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スウェーデン旅行まで、あと二週間。途中、ゴットランド島へ行くにしても、2日ほど滞在期間が長すぎ、物価高にもビビっている。コーラが360円とか、考えられない。
4月14~17日 アレクサンドラホテル(ストックホルム)
4月17~19日 クラリオンホテル ヴィスビー(ゴットランド島)
4月19~21日 メトロホテル(ストックホルム)
2日間有効なストックホルム・カードは、バス・地下鉄のり放題で、美術館などの観光施設もフリーパス……だが、なんと一万円もする。
しかし、言葉の通じない異国の町を、ぶらりと歩く解放感は、何にも替えがたい。
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児童ポルノ規正法の厳罰化を推し進める平沢勝栄議員の、昨年7月の動画。(■)
「親が自分の子供に見せられるんなら、私は児童ポルノに当たらないと思う。だけど、親が自分の子供に見せられないものを、表現の自由だ何だかんだと言うのはね、これは私は、表現の自由だって無制限じゃなくてね、やっぱりちゃんと制約があるわけですから、ある程度の制約はやむを得ないし、諸外国の例を見ても創造物、漫画でもある程度規制しているわけですから」と、児童ポルノ法を公然わいせつ罪、青少年保護育成条例とゴッチャにしている。
「中にはね、親が子供の水浴びの写真を撮ったら、罰せられるんだとか何とかかんとか言っている人がいますけれど、こんこなとが出来るはずがないんです。」――司会者も笑っているけど、アメリカで一歳の子供に授乳している写真を父親に撮らせた母親が、2003年に児童ポルノ単純所持で逮捕されている(■)。「諸外国が」「諸外国が」という割に、なにも調べてないんだな。
この人はリベンジポルノについても、「いまネットのね、リベンジポルノのところにアレしますとね、そういう裸の写真だとかそんなのが、山ほど出てくるわけ」と、アバウトなことを言っている。山ほど出てくる? リベンジポルノを集めたサイトでもあるんだろうか? とにかく思いつきと思い込みが多すぎる人だ。「欧米に比べて日本は遅れている」という紋切り口調も幼稚っぽい。こういう雑な人間に、法律をいじらせるのは大変危険。
これはやっぱり、何か動かないと気がすまないよなあ……。こんな頭の悪い人に過大な権力を持たせてしまって、私は何も反対しませんでしたでは、気がおさまらない。
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上記動画で、平沢議員は児童ポルノ法厳罰化について、こんなことも言っている。「アグネス・チャンなんかは、私のところまで来てね、これ(厳罰化)是非やって欲しいと。あの人はユネスコのいろんなことをやってますんで、百何万人の署名なんかも集めて、是非やって欲しいと強い要望……私に要望書を出されましたけど。」 ユネスコ? アグネスは日本ユニセフ協会ですよね? 「ユネスコのいろんなことをやってます」って、味方の情報までアバウト。アグネスが児童ポルノ法についての要望書を出したのは民主党宛てであって、署名は11万人分。百万人ではない。
これほど物事をオーバーに、裏もとらず、その場かぎりのデタラメな解釈で放言している元警察官僚が「警察は捜査権を乱用しません」などと言ったところで、どこの誰が信用する?
他人を罰したい欲求は、日本人の欠点だと思う。人に対しても作品に対しても、「はい残念でした」と努力を認めない。まずはともかく欠点を探し、それを絶対に許さない。
どこへ行っても「○○は犯罪です!」という脅迫的なキャッチフレーズが貼られている。懲罰なくして社会を維持できない。本当は、誰もが自分の存在を認めてほしいと願っているはずなのに。
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映倫からレーティング指定を受けられなかった5月公開の映画『ヴィオレッタ』、クラウドファンディングで宣伝費を募っている(■)。
映倫は、責任とりたくないんだよ。「児童ポルノを許諾した」と後ろ指さされたくないんだろ。罪悪感をかかえたくない臆病者ばかりだね、この国の偉いジジイどもは。
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