン旅行記・6■
■4/17-1
三泊したホテルをチェック・アウトして、今日はゴットランド島まで向かう。
ゴットランド島へは、フェリーで3時間。往復のチケットは、日本で予約してある。ストックホルム中央駅から、フェリーの出発するニーネスハムンまでのバスも、同時に予約した。ところが、バスの乗り場が分からない(予約サイトにも書いてなかったと思う)。
とりあえず、中央駅まで、地下鉄で向かう。
フェリーは12時50分発なので、その時間に、ニーネスハムンに着いていなくてはならない。
ターミナルのインフォメーションに行くと、昨日、カクネス塔へのバス停を教えてくれたお姉ちゃんが、今日は半そでの白いシャツを着ている。9時45分のバスがあるという。ちょっと早いが、それに乗って、ニーネスハムンへ向かうことにする。
(日本でプリントした、フェリー用のチケットを持っていくと、運転手がバーコードを読み取って、バスに乗せてくれる。ターミナルで買った、バニラ味のドリンクを車内に持ち込む。)
■4/17-2
一時間ほどで、ニーネスハムンに到着。僕の乗るフェリーの出発までは、一時間以上もある。船内のレストランは高いうえに混む、と聞いていたので、フェリー乗り場のスタンドで、ハンバーガーとコーヒーを注文(計59SEK)。
スタンドのお姉ちゃんが、「Our hamburger is…」と一生懸命に説明するのが、なかなか可愛い。手で、大きいわっかと小さいわっかをつくるので、「Big」と答えると、写真のようなものが出てきた。うまいし、ボリュームがあるのだが、ソースがこぼれて大変。
一時間ほどすると、僕の予約したフェリーの乗船手続きが始まった。
受付のオバチャンが「Hallo」と、笑いかける。僕は基本的に不機嫌なツラをしているので、昨年のクロアチアでも「どうしたの、元気~?」とからかわれたことがある。
フェリーで予約したのは、船尾席。ゆったり座れて、ついウトウトしてしまう。エコノミー・シートを見に行ったら、巨大なフードコートのような感じ。グループで来ている人は楽しそうに食事しているけど、ひとりで来ている客は、ちょっと気まずそうに、本を読んで周囲の喧騒を無視しようと必死だ。僕の苦手なムード。
帰りはエコノミーを予約してあるのだが、船尾席に変更できないだろうか? 手持ちの資料をあさってみると、1,500円程度で変更可能なようだ。
船内の売店が空いてきたので、ドリンクを買う。25SEK。船内には、子供たちが退屈しないよう、保育室まであった。
■4/17-3
16時ごろ、ゴットランド島に到着。まだ、陽は高い。
荷物は重たく、坂道がキツい。ホテルの場所が分からない(持ってきた地図が分かりづらい)。おまけに、イースターを祝う仮装した子供たちの大行列に出くわしてしまい、しばし呆然と立ち尽くす。
ところが、ホテルは港から遠くない場所にあった。玄関から、「おお、こんな豪華?」と驚いたのだが、内装はもっと素晴らしい! 浴室には体を伸ばせるほど大きなバスタブがあり、広くて清潔。ソファにもたれて、窓からの海風にあたる。
それから、カメラと財布をもって、とにかく町(ヴィスビーという名前)に飛び出した。見どころは、教会の廃墟群なのだが、とりあえずそれは明日にして、ぶらりと散策してみよう。
■4/17-4
コートを置いてきてしまったので、すさまじい寒さに耐える。
大きな玩具店があり、カーニバル帰りの子供たちで賑わっていたのだが、やがて人影はまばらになっていく。
町には、高級そうなレストランが7~8軒ほど。お腹をすかせていると、SUBWAYがあったので、生まれてはじめて入店してみる。
SUBWAYは、パンの種類からサンドイッチにはさむ野菜、スパイス、ソース、すべて選ばなくてはならない。つたない英語でのやりとりなので、オバチャンもイライラしている。
しかも、店内で食べるつもりが、袋に入れられて「ハイ」と渡されてしまう。
砂が舞い上がるほどの風の中、やむなくサンドイッチとコーラを歩き食い。ソースがジャケットにこぼれ、泣きそうになる。
せめて、暖かい店内で、ゆっくり座れないものか? 思い切って、手近なレストランへ飛び込んだ。(つづく)
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